先日の「精工舎スリゲル1号 3機目」でも書きました「上宮飾り」。
材質が欅ということで手間も掛かります。(何せ硬い木材)
ただ、彫刻部分は材質が固い分、苦労もしますがエッジがたって見栄えも宜しいです。
先日の「精工舎スリゲル1号 3機目」でも書きました「上宮飾り」。
材質が欅ということで手間も掛かります。(何せ硬い木材)
ただ、彫刻部分は材質が固い分、苦労もしますがエッジがたって見栄えも宜しいです。
数々の「ALL LEAD製」の手回しミシンをご紹介して来ましたが、この「ALL LEAD社」は
何種類のミシンを製造して来たのか分らなくなるくらい、少しづつ違いがございます。
宜しければ、当ブログのカレゴリー欄「ミシン」で見て頂くと違いが分かります。
今回ご紹介する「手回しミシン」は初期型であることは間違いございません。
金細工模様の残存率は落ちるものの各メッキ部分の状態は比較的良い方です。
(最も磨きは掛けて仕上げております)
このタイプの多くが欠品してます「半月状」の蓋が珍しくオリジナルのまま残っています。
そして、当時のオリジナルパーツ(T型定規に三つ折りアダプター他)も付属しています。
カマを持ち上げると内部に当時の「検査済証」も残っております。
こちらは初めて観る、上蓋内部に表示がしてある「糸通し方法ラベル」。
当然、試縫いも行っております。
木製ケース蓋の各金具類は錆を落とし再塗装を施しています。
金具取り付けマイナスビスについても新品に入れ替えています。
ケースの状態も先ず々です。
ALL LEAD製初期型手回しミシン: 現状¥38,000-(送料別)
新年明けましておめでとうございます。
本年も当ブログ「showa土花亭」を宜しくお願い申しあげます。
下に写る一見、何の変哲もない小さな書棚。。。(相当、古いですが・・・)
実はこの書棚、引違いの扉のガラスには何と「ニカワガラス」が使われております。
明治、大正から昭和初期の辺りまで、現在の「型ガラス」が誕生する以前に使われていたガラス。
和紙張りの障子というもに慣れ親しんで来た日本、和紙の代わりにガラスなるものを建具に入れる
ようになると今度は中が丸見えの透明ガラスに不便を感じるようになる。
「スリガラス」というものは有るものの、出来れば明かりを採りつつも中が見えそうで見えないような
ガラスは出来ないのか・・・。そこで考え出されたのが「結霜ガラス」。
スリガラスの上に膠の水溶液を塗り低温で加熱する。すると、収縮した膠がガラスの表面を削り取り
剥離したように削られた部分が透明になる。
その結果、全体にシダの葉のような、はたまた鳥の羽のような綺麗な模様がランダムにできる。
そんな、今では滅多に見ることが出来ない「ニカワガラス」。
何処かで同じようなガラスを見る機会に恵まれましたら、それは「ニカワガラス」であることを認識してください。