古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

ミシン用椅子のレストアその1

2015年03月30日 | ミシン

先日、ご紹介した「ミシン用椅子のレストアベース」のレストア作業に取り掛かります。

先ずは座面本来の表皮を捲り、中のクッション材の取り外し作業。

錆びた釘は途中で折れたり抜けなかったりもしますが、出来るだけ取り除きます。

取り除いた釘は再利用の可能性もありますので一応は瓶に入れて保管して置きます。

古い椅子の特徴でもある、定番の藁で土手を形成した仕様になっていました。

取り除かれた釘穴の数がその多さを物語ってます。

クッション材は予想通り、藁とフェルトのみ。

このことについては、レストア後の座り心地の問題もありますので今後の課題です。

釘とクツション材は袋に入れて保管後、経年劣化により剥げた塗装をサンドペーパーで剥離して行きます。

次の段階は、いよいよ塗装と座面の形成となります。。。(続く)

 

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ミシン用椅子のレストアベース

2015年03月26日 | ミシン

最近、ミシン用の木製椅子が品薄状態の中、やっと入荷。

とは言っても、このままではあまりにもみすぼらしいのでレストアする運びとなります。

試に状態確認のため1脚の表皮を剥がしてみる。

2重の表皮が存在していて、昔の人は修理しながら使うという先人の物に対する姿勢をかいま

観ることが出来ます。

っと、感心しているとフェルトの下にもう1枚の表皮が現れる。

これが本来の表皮で下には本来のフエルトと藁が存在していると観られます。

尚、レストアの模様は追々ご紹介して行きます。

 

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歴史文書:大阪毎日新聞日曜附録

2015年03月23日 | 雑貨

「大阪毎日新聞」通称「大毎」。。。その昔の新聞配達というと、こんな感じだった。

今回、ご紹介するのは大正時代の「大阪毎日新聞日曜附録」の数々。

端の方には破れや切れがございますが保存状態は良いと思います。

丸写真は皇太子の時の昭和天皇。

当時の新聞広告も数多く掲載されていますが、こちらは定番の「仁丹」。

歴史文書収蔵用になるかと存じますので、お問い合わせの上、価格応談となります。

 

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歴史文書:貯蓄債券&国庫債券

2015年03月19日 | 雑貨

今では「紙切れ」同然の戦時における「債権」。

軍備の補充および軍費の支弁のため国民から資金を吸収する目的であったもの。

この「日本勧業銀行」発行の貯蓄債権に至っては収入金が2億円になるまで発行したとされる。

今の時代ではなく「数円数十銭」の時代での2億円ですから、戦争というものがいかに国民に

金銭的にも負担を掛けていたのかが理解できます。

 

他にも「大日本帝国政府」が発行した「国庫債券」もあります。

全て「償還期日」というものがありますので、ここにご紹介する債券は全て期限切れの「紙切れ」となります。

最も、換金できたところで「何十円、何百円」の世界ですから、あくまでも歴史資料となりますので

お問い合わせの上、価格応談とさせていただきます。

 

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マツダ電気・22インチ大時計

2015年03月16日 | 時計

ここまで大きな時計は今まで経験なく、実物を目の当たりにすると相当な迫力の22インチ、約57センチの丸時計。

通常、マツダの電気時計であれば「マツダ電気時計」と文字盤に表示してあるのですが、この時計には

マツダの「ロゴマーク」。 

不動ということで入荷したのですが、何とかして上げたいのがいつもの性格。

早速、鉄製の枠から裏蓋を取り外し内部のチェックです。どうも60サイクル用のようです。 

体の割には極小なムーブメントを取り外す。 (最も、大きな文字盤のせいでもあるのですが)

モーター自体は最初は動かなかったのですが以前の「マツダ製セレクトスイッチ電気時計のレストア」でも触れた方法で

「ジー」 っと音は鳴るまで回復するも、どうも様子がおかしい・・・。

それもその筈で、単なる電気時計とは今回は違うのです。

何とテンプも存在し、電気による電磁石により先ずはテンプが動き、合わせてモーターも動くという

今まで観たことのない仕組。マツダの補助ゼンマイ付き電気時計とも違います。

何度、チャレンジしても電磁石による反復運動が起きない状態が続き正直、お手上げです・・・。

よく単三電池で動くようなクォーツに交換して動かすことも可能なのですが、構造が面白くオリジナル優先のため

このまま10時10分を指した状態で「静態保存」となりました・・・。

(因みにSEIKOのカタログ広告記載はアナログ式:10時8分42秒、デジタル式:10時8分59秒が基準です)

マツダ電気・22インチ大時計(静態保存)

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