四条畷市市民総合センター・市民ホールで、立川志の輔の新作落語が原作の映画《歓喜の歌》の上映会があった。以前森ノ宮ピロティホールでの志の輔独演会に行った時に映画の宣伝チラシがあり興味を持っていたがその機会がなかった。四条畷市市民総合センターに用事で行った時に《歓喜の歌》のチラシを見つけた時は心が弾んだ。たまたま妻が地域情報誌のプレゼント企画に応募していて招待券が送られてきたので二重の喜びとなった。
現代社会を生きる庶民の悲喜こもごもを、絶妙の観察眼で切りとった語り口で聴く者を志の輔ワールドに誘ってくれる立川志の輔、その中でも最高傑作と言われている新作落語の「歓喜の歌」、まだ聴いたことはないので映画との比較はできないが、充分、落語のリズム、展開が伝わってくる作品だった。
キャストの贅沢さを感じた。1シーンでも存在感のある役者を配置しているので深味がでる。よくだしの効いているうえに各素材のうま味がからみあったおでんの味といってよい。
タクシーの客として志の輔自身が、また寺の住職で師匠の談志も登場しスパイスとしてよく効いていた。映画の公開が2008年だったことを考えるとこの3年後には亡くなったのだなとまた違った感慨も湧いた。
観終わった後に元気が出た映画であった。落語で「歓喜の歌」を聴く機会があれば最高である。楽しみの一つにしておこう。
現代社会を生きる庶民の悲喜こもごもを、絶妙の観察眼で切りとった語り口で聴く者を志の輔ワールドに誘ってくれる立川志の輔、その中でも最高傑作と言われている新作落語の「歓喜の歌」、まだ聴いたことはないので映画との比較はできないが、充分、落語のリズム、展開が伝わってくる作品だった。
キャストの贅沢さを感じた。1シーンでも存在感のある役者を配置しているので深味がでる。よくだしの効いているうえに各素材のうま味がからみあったおでんの味といってよい。
タクシーの客として志の輔自身が、また寺の住職で師匠の談志も登場しスパイスとしてよく効いていた。映画の公開が2008年だったことを考えるとこの3年後には亡くなったのだなとまた違った感慨も湧いた。
観終わった後に元気が出た映画であった。落語で「歓喜の歌」を聴く機会があれば最高である。楽しみの一つにしておこう。