相当な手間暇を掛け何とか形になった「八角時計」。
一番手間が掛かったのが振り子製作で、この時計に似合う振り子を付けたまでは良いが
時差調整の許容範囲を確保できず又、一から作り直す始末。
やっとの思いで、振れて尚且つ、時差調整も可能なようになる。
振り子室の取手も備わった振り子室。
この振り子室ガラスの「HOKEN」については諸説有って、「HOKEN」は明治時計と言われる方や
いやっ、「HOKEN」とはガラス製造メーカーと言われる方や色々です。
しかし、この時計の特記すべきところは文字盤に「朝日に馬印」。今津菊次郎の「今津時計」の
ロゴが有るところです。
残念ながらムーブメントに刻印が無いのと、文字盤裏にハンダ補修跡が有るため「今津時計」とは
断言出来ません。そのためメーカー不明となります。
木枠や文字盤リングも磨かれ、蜜蝋で仕上げてご覧のように綺麗に蘇りました。
最初にダンボールに無造作に入れられ運び込まれた時の姿を思えば見違えるようです。
この場で販売もしたいところなのですが正直、ここまで手間暇を掛けた時計も珍しく
「今津菊次郎」の文字盤でもあるということで残念ながら今のところ非売品となります。
興味のある方はお問い合わせください。
SOLD OUT