shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

カボチャの花 - 雄花・雌花

2020-07-10 10:22:21 | 日記(雑記帳)
7月1日にカボチャの雌花を載せたので、今日は雄花について書こう。
これまで育てたカボチャは、いずれも雄花が先に咲き出し、雌花は遅れて花がついた。
今回もその例に漏れず、雄花が先行した。そして、今は雄花・雌花ともに咲いているが、数は雄花が多い。


カボチャは雄花、雌花が別々(雌雄異花)だと知られているが、実は発生段階では両性花だ。
それが、成長途上で雄しべの発達が停止すると雌花に、雌しべの発達が停止すると雄花になる。

雄花の構造を観てみよう。


カボチャの雄花は、雄しべが1本しかないように見える。しかし、この大きな雄しべに見えるのは、葯の集合体だ。実際は3本の雄しべが寄り集まっている。
花の中を覗いてみるとよく分かる。 撮影しやすいように花弁を切り取った。


3本の雄しべ(花糸)が寄り集まって。上へ伸びているのが分かる。 もっと拡大して観よう。 虫が入って暴れたので、花粉がたくさん落ちている。


花糸の根元はかなり太い。 もともと分かれているので、花糸の間には隙間がある。


最後に葯を撮っておこう。 花粉は丸く見えるが、実際はとげとげがあるそうだ。 もちろんこのカメラでは分からない。


おまけに、花に集まる虫を載せておこう。 この他に真っ黒なゾウムシのような虫もいたが、今日はこの虫とアリだけ。 カボチャの色に染まっているのが面白い。


ここからは、7月1日に書いた、雌花についての記事です。

スーパーで買ったニュージーランド産のカボチャを、食べた後に種を播いたら花が咲いた。
初めの中は雄花ばかりだったが、昨日初めて雌花が咲いた。




写真は昨日、雨が降り始める前に撮ったものだ。
柱頭の先が4つに裂けている。




先日書いたように、市販のカボチャはほとんどがF1種から作られている。
従って、仮に受粉に成功しても美味しい実が生ることはない。
それを承知で人工授粉をしてみた。さて、どうなることやら。

ちなみに、こちらが雄花。雄しべの写真を撮り忘れたので、いずれ追加しておこう。


閑話休題。
カボチャ料理のお薦め、ベスト3はこちら。
1.冷製カボチャのスープ
2.カボチャコロッケ
3.カボチャの天ぷら
かぼちゃには、ビタミンAの元となるβカロテンが豊富に含まれるのはご存知の通り。
冬至に食べるのはそのためだが、夏に美味しいカボチャで、この夏を元気に過ごそう!
コメント (20)
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