古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

扇風機等家電のレストア依頼について

2025年01月14日 | 家電

コメント欄よりお問い合わせ頂きありがとうございました。

コメントに個人情報が記載されていたため事前承認方式で、この場では公開しないことご了承下さい。

早速ですが、ご依頼の扇風機のレストア依頼についてですが、当方は電気修理に精通しているわけではございません。

あくまでも古物商(道具商)の範囲で、自分の技量をわきまえた上、入荷した物に対してのみ修理を施しております。

当然、入荷(仕入れ)した物は私自身の所有であり、もし修理に失敗をしたとしても自己責任の範囲で

いつも納得している次第です。

今回のお問い合わせのように、大変貴重な大切されている物を当方でお預かりし、もし修理の過程で

破損や修理不能になった場合、その責任を負いかねる次第です。

特に古い家電の場合、今回の扇風機などは特にその地域の周波数の違いもありますし、プラグを差した

段階で過電圧によりモーターのコイルが破断してしまう場合もございます。

今回、折角お問い合わせ頂いた件に関し、ご期待に沿えることが出来ず誠に申し訳ございません。

ただ、今までもご自身が修理している過程で修理に行き詰り、当ブログを観て質問を頂き、それに

お答えしたことは何度かございます。又、当ブログの記事や写真を参考にし蘇らせることが出来たと

恐縮ではありますが、お礼のお手紙を頂いたこともあります。

以前もマツダ電気製のセレクトスイッチ付き電気時計のモーター部の修理をされている方からも幾度かご質問を頂きました。

そういったご質問はコメント欄より頂ければ、私の知りうる限りのことはお答えいたしますので

宜しくお願いいたします。

尚、当方で扱う家電等についても一応は動作はしますがPL法の適用も当然なく、弱電方式の電話機等を除き

真空管テレビを初め真空管ラジオ、今回の扇風機等はあくまでも飾りとお考え下さい。

実際、先日まで問題がなかったラジオや扇風機が久しぶりにプラグを差した途端に煙が出て来たというような

経験は何度もしております。

以上、何卒ご理解頂けますよう宜しくお願いいたします。。。showa土花亭/店主

 

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季節柄の扇風機の修理/明電舎

2023年06月23日 | 家電

季節柄、扇風機の修理となりました1960年代の明電舎25cm扇風機。

症状は至って元気にプロペラは回るのですがその分、モーターヘッドを長年支えているシャフトとその軸受けホールとのガタと

首振り用ロットアームのガタから来る結構な異音(振動音)。早速、分解して行く。

分解と言ってもモーターヘッド部分をステーから抜く作業で、モーター部分や電装スイッチ部は全く問題ないので温存。

ヘッド部分を抜いてみると言うほどガタ付はないものの、内部のグリスは既に無い状態。

グリスを充填し、首振り用ロットアームは上下のガタが結構あったためOリングを入れこちらもグリスアップしておく。

そして仮組み、カバー無しの状態で試運転をしてみる。

若干、音は出ているものの以前と比べると雲泥の差で許容範囲。そして、カバー等一式組み立てて修理完了。

実はこの明電舎の扇風機は妻の実家にあったもので、1960年代に購入し既に60年近く生き延びているもの。

そんなに頻繁に可動はさせてないものの、現在でも元気が良すぎるぐらい動いてくれる。(LOWでも結構な風量)

完全、当時のオリジナルで欠品も無く電源プラグも当時のままである。

但し、古い家電の中でも扇風機は特に注意が必要で、首振りによる電線ケーブルの損傷劣化によるショートからの発火や

モーター自体からの発火等、くれぐれも無人状態での可動は控えなくてはいけない。

 

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玄関外灯のレストア

2023年05月31日 | 家電

古い電化製品は以前にも書きました「点検整備のススメ」のように、電源を繋いで動作したとしても

点検整備はやって欲しいと常々思っている次第で。。。

この古い玄関用外灯も、なるほど100Vに繋げば点くには点くが内部は怪しいものです。

早速、碍子製のソケット部分を分解してゆくと、結線は御覧の有様で、いつショートしてもおかしくない状態。

やはり、このままでは使用不可と判断し電線は全て取り除くことに。

外灯本体の壁側(柱側)に取り付くベース部分の変形は後程、直すとしてやはり古い布打ちコードは被膜が劣化して

使いものにならない。後、碍子製のソケット部は割れもなく再使用は可能と判断。

そして本体部分を修正し、錆や汚れを落としてレストアは完了。

再使用の取り付け時に塗装を施すかどうかや電線ケーブルは入線接続ということで、このままの状態での保管となります。

 

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ナショナル・デジタルクロック ラジオ RC-707S/1972年

2021年07月26日 | 家電

ラジオというと真空管以外あまり興味はないのですが、たまたま元箱付の状態の良いフリップカレンダー付きだったので

譲りうけることに。。。

動作は全く問題なく、前面のシールドカバー内の汚れが目立つぐらいだったので早速、その部分のクリーニングのため

上下のボディカバーを割る。

クリーニングが終わったところ。

これだけでも見栄えは相当違う。

1972年(昭和47年)ですから、これでも半世紀前のラジオになります。

販売当時、価格はこのブラックライト付となる「S」は¥21,500円。

当時のナショナル「ワールドボーイ」が¥15,000円ほどでしたので、結構なお値段してたようです。

ナショナル・デジタルクロック ラジオ RC-707S/1972年

 

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シャープ(早川電機工業)製 6石トランジスタ-ポケット型ラジオ

2020年11月09日 | 家電

現在では死語になってしまった「ポケットラジオ」。

1960年台中期、半世紀以上前のシャープ(早川電機工業)製 6石トランジスタ-ポケット型ラジオになります。

早速、ガリや感度が悪いためケースを外し内部の確認。

珍しく単三乾電池の蓋裏のスポンジの劣化もなく健全な状態。

内部をクリーニングし少しは感度が上がったようですが、この手のラジオはイヤホンがアンテナ代わりにもなるため

イヤホンを差すともう少し感度の期待は出来ると思われます。

ケース左上の「AM SOLID STATE」あたりに陥没痕があるぐらいで状態は良い。

 

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