以前ご紹介した「手回し計算機/TIGER Calculating Machine第四期」の一つ前の
TIGER Calculating Machine「第三期」。1957年(昭和32)
タイガー計算機としては、この「第三期」それも、このブラックがグレーより人気が有ります。
「第四期」ではサイドパネル等、一部樹脂製(ベークライト)の部分もございますが、この「第三期」
の場合はほぼ金属で出来ております。
比較してみると確かに黒の方が重厚感があり、その人気の理由もうなずけます。
操作方法等、基本は同じで外観も同じようにも見えますが、実は細部を比較すると少しづつ
違ったところもあり、時代とともに進化し続けた形跡が拝見できます。
写真にはないですが専用のカバーも付属しております。
タイガー計算機第三期(1957):非売品
先日書きました「久しぶりの足踏みミシン」が仕上がりましたのでご紹介します。
「少し珍しい」と意味深なことを書いた理由は、今では現存数が少ない「SISTER」ミシンであること。
「えっ?BROTHER(兄弟)ではなくSISTER(姉妹)?・・・」
実はブラザーミシンが一時期、別ブランドの「SISTERブランド」として製造販売していたミシンで、あまり
皆さんも見られたことは無いかと存じます。
各部分の構造はブラザーと共通になります。唯一カマの裏側、普段目に付かない所に「BROTHER」の
刻印がございますのと、これは思いっきり目立ってますね、ヘッドの根本にはブラザーと同じ、金色の
創業者「安井」の文字を崩した有名なエンブレムが付いています。
残念ながらヘッド部分の「SISTER」の金文字が薄くなっているのと、他のボビンを模したような
金装飾にも落ちがございますが、まぎれもなく「SISTERミシン」であることはSISTERオリジナルの
鉄脚等でも確認出来ます。
「すべり板」は綺麗な方で交換の必要はございません。
「下糸巻きゴム」も新品に交換済みです。
この辺りの装飾は流石「ブラザー」で綺麗です。
当然、試縫い済みで問題なくご使用頂けます。
鉄脚の目立たない所に「昭和25年3月」と多分、購入された時に書いたであろう文字が残っております。
63年もの時を過ごし、今でも足踏みで元気に動くミシン。それも希少な「SISTERミシン」。
良きオーナーさまに出会えることを望みます。
SISTER足踏みミシン/ 昭和25年製:¥50,000円(送料別)
以前、ご紹介した「600形壁掛け黒電話」の内の「A2W」がSOLD OUTしていましたが
この度、入荷しましたのでご紹介いたします。
因みに本機の刻印を観ますと「A1W」と左下にございますが追加ステッカー表示の通り「A2W」で
間違いございませんのでご安心ください。
A1からA2への機種移行期にA1の部品(ベースや外装)を流用していた話も聞いたことがございます。
ところで、600形壁掛け黒電話の場合、この三角形の取り付け用ベースは必ず必要です。
よくネットオークションなどでベース無しの物も出品されていますが、敬遠した方が無難です。
4号壁掛け等とは違い、これが無いと確実に壁には固定は出来ません。
又、ここにご紹介する電話機は全て完動品となり現在でも使用可能でが、この電話機にしても
既に34年もの年月が経っております。クリーニングや磨きは施してございますが、使用に伴う傷や擦れは
有るものとご理解ください。今回の商品も写真の通り、ダイヤルプラスチック部分の透明度が落ちております
ことも、ご了承ください。
600型A2W: SOLD OUT