素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

『しがみつかない生き方』(幻冬舎新書) 香山 リカ著を読む

2009年09月13日 | 日記
 本の買い方の一つとして、毎週日曜日に掲載される書評紙面を見て決めるとゆうやり方をしている。『しがみつかない生き方』もそうやって買った本。
 著者の香山 リカさんは、いろいろな出来事が起こった時、コメンテイターとして、新聞、雑誌で意見、感想はよく目にするが、まとまった形の本は読んだことがなかった。
 軽いHow Toものかなと思っていたが、具体的でシンプルではあるが、中身は示唆に富み、けっこう深く考えさせられた。昨日、移動の電車の中でじっくりと一気に読むことができた。

 『「私が私が」という自慢競争をやめること。お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。そして他人の弱さを受け入れること・・・・』  

 むずかしいことだ。

 今日の午後からは『第九』の練習。13時から1時間余り、音楽監督でもある、大阪芸大の教授三原 剛さんの“発音講座”がある。日本語の持っている特異性からドイツ語の発音の基礎へと興味深く、わかりやすく解説してくれた。その後は、16時30分まで、全体とパート練習。2回目の超初心者の私はほとんど歌えないが、各パートの響きが融合した時の心地よさを感じながら、とにかく体にしみこんでくるのをひたすら待っている。

道遠し まわりの声を たよりつつ 1フレーズずつ 覚える覚悟 

コメント
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