素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

大阪の猛暑日連続16日。枚方は連続19日。猛暑の中甲子園大会も閉幕。

2013年08月22日 | 日記
 大阪はタイ記録、枚方は記録更新中である。その間一滴も雨がない。奈良の狭井神社に霊験あらたかな水を汲みに行った人がいた。ペットボトル3本に入れてきてご満悦であった。神社へ通じる道で熱中症なのか倒れていた人がいたとのこと。「そんな時こそ狭井神社の水を役立てないと」と不謹慎にも茶化すと、その人は「空のペットボトルをリュックに入れてましたからあと少しのところで力尽きたのでしょう」と真顔で返答。

 交野の小中学校は来週の月曜日が2学期の始業式だが寝屋川などは今日が始業式のようである。暑い中、ご苦労様というしかない。土曜日も返上する流れができつつある。その行き着く先は?と考えてしまう。

 猛暑の中、夏の甲子園もとどこおりなく終了。今年は大味なゲームも多かったが準決勝以後は1点差の緊迫した好ゲームが続いた。決勝に残った延岡学園と前橋育英はともにバランスの良いチームだと思う。トーナメント戦の残酷さも1つの魅力かも知れない。1つの大会で負けないで終わることのできるチームはたった1つ。全国3957校が参加した今年の夏の大会、3956の負けがあったのである。勝ち進むということは勝利の女神に見放され泣いたチームを多く見てくるということである。その数が多ければ多いほど自分が見放された時の失望も大きい。

 そこを乗り越えることが大切であることを勝っている間に説いておくべきであろう。甲子園の決勝戦とイチロー選手の日米通算4000本安打達成が重なったのはもったいなかったが、インタビューの中で「いい結果を生んできた誇れる自分はいない。4000安打を打つためには8000回以上も悔しい思いをした。それと向き合ってきた。誇れるとしたらそこではないか」と話していたが、何か通じるものがある。

 何度も書いてきたが「負けながら強くなる」ということが大切。前橋育英高校の2年生ピッチャー高橋君、破れずに夏を終えたこれからが真価を問われる。1年、2年で栄光をつかんだエースのつらさは多くの先輩が経験していることである。

 ちょっと古い本だが片山晴子さんの「甲子園巡礼」(アットワークス)を読み返した。さだまさしさんの♪甲子園♪とともに。
コメント
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