以前にも書きました「マツダ製セレクトスイッチ電気時計のレストア」の折に触れたモーター(ローター)の修理方法。
しかし、これらの方法でもダメな場合は分解しかございません。
早速、二度と入手出来るわけがないこの部品を大胆にも分解します。
この小さなモーターケースは2ピースの真鍮製のものをハンダにて接合してあります。
一旦、ハンダを溶かすもケースが離れず仕方なく切断の後、接合さや部分を再生しております。
中々、お目にかかれないモーター内部です。
完全に固着していたギア部分をクリーングで解き放ち注油。NS極性部もスムーズに回転するようになる。
そして組み込み、可動確認。。。
あまりお勧め出来る作業ではございませんが、通電した時の「ジー」という音と共に秒針が動き出すと
満足感と達成感を味わうことができます。
ご質問の音についてですが確か、耳を近づけると無音ではなく
「ジィ-」と音が出ていたと記憶します。
このセレクトスイッチ付きマツダ電気時計については数機所有してますが
その全てが無音ではなかった筈です。
但し、それが本来の音なのかは当方でも分かりかねます。
「1m以上離れても」はともかく「変則的」というのが気になるところですが
既に80年以上も前のものです。
多少の時計の狂いは致し方なく動くだけでも御の字と思った方が
宜しいかと思います。
私のような「荒業」は動かなくなった時の最終手段とお考え下さい。
こん場も最近は「時計」ばかりが目立ちますが
宜しいければ又お立ち寄りください。
ありがとうございました。
症状が取り敢えず改善されたようで良かったです。
年代物の電気時計ですから取り扱いには十分気をつけて楽しんで下さい。
動かない原因がモーター部なのか将又、他の電気配線部分なのかを
先ずは突き止めてからの、この荒業をお勧めします。
当時、マツダもまさかモーター稼働部を分解されるとは想定されなかっと思われますので。
ご健闘を願いまいます。
調べたところ、モーターに問題がありそうなのでハンダの部分を取ろうと思うのですが、コテで溶かす感じですか?
配線も同じく劣化してボロボロになってました。配線を変える場合は何ミリの線がいいでしょうか?
ハンダの部分はハンダコテで熱しながらハンダ吸い取り線で取り除く感じです。
後、配線がボロボロと言うことですが先ずは配線の修理をしてから
本当にモーターが原因なのか判断してください。
この記事の上段に張り付けてある記事をご参照下さい。
線の太さも写真に載ってるかと思いますが、普通のリード線でも構わないと思います。
但し、劣化してボロボロになっても銅線は残っているかと思いますので
大体、それぐらいのヨリ線の太さは必要かと思います。