素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

隣のムクゲ(木槿)

2022年07月15日 | 日記
 夏の暑さの中で花咲く樹木の出番となってきた。その1つがムクゲ。我が家にも咲いているがどういうわけか白い花ばかり、かなり前には紫もあったがいつの間にかなくなってしまった。

 ムクゲ(木槿)の花はよく知られているように、朝に開き夕方には萎れてしまう「一日花」。そのため「この世の中の栄華ははかない」ことwp意味する故事に、この花は「槿花(きんか)」という名前で使われている。「槿花(きんか)一朝の栄」白い花が地面に落ちているの見ると少し寂しい。

 ところが隣の家のムクゲはとてもきれいなピンク色である。毎年、楽しませてもらっているが今年も元気に咲いている。


 中国では、一日で落ちてしまうという儚さに目が向けられたが、隣の韓国では夏の初めから秋までの長期間、花が次々と咲くことで「窮することが無い花」ということで「無窮花(ムグンファ)」と呼ばれ国花になっているみたいだ。

 「はかなさ」と「たくましさ」、1つの樹木でも視点が異なれば正反対に感じる。これが面白いところ。

我が家のピンクの花は、もう1つの暑さの中で咲く花の代表であるサルスベリ(百日紅)である。こちらも花期が長い。
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