平成19年度京都府選定文化的景観「和束町宇治茶の茶畑景観」
和束町は京都府の南部、相楽郡にあります。
京都府内宇治茶生産量の宇治茶の4割弱を生産する産地。
大阪市内から車で約1時間。この景色が広がります。
新芽がつややかなお茶畑
パッチワークのように見える畑
覆下園(おおいしたえん)
覆いの中。うまみを出すために覆いをして直射日光を避けてじっくり生育させている事で
抹茶(てん茶)・玉露・かぶせ茶を生産されているそうです。
和束茶カフェ
新茶を頂きながら、ロケーションについて、お茶についてご説明を頂きました。
毎日飲んでいるお茶、しかも宇治茶は、関西人には馴染みがあるのに、まだまだ知らない事がいっぱいでした。
生産者のお茶
「和束茶」商品化されていますが、このカフェでは生産者ごとのお茶も並んでいます。
生産者さん自らが「ぬるめのお湯(60℃)で淹れて頂かないと渋みが出てしまいますよ」
など、特性を説明されながら届けられるそうです。
無農薬、低農薬、お茶の木の種類など、それぞれの生産者がこだわりを持って育てられています。
まさに、ブルゴーニュのワインを作っているぶどう畑と同じ!!
畑の日当たりを山の上から眺めると、まさにコート・ドール!
飲み比べたら、はっきり違いがわかります。お隣同士の畑でも香り、味わいが違う。
生産者さんのお名前をご紹介頂きながら淹れて頂いた煎茶セットは
作り手さんにお会いしたいと思う味わいでした。
お湯を注いでから茶葉が開く時間の違いも格別です。
贅沢な時間ですね。
和束カフェではそれぞれの違いを発信されています。
宇治茶という名に隠された、和束の実力をもっと知らないともったいない。