自転車でジムへ行くのに今日はジャンパーがなくてもいい暖かさであった。「血圧が上がるのは寒さのためや」説が当たっていれば今日は正常血圧の範囲に収まるだろうと思いつつ測定器に腕を差し込んだ。結果は135/80であった。微妙な値である。もう一つ不思議に思ってきたことがある。私の場合、最高血圧の値は日によって130から150までいろいろ出て来るが、最低血圧は75から80ぐらいとふり幅が小さい。機会があったら医事評論家はジムにたくさんいるので尋ねてみようと思っている。
スタッフに器械の前に貼ってある「血圧の数値目安」の出どころを尋ねた。
これは、「日本高血圧学会」の「高血圧治療ガイドライン2014」に定められた数値だとのこと。歴史を見ると1960年代後半ごろは「年齢数プラス90」よりも低ければ正常というのが基準だったみたいだが、そこから基準値は下がり始めた。
1990年にWHOと「国際高血圧学会(ISH)」は血圧を下げる目標を130未満にする「正常高値」という概念を打ち出し140/90以上を高血圧と定義した。これに合わせて「日本高血圧学会」でも2000年に140/90以上が高血圧、130/85未満を目標数値とした。ただ、高齢者の目標数値は140以下、70歳代では150~160以下、80歳代では160~170以下と緩やかだった。
しかし、2003年になると60歳以上の高齢者も60歳未満の基準で判断すると変更、さらに2008年の特定健康診査、特定保健指導の導入で130/85以上が指導対象と決められた。この基準で高血圧患者は急増した。
ジムに貼ってあるのは2014年に見直されたものだが、医療関係者の間では評価が定まってないようである。基準作りって難しいとつくづく思う。師匠の助言「数字に一喜一憂せず、でも無視もせず」で血圧と付き合っていこうと再度思った。
スタッフに器械の前に貼ってある「血圧の数値目安」の出どころを尋ねた。
これは、「日本高血圧学会」の「高血圧治療ガイドライン2014」に定められた数値だとのこと。歴史を見ると1960年代後半ごろは「年齢数プラス90」よりも低ければ正常というのが基準だったみたいだが、そこから基準値は下がり始めた。
1990年にWHOと「国際高血圧学会(ISH)」は血圧を下げる目標を130未満にする「正常高値」という概念を打ち出し140/90以上を高血圧と定義した。これに合わせて「日本高血圧学会」でも2000年に140/90以上が高血圧、130/85未満を目標数値とした。ただ、高齢者の目標数値は140以下、70歳代では150~160以下、80歳代では160~170以下と緩やかだった。
しかし、2003年になると60歳以上の高齢者も60歳未満の基準で判断すると変更、さらに2008年の特定健康診査、特定保健指導の導入で130/85以上が指導対象と決められた。この基準で高血圧患者は急増した。
ジムに貼ってあるのは2014年に見直されたものだが、医療関係者の間では評価が定まってないようである。基準作りって難しいとつくづく思う。師匠の助言「数字に一喜一憂せず、でも無視もせず」で血圧と付き合っていこうと再度思った。