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・弘前りんご農場から大鰐町(その1)(青森県)

2020年02月29日 | 農産物

RED APPLE (レッドアップル)赤石農園 青森りんご

2月初旬、弘前市と大鰐町へ伺う事ができた。昨年5月さくらまつりの時期にも、弘前に行った事がある。桜とりんごの開花時期は重なるので、可愛いりんごの花も眺めた。その時、弘前の桜の幹、枝ぶりの素晴らしさはりんごの剪定技術が活かされていると聞いていたので、いつか冬の剪定の時期に農家さんをお訪ねしたいと思っていた。クロス・ファーム株式会社の新開茂樹さんのお世話になり実現できた。

今年は雪が少なかったのだが、私達が青森に入ったとたん、待ってくれていたかのように雪が降った。おかげで冬の田んぼアートの制作風景も拝見できた。スノーアーティスト、サイモン・ベック氏から技術継承した有志団体、スノーアーティスト集団 It’s OK.(イッツオーケー)が制作。

●冬の田んぼアート


午前中櫓から見学。夜にはポスターの写真のようにライトアップされたそうだ。


●RED APPLE (レッドアップル)赤石農園
念願だった剪定をしている冬の弘前赤石りんご農園におじゃまし、RED APPLE 代表取締役 赤石淳市さんにお話しもお伺いした。美味しいりんごと低農薬米秋田こまちの青森米は、REDAPPLEサイトhttps://www.hirosaki-redapple.com/)産地直送で購入をしている。

美味しさのためには、りんごの樹の剪定と摘果はセットの重要な仕事だそう。収穫時が一番楽しい作業かと思ったら、冬の剪定は職人としての腕の見せ所で、寒さの中でも楽しい作業との事。樹を健康に保つために欠かせない。うちのりんごはこのように育てたい、というオーナーさん個々の芸術にも近い剪定方法にこだわりがあるそうで、剪定後の枝ぶりに違いがある。高枝切りハサミのような剪定用のハサミも使う。持たせてもらったが、重い!これでも、最近の素材は軽くなってきたとの事。そして、雪の中での作業は足元からしんしんと冷えてきて冷たい。車移動する広大な土地は数か所あるし、休憩小屋も設置され、途中暖を取りながらとはいえ、気の遠くなる作業だと思った。



●新しい農法高密植栽培
赤石さんは今も師匠の下に剪定方法を習いに行かれているが、新しい農法での実験の栽培も始められている。職人の技によるりんご栽培習得には10年以上かかる。農業従事者が減る中、新規就労者が初期投資も抑え、定植からの収穫も早まる高密植栽培の実験もされている。イタリアのチロル地方から派生した栽培方法。ベテランでなくても、りんごの栽培が出来る。2019.06.11の赤石さんのブログと新聞の掲載記事をご参照下さい。(http://blog.hirosaki-redapple.com/?eid=209)どのような風味のりんごが生るのか、収穫されたら是非食べたい!と思っている。今後は国内販売だけでなく、輸出にも力を入れたいと語られていた。

・葉とらず栽培の寒じめふじりんご
https://www.hirosaki-redapple.com/?pid=86476445

樹上完熟後適切な貯蔵庫で保管された小玉のりんご。この時期になんと蜜入り!で、シャキシャキし、瑞々しいという技が活きている。届いたら冷蔵庫で保管したら長持ちすると記載されている。


 

・弘前りんご農場から大鰐町(その2)(青森県)





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