裏山への登り口にいつの間にかこんな看板が立っていたので、
久しぶりに登ってみることにしました。
後ろに見える「あぶない」は、イノシシ除けの電気柵に注意を促す看板です。
登り口にある梅はもう八分咲きくらいでしょうか。
草や笹が生い茂った道を登っていきます。
あらっ、いいもの見ーつけた!
でも、正ちゃんがいるので、今日は無理。明日の朝いちばんに採りに来ようっと。
さて、ここで クイズ です。
うさぎは何を見つけたのでしょう?
途中にあるこの梅林がいちばん手入れが行き届いていますが、お花はまだ2、3分咲きのようです。
手前のぬかるみに、イノシシの足跡がたくさんありました。
さらに上へ登っていきます。
このあたりにはビワの木がたくさん植えられています。以前は、ここも梅林だったそうです。
ビワの花です。
梅よりビワの方が手がかからないのでしょうか?
ビワも袋かけなどしなくてはいけなくて、大変そうに見えますが・・・
この高い木は桐です。実がついていますが、上手く写真が撮れませんでした。
中腹まで来たところで、道のすぐそばにイノシシわなの檻がありました。
この山には昔からイノシシがいたわけではなく、バブルの頃にあった遊園地がつぶれて
飼われていたイノシシが逃げたとか、逃がしたとか・・・それが、どんどん増えてあちこちに
被害をもたらすようになったと聞いています。
今では民家の庭先までやってきて、電気柵がないところでは野菜どころか花も植えられないそうです。
幸いうちは、道路一本挟んで海側なので、まだイノシシの被害はありません。
中腹の東と西の梅林をつなぐ農道のところまで来ました。
元は梅林だった所にミカンの木が植えられていますが、それも最近では
ほとんど手入れがされていないようで、ずいぶん荒れています。
残っている梅の木もみな傷みがひどいです。
私たちが、ここへやってきた14年前は、あまりの美しさに感動したものですが、
梅林は荒れる一方で、毎年登って来るたびに花も少なくなり、木の数も減っていて、
がっかりしてしまいます。
これはまだ小さくて新しい木ですが、たまに、このように美しく咲いている梅の木を見つけると、
何だかうれしくなります。
中腹にある溜め池の土手に登ってみました。海のほうは霞んでしまっていて湾の形がわかりません。
最近、黄砂なのか、有害物質なのか、あたりがいつも、もわっと曇っているというか
霞んでいるというか、そんなすっきりしない日が多くなりました。
薄暗い竹林の中の道を抜けて、東の梅林にやってきました。
大きな古い梅の木が残っていましたがやはり傷んでいます。
梅は、枝落としや下草刈りをしないと、きれいな花が咲かないそうで、
放置されているこの木もほとんど花がついていません。
最近のように健康食ブームで梅の実や梅干しが見直される時代になるなら、
ミカンやビワに変えるより、ずっと梅を作り続けてきた方がよかったのではないかと思ってしまいますが、
高齢化が進む農家では、やはり梅は管理が大変なのでしょうね。
この句碑の句が名ばかりになってしまう日が来るのもそう遠くないかもしれません。
梅林の向こうは海ですが、逆光なのと霞んでいるのとではっきり見えません。
反対の山側の道です。頂上まで行けるとは聞いていますが、このルートはかなり険しいらしいので、
まだここから登ったことはありません。
先日の雪の日にご紹介した水仙の群生です。
全部八重咲きかと思っていたら・・・
少し先に一重の花と、
少し変わった形のこんな水仙があって、三種類が咲いているのに初めて気がつきました。
よく通るのにどうして今まで気がつかなかったんだろうね、正ちゃん。
海の方へ坂道を下っていきます。やはり下の方の梅は満開に近いです。
潮が引いていて、岸辺にはたくさんの水鳥たちがいたのですが、
私たちが岸壁の近くに行くと、さあーっと沖へ散っていきました。
風に吹かれる正ちゃん。今日は風もあまり冷たくありませんでした。
風の方に顔を向けると、別のわんこみたいになってしまいましたよ。
今日は正ちゃんのお散歩におつきあいくださって、ありがとうございました。
※ クイズのヒント
写真に写っています。