それまでの「ままごと」とは違い実際に料理が出来、小さい頃にこれで遊んだ経験を生かし
料理人になった方も多数おられるという、「アサヒ玩具」が1969年に発売した「ママ・レンジ」。
当時、¥2,500円という、玩具にしては高価な値段にも関わらず17万個も売れたという逸話も残る。
今回、ご紹介する「ママ・レンジ」は多分、発売から2.3年後に価格も¥4,000円ほどに改訂した
後期型のようです。
今から40年以上という経年にも関わらず、プラシチック部分の色褪せも白い部分に弱冠観られるものの
割れや欠損もなく、とても良いコンディションと思います。
裏側の状態です。
実際、コンセントにプラグを差し五徳中央のスイッチを入れるとコイルが熱くなるのを確認しております。
残念なのは付属のフライパン(10センチ)とフライ返しが欠品しておりますが、元箱も良い状態で残っております。
今では希少な「ママ・レンジ」。一応は通電確認済ですが、料理までは実演しておらず玩具とはいえ
古い電化製品となります。使用に際し保証はしかねますことご了承ください。
」
ママ・レンジ(アサヒ玩具製)後期型:¥10,000円(送料別)
国内に「+頭」のビスやボルトをヨーロッパから取り入れたのは確かHONDAの創設者:本田宗一郎。
今までのマイナスドライバー等で締め付けると、頭が直ぐになめてしまう「-頭」に比べ作業性や
確実性に遥かに勝る「+頭」。当時、本田宗一郎はヨーロッパで初めて観たビスやボルトに感動し
直ぐに自社で採用することに至ったとか。(今では当たり前なのですが・・・)
しかし、古い家具や例えば古時計のムーブメントの固定や文字盤の固定には必ず「-頭」の
ビス(木ネジ)が使われている。
修理の過程で欠品であったり、ネジ山が既に錆びていてビスの役目を果たさないモノもあったり。
そんな時のためにshowa土花亭では数や種類は少ないですが「マイナスビス」をある程度
保管しております。
アンティークミシンの机用のビスや金具も中古品とはいえ再利用できそうなモノは大切に保管しております。
もし、マイナスビス等で御困りの折は一度、お尋ねください。
サイズや種類によっては対応できる場合もございます。ビス1本からでも対応可能ですので
お気軽にお問い合わせ下さい。
以前、ご紹介した「精工舎色ガラス置き時計」の色違い「アプリコット」。
元気に動いている状態でやって来たのですが薄汚れていたため、ガラス枠の洗浄序に内部のチェック。
文字盤がよい状態なので、それに似合うようにガラス風防やリング、裏蓋などに磨きを掛ける。
そして組み上げると非常に状態が良いことを改めて実感する。
裏蓋も綺麗に仕上がりました。
ひとつ残念なのがガラスケースの底の部分に欠けがありますが、幸いにも目立たない位置です。
いつものように、このタイプのガラス装飾は海を表しています。
そして、以前ご紹介した「アオ(緑)」と並べての記念撮影。
当時の時計屋さんではこんな風に陳列してあったのかも知れませんね・・・。
こうやって並べてみますと「アオ」と「アプリコット」は互いを引き立てあって良い雰囲気をかもしだします。
精工舎色ガラス置き時計(アプリコット):¥15,000円/(送料別)
お問い合わせがございました「銘木茶道欄間」の詳細画像になります。
以前の記事の掲載写真も併せてご参照ください。
「透かし彫り」の状態が分り易いように下に白い紙を敷き撮影しております。
先ずは以前の記事で「四尺巾二枚」と説明しましたが、正確な寸法は上が「121センチ×24センチ」
下が「118.5センチ×23センチ」になります。
厚みは約4.5ミリになります。
木表側の透かし彫りの状態です。
全て茶道具をあしらった透かし彫り細工。木の柾目も美しくたいへん趣のある逸品と思います。
観たところ、欠落や欠けは無いように思われよい状態を保っていると思います。
尚、中央の下の方に数か所の止め穴か栓止の跡が観られますが、それもまた趣で主観では気になりません。
そして、木裏側になります。 木表側に比べ染みが目立つのと陽焼け具合が違います。
日焼けの違いは使われていた和室続きの間の方角(陽当たり)が原因と思われますが
壁飾りでお使いの場合は木表を飾っていただければ良いと思いますし、本来の欄間として
お使い頂く場合は陽当りの向きを考慮して頂ければ良いかと思います。
染みについても陽焼けで段々と落ち着くと思われます。
木裏側からの止め穴か栓跡の跡。
観てお分かりのように新しくあけられたものではなく、当時からのものと判断します。
以上、写真や説明では全てお伝え出来ない部分もあるかと存じますがご了承ください。