7月5、6日、今年も白山へ行ってきました。
毎年出かけている山友とのグループ登山。当初の計画では、南竜ヶ馬場(南竜、標高2100m)のケビン(戸建ての山小屋)に宿泊して、白山最高峰の御前峰(2702m)と大汝峰(2684m)へ登るというもの。ところが、悪天候のため1日目は南竜のケビンまで行って泊まり、2日目はそのまま下山するという、いわば泊りの宴会となりました。
ケビンはテント場の奥にあります。ここのテント場(野営場)には、中2の時の団体登山以来、何度もお世話になりましたが、ケビンは初めてでした。
さて、今回はグループ登山のため、写真撮影の時間が限られました。
最も撮りたかった南竜周辺の雪田植物については、2日目の朝、グループメンバーがまだ寝ている中に撮ってきました。
では、ご覧いただく前に、雪田植物について、簡単にご説明させていただきます。
高山では、雪渓や窪地に雪が多く積り、夏になっても解けるのに時間がかかります。
雪解け後の7月から新たに雪が降りだす10月初めまでの短い間に、花を咲かせ実をつける植物を雪田植物といいます。
白山の南竜は、雪田植物が多いことで知られていて、また、岩と池沼が織りなす風景が日本庭園に似ていることから、南竜庭園とも呼ばれています。
それでは、朝、雨の中撮った写真をご覧いただきましょう。
雨の中の撮影ですので、写りが良くありませんが、ご笑覧くださいませ。
■ ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属の多年草)
白山を代表する雪田植物の一つです。今年はまだ時期が早かったのか、南竜では笑顔のコザクラには出会えませんでした。
■ コシジオウレン(キンポウゲ科オウレン属の多年草)
花茎が赤褐色または赤紫色なのが特徴です。南竜庭園でいくつかの小群落を観ました。
■ イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属の多年草)
この時季の南竜で最も多く観られたお花のひとつでした。
雨が降っていても、降っていなくてもうつむいて咲くお花です。
■ ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)
このお花も、この時季の南竜庭園で多く観られるお花です。
ショウジョウバカマは、水平分布、垂直分布ともに広いのが特徴で、北陸の低山では4月ごろに咲くのが一般的です。
■ チングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)
まだ、蕾のものがほとんどでした。
毎年出かけている山友とのグループ登山。当初の計画では、南竜ヶ馬場(南竜、標高2100m)のケビン(戸建ての山小屋)に宿泊して、白山最高峰の御前峰(2702m)と大汝峰(2684m)へ登るというもの。ところが、悪天候のため1日目は南竜のケビンまで行って泊まり、2日目はそのまま下山するという、いわば泊りの宴会となりました。
ケビンはテント場の奥にあります。ここのテント場(野営場)には、中2の時の団体登山以来、何度もお世話になりましたが、ケビンは初めてでした。
さて、今回はグループ登山のため、写真撮影の時間が限られました。
最も撮りたかった南竜周辺の雪田植物については、2日目の朝、グループメンバーがまだ寝ている中に撮ってきました。
では、ご覧いただく前に、雪田植物について、簡単にご説明させていただきます。
高山では、雪渓や窪地に雪が多く積り、夏になっても解けるのに時間がかかります。
雪解け後の7月から新たに雪が降りだす10月初めまでの短い間に、花を咲かせ実をつける植物を雪田植物といいます。
白山の南竜は、雪田植物が多いことで知られていて、また、岩と池沼が織りなす風景が日本庭園に似ていることから、南竜庭園とも呼ばれています。
それでは、朝、雨の中撮った写真をご覧いただきましょう。
雨の中の撮影ですので、写りが良くありませんが、ご笑覧くださいませ。
■ ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属の多年草)
白山を代表する雪田植物の一つです。今年はまだ時期が早かったのか、南竜では笑顔のコザクラには出会えませんでした。
■ コシジオウレン(キンポウゲ科オウレン属の多年草)
花茎が赤褐色または赤紫色なのが特徴です。南竜庭園でいくつかの小群落を観ました。
■ イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属の多年草)
この時季の南竜で最も多く観られたお花のひとつでした。
雨が降っていても、降っていなくてもうつむいて咲くお花です。
■ ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)
このお花も、この時季の南竜庭園で多く観られるお花です。
ショウジョウバカマは、水平分布、垂直分布ともに広いのが特徴で、北陸の低山では4月ごろに咲くのが一般的です。
■ チングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)
まだ、蕾のものがほとんどでした。
南竜の雪田植物全体としてみても、まだ時期的に早かったようです。
白山には、まだ雪がたくさん残っています。
雪田植物の見ごろは、これからです。
ここからは、ケビンやテント場の周辺に咲いていたお花をご覧くださいませ。
■ ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)
テント場周辺を黄色く染めるように咲いていました。登山道の脇でも多く観られました。
■ ヤマガラシ(アブラナ科ヤマガラシ属の多年草)
このお花はいずれも建物の傍に咲いていました。人が持ち込んだものかもしれません。
ここからは、南竜付近一帯と、登山道で観たお花です。
■ ノビネチドリ(ラン科ノビネチドリ属の多年草。)
甚之助避難小屋付近(標高1680m)や、南竜ではミヤマキンポウゲに混じって咲いていました。
■ ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草)
砂防新道のあちらこちら(標高1500m~)で見かけました。
ここからは、いずれも砂防新道で観たお花です。標高の記録がありませんが、悪しからずご覧くださいませ。
おおよそ、撮影場所の標高が高い順に並べています。
■ マイヅルソウ(キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属の多年草)
■ キヌガサソウ(シュロソウ科キヌガサソウ属の多年草)
■ エンレイソウ(エンレイソウ属の多年草)
■ サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属の多年草)の実
■ タカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属の多年草.)
■ ヤグルマソウ(ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草)
■ オオバギボウシ(リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)
おまけです。晩ごはん(ヤマメシ)のメインディッシュは国産和牛のすき焼きでした!
ここからは、ケビンやテント場の周辺に咲いていたお花をご覧くださいませ。
■ ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)
テント場周辺を黄色く染めるように咲いていました。登山道の脇でも多く観られました。
■ ヤマガラシ(アブラナ科ヤマガラシ属の多年草)
このお花はいずれも建物の傍に咲いていました。人が持ち込んだものかもしれません。
ここからは、南竜付近一帯と、登山道で観たお花です。
■ ノビネチドリ(ラン科ノビネチドリ属の多年草。)
甚之助避難小屋付近(標高1680m)や、南竜ではミヤマキンポウゲに混じって咲いていました。
■ ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草)
砂防新道のあちらこちら(標高1500m~)で見かけました。
ここからは、いずれも砂防新道で観たお花です。標高の記録がありませんが、悪しからずご覧くださいませ。
おおよそ、撮影場所の標高が高い順に並べています。
■ マイヅルソウ(キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属の多年草)
■ キヌガサソウ(シュロソウ科キヌガサソウ属の多年草)
■ エンレイソウ(エンレイソウ属の多年草)
■ サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属の多年草)の実
■ タカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属の多年草.)
■ ヤグルマソウ(ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草)
■ オオバギボウシ(リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)
おまけです。晩ごはん(ヤマメシ)のメインディッシュは国産和牛のすき焼きでした!