素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ランニングマシーン60分間走・記録更新11.38km

2012年08月30日 | 日記
 トレーニング効果を高めるためには休養をとることが大切ということはかなり前から頭ではわかっていた。しかし、実際には毎日トレーニングをしないと何となく不安になってしまうのも事実である。いろいろな競技での猛特訓の残像が邪魔をするのである。8月は2泊3日の旅行が3つ入っていたので今まで中途半端であったトレーニングと休養に関してしっかりメリハリをつけてみようと思った。

 出かける前はしっかりトレーニングに励み旅行中はトレーニングの類は何もしないということを徹底してどうなるかを試してみる価値はあるだろうということ。ブログに書いたように北海道に出かける前の1週間はかなり追い込み22日と25日に60分間走で11kmを達成した。旅行明けの昨日は筋力トレーニングを中心にしてランニングは1kmにとどめた。隣で走っていた人が「もう終わりですか?」と驚いたぐらいである。

 今日は筋力トレーニングは一切しないで、すぐにランニングマシーンを使った。最初からスピードを上げていった。思っていたよりも足も軽く、呼吸のほうも楽であった。30分を過ぎた頃に「今日は新記録が出せそう」という予感がした。今日は思い切って時速12kmまでスピードを上げた。3分間は続けたが、これ以上だとストレスを感じるとおもったので少しだけダウンした。

 結果、今までは11kmを越えるのがやっとという感じであったが今日は余裕を持ちつつ11.38kmと記録を更新した。少しずつだが体を通してわかることがでてきた。

 明日からは予定にはなかったが、志摩に帰ることにした。このことをまたうまく休養として使ってみようと考えている。

 先週の日曜クラブにあった海原純子さんの「新・心のサプリ」を旅先で読んだが、心にストンと落ちるものがあった。ロンドンオリンピックで、苦境や挫折の後躍進した競技や人々に共通するものは何だろうということから“苦境からの回復力”について述べている。

 「まずひとつは自分の足りない部分をしっかりみつめる、ということだろう。これには勇気が必要だ。自分のダメな部分を見たり気づいたりするのがどんなに苦痛かは、みなさんも日々の生活でよくわかるはずだ。失敗しても人のせいや条件のせいにしたり、みてみぬふりをすることがないだろうか。

 更にその後、その部分を補うためにどうするかを客観的に分析する冷静な視点が必要だ。これもむずかしい。みなさんも仕事で失敗した時やうまくいかない時、“自分はダメ”と感情的になって自分を受け入れられず、何かにあたったりすることがないだろうか。

 自分の不足した部分を分析した後、必要なのはその部分を強化する方法を実行する地道な努力である。これもむずかしい。しかしこれは必須項目だろう。

 苦境からの回復力には、こうした三つのステップが必要だと思う。つまり、第一ステップで自分の不足した部分と実力をはっきり見すえる。次に、その自分を受け入れ分析する。不足を補い実力を上げるために必要なことを考える。第三ステップで実行。これはスポーツならずとも日々の生活の中で大切な視点だと思う。」


 そしてフィニッシュも見事に決まっていた。

 「自らをみつめ精進するのはスポーツも人生も同じ。ダメな部分をみつめる勇気をもち、かつそうした人を支える力をもつ人間でありたいと思う。」

 私の思っていることをズバッと書いてくれた。久しぶりにスカッとした心持になった。
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