shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その⑤、最終)

2021-10-07 21:44:29 | 山行・旅行


台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(その④)からの続きです。



今回歩いたところは、下の地図の左下にある三条ノ滝分岐から、右上にある御池駐車場までです。
地図には燧裏林道と書かれています。距離は5km、コースタイムは2時間半です。途中に数多くの田代(高層湿原)があるのが特徴です。


また、国土地理院のHPから、上記地図を3D加工してみました。手前の燧ヶ岳(柴安嵓)との位置関係が分かりやすいです。


さて、それでは出発です。
初めのうちは、代わり映えしない山道を歩いていきます。全体としては、この辺りはきれいに紅葉する樹々が少ない印象です。
 

シボ沢大橋を渡ったところで昼食としました。今朝作った五目ごはんに熱い緑茶を注ぎ、お茶漬けとしました。


天神田代に向けて登っていくと、徐々に紅葉している樹々が増えてきました。真っ赤に色づいているのはハウチワカエデです。
 

天神田代に着きました。湿原はササが繁茂していて表情を変えていました。それでも空が広がって樹々がきれいです。また、燧ヶ岳の一角を観ることができました。
 

右の写真をご覧ください、ピンクのリボンがダケカンバの樹の6mほどの高さのところに付いていました。冬に道を誤らないために付けたものです。
ということは、雪が5mほど積もるということです。
 

こちらは大きなダケカンバの樹です。すぐ横の木道と比べると大きさが分かります。
根元で幹が折れ曲がっているのは、幼少期に積雪の重さで曲がったものです。ダケカンバやブナはしなやかで、雪で曲がった樹が各所で見られました。


西田代です。小さめの田代ですが、ここは日本庭園のような趣がありました。
 

続いて横田代、ノメリ田代、上田代の中を歩いていきます。
 

 

 

池塘に写る空の青さが印象的でした。


上田代に入りました。正面に見える山は荒沢岳(標高1969m)だと思います。
 

上田代は広々としていて、途中に2ヶ所ベンチがあります。左の写真に見える山は大杉岳(標高1922m)です。
シリーズ第5回の表紙に、この写真を使いました。
 

平ヶ岳が見えるところまで歩いて写真を撮り、その後ベンチに戻って休憩しました。


正面に平らに見える山が平ヶ岳(標高2141m、日本百名山)です。


平ヶ岳を眺めていたら、1羽の鳥が飛んで来て、頭上を越え20mほど先のマツに留まりました。
はっきりとは見えなかったのですが、ホシガラスのようでした。樹の天辺に留まった鳥は、こちらに顔を向けず、またすぐに飛び立って行きました。




     
    
        
   
            

            

        

    



その後、姫田代、御池田代を抜け、燧ヶ岳の登山道との分岐を経て、12時30分少し前に御池の駐車場に着きました。
黄色く色づいていたのは、ミネカエデだと思います。
 

5回にわたってのシリーズにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
来シーズンも元気で尾瀬に出かけられるよう、シーズンオフのトレーニングとケアに努めたいと思います。

台風一過 秋の尾瀬沼~尾瀬ヶ原を散策(完)
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする