素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

予報通りの雪、『水』を考える一日

2014年02月14日 | 日記
 朝いつも通り、6時30分にシャッターを上げると外は真っ白な世界。雨と違って雪は気配を消して降り積もる。「予報通りの雪やで、当分止みそうにもないで」と息子に声をかける。急いでテレビで状況を確認。交通機関は正常に動いているみたいなので「駅まで歩けばなんとかなる」と早目の支度を促す。
   「これじゃどうしようもない」と私は引きこもり生活の覚悟をする。昨夜見たBS朝日の「ぼくらの地球 京の都・琵琶湖を巡る水の物語・世界遺産の水脈へ」(19:00~21:00)にあった「京都水盆」のことが興味深かったので、徒然なるままに調べてみた。
 関西大学環境都市工学部長・教授 の楠見晴重さんの《古都1200年の雅を支えた地下水の解明 ~それは豊穣な地下水に秘められていた!~》(←クリック) が番組のベースになっていた。その視点で京都の町の営みを見ると今までとは違ったものが見えてくる。上賀茂神社から下賀茂神社にかけてもう一度歩いてみたいと思ったし、未踏の土地の二条城周辺は是非行かねばとも思った。佐々木酒造の魅力にひかれたと言っても良い。ホームページにある代表取締役の佐々木晃さんの《ごあいさつ》(←クリック)を読めば納得してもらえると思う。

 井上ひさしさんが群読のために書かれた『水の手紙』も読み返した。ラストの部分と昨夜の番組が重なる。
 u 考えなくちゃな
 v なんとか考えなくてはね
 w 地球が水惑星だということを考えよう
 a 水惑星、地球
 b 水に恵まれた地球
 c その地球にあるのはいつも同じ量の水
 d 地球には決まった量の水しかない
 e その水を地球は繰り返し新しくする
 f 古い水を新しくする
 g つまり地球は使い回しの名人
 f リサイクルの王様
全員 地球はリサイクルの王様
   その力によって
   わたしたちは生かされている
   というよりも
   水から生まれたのだから
   わたしたちは水そのもの
   水そのもの
   水そのもの
 
 《決まったところで、群読隊の中で一番小さな子が、きりっとして叫ぶ》

一番小さな子
 わたしは水です


 雪は水の化身。閉じ込められたおかげで「水」のことをあらためて考えることができた。
コメント
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