手元に届いた時の状態は頗る悪く、15寸程(直径45センチ)のペイント文字盤は御覧の有様。
同じく直径23寸(約70センチ)にも及ぶ木枠も木枠風防共々下部を一旦、解体する羽目に。
結構な手間暇を掛けてやっと時計として仮の剣を付け可動させる段階まで辿り着く。
ムーブメントはオリジナルの英工舎製で正時の時打ち調整と注油のみで元気に稼働する。
渦リンも英工舎製オリジナル。ゴングの位置を調整し柄に似合わない可愛い音を奏でる。
文字盤も修復(リペイント)し、特徴的な剣(長針は大時計には欠かせないバランスウェイト付き)で大迫力の特大丸時計は蘇る。
鶴巻時計店英工舎/大時計23寸丸:昭和初期-非売品