古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

市内通話は3分で切れます

2018年08月31日 | 電話機

先日、お問い合わせ頂いた「4号A自動電話機用カールコード」について、画像までアップ後一週間経過しますが

未だご連絡頂けませんので、キャンセル扱いとさせて頂きます。

当ブログを観て、冷やかし半分で「譲ってくれ」とのコメントも頂きますが、今後はファーストコンタクトの段階で

住所・氏名・連絡先等の記載がない場合は一切、対応いたしませんので宜しくお願いいたします。

「市内通話は3分で切れます」

このダイヤルラベルについては「5号A卓上公衆電話(赤電話)」で見受けられますが、何故か「4号A」に

装着されたものが入荷。

どういう理由でこのラベルなのかは不明ですが、本体のメーカーエンブレム又は電電公社エンブレム用の穴も開いておりません。

通常、本体ケースのエンブレムについては当初より買取りの場合は「メーカーエンブレム」。

貸与の場合は「電電公社エンブレム」で後年、使用者が買い取った場合は「電電公社エンブレム」を外し

2ケ所の穴を埋めるというのが正式だった筈です。

多分、この個体は別付けの料金箱が接続され、公衆電話的な使われ方をされていたのかも知れません。

 

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お問い合わせの「4号A自動電話機用カールコード」

2018年08月24日 | 電話機

コメント欄からお問い合わせ頂いた「4号A自動電話機用カールコード」の画像になります。

只今のところ在庫品は、この2本のみとなっております。

カールの巻径は2本とも細いタイプと思われますが、写真上の方が弱冠太いです。

工作版の目盛(1センチ角)をご参考下さい。

先ずは上の少し太いタイプの端部の写真です。

次に細い方の端部ですが薄錆が出ております。

どちらも、部品取りの中古品であり新品未使用品ではないことご了承ください。

尚、お値段は1本¥1,800円となっております。

コメント欄より連絡先(発送先)をご連絡下さい。

(もし、ご入用で無い場合でもご連絡は必ず頂けますよう宜しくお願いします。)

コメントは事前承認方式をとっておりますので、この場では公開されませんのでご安心下さい。

 

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昭和初期(戦前)・座敷時計/精工舎NO202小角丸

2018年08月04日 | 時計

今回のレストアは相当な道程だったため、写真多めになります。

先ず、兎に角クリーニングに相当な時間を費やすことになりました。

何とかケースのクリーングも終了し、欠品(欠損)部の扉左側のモール状の縦飾りが出来上がり

未だ塗装前の欅素地の状態です。

そして、各金具類及びムーブメントのクリーングが仕上がったところです。

香箱入り発条を備えるこの手のムーブメントはいつ観ても少し小柄で美しいものです。

そのムーブメントをケースに固定し、試運転です。

振り子の剥げていた部分には補色を施してあり、ビートスケール上で振れる音は小さ目で心地よいです。

暫く、試運転を続け、振り子の調整と状態を確認します。

扉部分が仕上がったところで、文字盤共々組み込んで、完成となります。

この、当時のカタログにも明記されてます五吋文字盤については、この「白色」の他に「銀色」があったようです。

文字盤もクリーングを施しましたが、印字の関係でこれ以上は無理と判断し、この程度に留めました。

スリゲル窓から覗くムーブメントは音も静かで、半打ち付の時打ちの音も小さ目で上品に奏でます。

レストア前の真っ黒に汚れた姿に比べたら、本来の姿が蘇ったと思います。

 

昭和初期(戦前)・座敷時計/精工舎NO202小角丸・白色文字板五吋:非売品。

当時のカタログは前回の記事をご参照ください。

レストア前の状態と比較して頂ければ幸いです。

 

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