shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

1年4ヶ月ぶりに筑波山を歩いてきました

2023-03-22 00:12:40 | 山行・旅行


3月20日に筑波山界隈を歩いてきました。筑波山に出かけるのは、2021年の11月以来でした。
・10時6分 つくし湖畔を出発
・10時26~28分 椎尾山薬王院
・12時17分 男体山(標高871m)
・12時54分 女体山(同877m)
・14時13~16分 筑波山神社
・14時25~27分 筑波山梅林
・15時59分 つくし湖畔に到着
(距離 13.0km、累積標高差 1090m、合計時間 5時間53分、休憩 35分)

では、歩いた順にコースの様子やお花などをご覧いただきます。
先ず、出発する前につくし湖の堰堤を歩きました(この分は上記の距離に入っていません)。つくし湖は霞ヶ浦の水を揚水して蓄えているロックフィル式のダム湖で、高さが27.4m、堰堤の長さは400mあります。
 

ここから筑波山を観るには堰堤を端まで歩いて行く必要があります。朝は完全な逆光です。しかも対岸が斜めになっていて、何とも収まりの悪い写真になりました。
つくし湖にはオオバンが10羽ほどと、カルガモが2羽、ホシハジロが1羽いました。つくし湖の名前の由来はこの子でしょうか。今年の初見でした。
 

車に戻ってザックを担ぎ、登山開始です。ここから登り始めます。途中にある鹿威しが新しくなっていました。
 

ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)が咲き始めていました。この花は花茎を2つか3つ立てますが、まだ1つしか伸びていません。2つめの花芽がぴかりときれいでした。
 

マルバコンロンソウ(アブラナ科タネツケバナ属)も咲いていました。この植物の花色は本来白色ですが、筑波山には赤花種(赤紫色)もあるようです。この花もやや紫色を呈していました。


20分ほどで椎尾山薬王院に着きました。
 

出発して54分で林道に出ました。ここで水分を補給し、シャツを1枚脱いで半袖のTシャツになりました。
この後、急勾配の800段の階段を登ります。この階段は何度来てもきついです。前を歩いている人が見えましたが、追いつけませんでした。
 

階段を登り切った辺りが、坊主山の頂上付近のようです。一旦路が緩やかになり分岐となります。自然研究路の方に進み、男体山の山頂へ向かいます。
分岐直後の四阿で昼食としました。脱いでいたシャツを着ました。木々の隙間から出発地点のつくし湖と、薬王院の三重塔が見えました。
 

自然研究路では咲き始めのカタクリ(ユリ科カタクリ属)や、キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)のつぼみ、スミレの仲間が観られました。






12時17分に男体山の山頂に着きました。冬場の空気が澄んでいるときには富士山や秩父連山、浅間山などが見えますが、春霞がかかる今の時期は近くの街が見えるだけです。
 

ケーブルカー乗り場の裏手に当たる場所は山野草の宝庫になっています。
キクザキイチゲが咲き出していました。ユリワサビ(アブラナ科ワサビ属)の群生も観られました。
 

人通りが多いところでは、ホシノヒトミ(別名オオイヌノフグリ、オオバコ科クワガタソウ属)、コハコベ(ナデシコ科ハコベ属)、ミチタネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属)などが観られました。
 

御幸ヶ原から北を眺めますが、やはり霞がかかり遠望が利きません。諦めて女体山へ向かいました。途中カタクリの里の遊歩道を歩くのを楽しみにしていたのですが、立入り禁止となっていました。3月26日から4月30日までの間だけ通れるようです。ちょうど看板の傍に倒木があったので、そこに腰掛けて休憩しました。
 

12時54分に女体山山頂に着きました。大勢の人が山頂にいたので、写真も撮らずにすぐに下山することにしました。下山路は白雲橋コースを通りました。
 

白雲橋コースには奇岩・巨岩がたくさんあります。写真は、母の胎内くぐり、弁慶の七戻り、そして弁慶茶屋跡に建設中の建物です。
  

弁慶茶屋跡でロープウエイの駅があるつつじヶ丘へ行く路(おたつ石コース)と岐れ、白雲橋コースは森の中に入っていきます。
白雲橋コースを歩ききり、14時13分に筑波山神社に着きました。


続いて梅林を目指しますが、路を間違えて遠回りしてしまいました。
14時25分に梅林に着きました。前日まで梅まつりが催されていましたが、見たところ樹に花が残っているのは1~2%ほどでした。
正面に見える山は宝篋山(ほうきょうさん、標高461m)です。
 

梅林からゴールのつくし湖畔までは、延々とアスファルトの道を歩きます。
これまでに観た花と合わせて、10種くらいは観たいものだと思いながら歩きました。
梅園でウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)とホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)を観ました。
 

しばらく歩くと、スミレがたくさん咲いていました。左のスミレと右のスミレでは、葉の形が違うように見えました。
 

次はタンポポの仲間とハルジオン(キク科ムカシヨモギ属)です。ハルジオンは今年の初見でした。
 

アオキ(アオキ科アオキ属)の花のつぼみと、ぶら下がり系の樹木の花です。キブシの仲間でしょうか?
 

クサイチゴ(バラ科キイチゴ属)とコブシ(モクレン科モクレン属)です。
 

最後はオオアラセイトウ(アブラナ科オオアラセイトウ属)とカキドオシ(シソ科カキドオシ属)です。
 

アスファルトの道の下りで膝が痛くなりました。
15時59分にゴールのつくし湖畔に着きました。目標の1分前でした。
長々と書いてしまいました。最後までご覧いただき、ありがとうございました。地図を再掲します。

コメント (12)
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