素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

V.S.O.P

2014年07月16日 | 日記
旦那さんを亡くした近所の方から、「置いておいても仕方がないから」と洋酒を何本かいただいた。その中にサントリーのブランデー「V.S.O.P」があった。なぜか懐かしさを感じた。
 若い頃、ウィスキーのサントリーリザーブとともに、ちょっと手の届かないものというイメージがあり、あこがれの酒であった。

 ただ、 V.S.O.P.についてはそれをもじった「Very Special One Pattern」でその後記憶に残ってきた。1年間朝の朝礼で「右見て、左見て、もう1回右見て、車が来なければ、はい渡ろう」しか言わなかった校長先生の話から学年通信やクラブだよりに繰り返し同じことを書いてもいいんだということに到ったということを以前ブログに書いた。違った新しい話題を提供しなければという呪縛から解放されたことは私にとっては1つの転換点だった。その時の呪文が「V.S.O.Pをあなどるなかれ」であった。ただ3年間で何を言い続けるのかというV.S.O.Pの中身については熟考を要した。そには教育観、人間観というものが深く関わるからである。

 ラベルを見てそういうことを思い出したりしたのだが、肝心のブランデーのV.S.O.Pについては考えたことがなかったので調べてみた。ブランデーの等級を示すものであることがわかった。とても(Very)優れた(Superior)古い(Old)澄んだ(Pale)美酒という意味合いの略字だった。「そうだったかのか」と納得する。

 そのついでに、求められる人材のV.S.O.Pなるものも見つけた。
   活力(Vitality)専門性(Speciality)独創性(Originality)個性(Personality)である。

 これを教師人生にあてはめると、
Vは、とにかくバリバリ実践をする20代
Sは、専門性を身につけるため実践と理論を融合しながら学ぶ30代
Oは、自分なりのスタイルを築いていく40代
Pは、自分らしさという人間味を加えて熟成したものにしていく50代以上 
とでもなろうか?
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『亀蔵』宿替え

2014年07月15日 | 日記
 知人のHさんが「亀は住む場所に合わせて大きくなる。」と言うので飼い始めた時の水槽のままで育ててきたが、冬眠後に大きさを測ると1.5cmほど甲羅が長くなっていた。見るからに窮屈そうなので水替えを機にひとまわり大きい水槽にしてあげた。今までの亀石も窮屈そうに出入りしていたので手頃な植木鉢を細工して入れてあげた。
 新しい水槽は縦40cm×横26cm×高さ28cmで並べてみるとゆったり感が違う。

 新しい水槽に移った『亀蔵』最初は用心して様子をうかがっていたが、安全を確認すると活発に動き出した。手足を自由に動かすことができるので泳いだり歩いたりと実に生き生きとしていた。
  亀石の下に大きめの石をかませ少し高くなったので、トンネルがわりに潜り抜けてから向こうの植木鉢まで泳いでいき、Uターンしてまた潜り抜けるというコースが気に入ったみたいで繰り返していた。そして動き疲れると植木鉢の上に乗って甲羅干しをする。
  植木鉢を細工して入れたのはこの甲羅干しをしてほしかったためで、願いが通じて満足している。

 これ以上大きくなってほしくないという願いも通じるかな?何はともあれ活き活き動くさまは見ていて楽しい。

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勝利は三日月さんとドイツ

2014年07月14日 | 日記
 朝起きてテレビをつけたらW杯決勝戦の延長後半アディショナルタイムであった。1対0でドイツがリード、あと2分の攻防からの観戦。ドイツ有利の下馬評の中、アルゼンチンはよく健闘した。しかし、最後は刀折れ矢尽きたという感じで、終了のホイッスルを聞いた。

 振り返れば、力通りの結果が出た大会だった。アジア予選をすんなりと通過した日本だが1勝もできず決勝トーナメントに進めなかった。他のアジア勢も1次リーグで1勝もできなかったことを考えれば、アジアの中で日本は一歩抜きん出た存在にはなったが、まだ世界の壁を乗り越える力はついていないということか。特に、前回よりもヨーロッパのクラブチーム所属の選手が多くなったことにより、代表チームのつくり方、個々のコンディションの調整などのノウハウの蓄積が不十分であったことも本大会を戦ううえで影響があったように思う。今後、この傾向はさらに続くと推察されるので今回の教訓を生かしていってほしい。またJリーグの充実も不可欠である。天皇杯予選でJ1のチームが大学や下部のクラブチームに敗けていては情けない。「これがサッカー」だと言えばそれまでだが。

 準々決勝に残った8チームはすべてリーグ1位だったし、4強のブラジル、アルゼンチン、オランダ、ドイツは納得の顔ぶれである。ブラジルはネイマールの不幸なアクシデントはあったが、大会通じての印象はチームに余裕がなく彼がいてもこの中では4番手に位置していることには変わりなかったように思う。自国開催の大会で「サッカー王国ブラジル」は過去のものになりつつあるということがはっきり示されたことは歴史の皮肉である。このままでは次回大会は南米予選突破も厳しくなるかもしれない。

 総合的にみてドイツの優勝は妥当なところであった。

 その後のニュースで、三日月さんの満面の笑顔を見ることができた。1万数千票差のまれにみる大接戦であった。これで少しは政治の舞台も変化があるかもしれない。

 国会集中審議を見ていて思うに、質問に対して回答がきちっとかみ合っていない。これは閣議決定の前からと同じで、各識者からいろいろな疑問点が投げかけられていたが、それに対してまともに答えてこなかった。わざとそうしているとしか思えない。

 これからの論戦に注目している。
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滋賀県知事選挙投票日の夜

2014年07月13日 | 日記
20時45分のニュースを見ても、滋賀県知事選挙の結果は?である。近頃の選挙では開票率0%でも当確が打たれることが多くなってきた。事前のデータ分析や出口調査などの進歩によるものだが、さすがのNHKも今回の小鑓氏(自民・公明推薦)と三日月氏(嘉田現知事推薦・民主隠れ推薦)については開票の行方を見るしかわからない接戦模様である。

 政治の流れでいえば、三日月勝利のほうが面白い。そろそろ平家物語の琵琶が鳴っても良い頃だろう。

 「軍師官兵衛」も前半のクライマックス「本能寺の変」であったが、ますますひどくなってきた宣伝過多に、見る気が失せてしまい、番組終了に合わせてスイッチをつけてニュースを見た次第。

 おかげで、ゆっくりと色々なものが読めた。長田弘さんの「感受性の領分」に心に留まった言葉がある。

100%のイエス、でなければ100%のノーという考えかたは、信じることができない。
 あれかこれかという二分法の思考で ことを簡単にすることは
 どんなにたやすくとも、たやすいぶんだけ、言葉をうそハッタリにしてしまう。
 言葉の材料は、51%のイエスと、そして49%のノーなのだ。
 信じられるのは、49%のノーを胸に、51%のイエスをいおうとしている言葉だけだ
」 


 明日から、国会の集中審議が始まる。滋賀県知事選挙の結果次第で若干空気も違うだろう。政治家の発する言葉に耳を傾けたいと思っている。

 今日は頭も体もよく使ったので疲れた。滋賀県知事選挙の結果を見届けたりW杯決勝戦を見る元気は残っていない。全ては目覚めた時決着がついているだろう。それを楽しみに早目に眠るとする。

 
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ふとした瞬間に「1年は早いなぁ!」と思う

2014年07月12日 | 日記
 普段は時の流れの中にいて、何事もなく1日が終わったことに感謝する繰り返しであるが、ささいなことで「ああもう1年経ったのだ」と思う瞬間がある。今日は2度そういう場面があった。

 最初は、寝屋川公園往復の新10㎞コースを走っている時である。10日、11日と志摩の方へ帰る予定をしていたのでその2日間を完全休養日にするため5日(土)から5日間は負荷の多いトレーニングを意識的に行った。予定通りというか実家のゆったりした生活のペースが心地よく感じるぐらい疲れが溜まっていた。雑草など気にはなった場所はあったが今回はパスをして、頼まれた最低限の仕事だけしてゴロゴロする時間が結構あった。おかげで心身はリフレッシュした。

 これで寝屋川公園往復の新10㎞コースを試したくなった。気象条件は60分(約8km)でやめた8日(火)と同じなので比べてみるのにちょうど良いとほぼ同じ時刻にスタートした。

 ちょうど家からの長い下りが終わった地点に私が名づけた「こぶし街道」がある。ちょうど実のなる頃で見上げると特徴のある実がたわわになっていた。こぶしの実を見た瞬間である。「ああもう1年経ったんやな」と1年前、写真を撮っていた自分を思い浮かべた。何度見てもこぶしの実は面白い。花の感じとのギャップもあるのだろうか目が惹きつけられる。

 帰路はここを過ぎるとひたすら上りとなり、調子の悪い時はギブアップしてしまうのだが今日はゆっくりながらもイーブンペースで最後まで走ることができた。タイムも1時間14分37秒と条件の良かった1週間前より2分ほど縮めることができたので満足できるものだった。2日間の休養は有効だったということである。

 次は、夕方、でかけていた妻が帰宅して「お願いがあるんやけど」という話になった時である。妻は、今日、大阪市内であった「第29回食と健康を考えるシンポジウム」(7月26日~27日開催)の要員打ち合わせ会に出かけていた。代表をやっているので、毎年要員の確保に苦労している。去年は、都合の悪い人が多く窮余の一策で私が手伝った。おかげで子育て科学の成田奈緒子さんのことを知ったのだが、今年は非常に順調で、例年やってもらっている人にもおことわりしなければいけないことになっていた。

 ところが、最近になって体調の悪い人が出てきて、今日の打合せ会で様子を尋ねたところ無理をさせてはいけないだろうということになった。他にも急きょ都合が悪くなることも考えられるのでもう一人人員の確保をしておいた方が良いとなったが、急なことなので頼める人はいない。

 「悪いけど、またやってくれへん?」という話しを聞いた時、去年のシンポジウムの様子が頭に浮かんできて、思わず「もう1年経ったんやな」とつぶやいた。「お役に立てるなら」ということで今年も関わることになった。成田さんは「アクシス」を立ち上げて多忙なため講師をはずれたが、また新しい出合いがあるかと期待している。

 『いくつになっても まだ見ぬことに出合いたい』というのが気に入っている言葉。

 1年経つのは早いけど、今年の自分は去年の自分とは違う。と思っているが・・・・・
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