精工舎スリゲル1号の修復、今度は「上宮飾りと擬宝珠(数珠)」作成。
前にも書きましたが「上宮飾り」については比較的、簡素な形状のため助かるのですが
左右の彫は案外、苦労したところ。
それよりもっと苦労したのが柱下部の擬宝珠(数珠)。物が小さい分、苦労します。
当然、機械もなく全て手作業なのですが何とか観れる状態まで作成。
後は細部をもう少し詰めなければいけません。
精工舎スリゲル1号の修復、今度は「上宮飾りと擬宝珠(数珠)」作成。
前にも書きましたが「上宮飾り」については比較的、簡素な形状のため助かるのですが
左右の彫は案外、苦労したところ。
それよりもっと苦労したのが柱下部の擬宝珠(数珠)。物が小さい分、苦労します。
当然、機械もなく全て手作業なのですが何とか観れる状態まで作成。
後は細部をもう少し詰めなければいけません。
先日、ご紹介した精工舎スリゲル1号の修復で一番ネックとなる「レリーフ」の作成です。
「精工舎スリゲル4号」のレリーフから型取りをし樹脂で作成します。
最終的には着色となるわけですが、真鍮色は難しいため黒色に塗装し
「柱時計/明治時計 No653」のレリーフと付け替える。
※「柱時計/明治時計 No653」について、レリーフが樹脂製レプリカとなりましたので、
価格をプライスダウンしております。
久しぶりに「時計」のご紹介となります。
以前、「精工舎スリゲル4号」については既にご紹介しましたが、その精工舎のスリゲルシリーズの「1号」。
何につけシリーズものの「1号」については魅力あるものです。
大正期に作られ、その後昭和初期まで販売されていた「セルロイド製文字盤」を備え、左右に両柱
オーバル型振り子窓、そして小窓の両脇には真鍮棒が埋め込まれた仕様。
この「1号」については残存率が低く、滅多にお目にかかれないのですが、やはりこの個体にも
それなりの難がございます。
先ずは両脇の柱の下部の擬宝珠が1ケ所欠落。
そして、上宮飾りも無い状態です。
試しに手元の資料を元に図面を描き、型紙を作ってみます。
比較的、簡素な形状の上宮ですが中央にはお馴染みの真鍮製のレリーフが本来は備わります。
いつものように、今後は修復作業へ移行するわけですが、完成後にはまたこの場でご紹介させて頂きます。
お問い合わせ頂いた「携帯型自動式電話機/昭和35年製」の詳細画像になります。
主に木箱の状態をご確認ください。
肩掛け(ゴム)に経年劣化が観られます。
一部、補修テープの跡もございますが強度的には問題なさそうです。
木箱を閉めた状態ですが隙間が見受けられます。
これは半世紀以上前の製作木箱ですから木材の乾燥収縮によるもと思われます。
塗装にも禿がございますので以前の記事「携帯型自動式電話機/昭和35年製」と合わせて
再度、ご確認ください。