世界各地でのビジネス経験をベースに、グローバルな視点で世界を眺め、ビジネスからアートまで幅広い分野をカバー。
爽やかな香港の朝です。以前は香港島側に住んで
いたので、九龍側から見える景色は新鮮です。
向こうに見えるのはワンチャイ付近、コンベン
ション・センターが見えています。
うちの会社があるのは中央の高い建物の向こう
側あたり。この前香港に来たのは5月のことで
したので、2ヶ月ぶりという感じです。
もう少し全体が見える景色はこちら。
シェラトンからの景色です。ワンチャイから、
セントラルまでの街並がハーバーの向こう側
に見えています。左端の背の高い建物がIFC。
その後ろの山がビクトリアピーク。手前の
ほうはチムシャツイの香港芸術館などの建物。
手前の左側にアベニューオブスターズの遊歩道
がちょっと見えています。香港の有名スターの
手形とかが並んでいる歩道ですね。
私が香港に住み始めたのは2007年の今頃。
その頃はシンガポールに住んでいたのですが、
仕事の関係で香港に転勤になりました。
シンガポールのほうが好きで、香港のことを
あんなに嫌っていたMy Wifeも、今では香港も
大好きになってしまっていました。
食べ物や買い物など、香港は女性には魅力的
なんですね。
香港にいた時に住んでいた場所とか、働いて
いた場所とかが対岸に見えているるのですが、
自分の歴史を客観的に眺めているような感覚
です。香港の金融の中心地も見えているので
すが、想像を絶する額のお金が動いているか
と思うと、この景色は何だかすごい景色ですね。
そしてこちらは夜景。
プライスレスです。
こちらは粥・麺専科の池記の五寳湯飯。ご飯
がスープでお茶漬けのようになっていて、蝦
雲呑とか、つみれとか、しいたけとか乗って
います。初めて食べましたが、結構おいし
かったです。
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7月22日のANAのフライトで香港へ。上の
写真は成田を出てしばらくたった夕暮れの
景色。いつもは通路側なのですが、今回は
久々の窓側の席です。
飛行機の中では今回は映画を見ずに、猪瀬
直樹さんの「言葉の力」(中公新書ラクレ)
を読んでいました。実に示唆に富んだ本です。
日本の教育が言語技術という点では大きく
劣っているという事実。また震災後の管首相
の言葉がなぜ国民に届かなかったのかという
分析。実に面白い。
こんな文章がありました。
小泉さんには「言葉」があった。その後を
継いだ首相たちを見ていると、「言葉の力」
が次第に失われている。安倍さんで「緊張感」
が消え、福田さんで「夢」が消え、麻生さん
で「知性」が消えた。”宇宙人”の鳩山さんで
「リアル」というものが完全にすっ飛んで
しまった。そして管さんで跡片もなく消えた
もの。「言葉の力」である。
他にも印象に残る部分が多かったのですが、
「本はどんどん衝動買いせよ」という部分
も面白かった。香港から東京に引っ越しし
た時、あまりに読まない本の多さに、無駄
な本は絶対にもう買わないぞ、と心に決め
たのですが、それを全否定するようなこの
猪瀬さんの言葉。勇気づけられます。
飛行機の外はいつの間にか夜になっていて、
台湾の近くの海は漁船の明かりで、まるで
星空のようでありました。
何だか宇宙空間を旅しているようなそんな
錯覚を感じました。
香港到着後、ホテルの近くのレストランで
夜食。こちらは焼きそばのような感じのもの。
そしてこちらはMy Wifeが注文したスープ。
フィッシュボールやら海苔やらが入ってます。
さて明日から数日、香港です。
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香港に出張で来ているのですが、飛行機で
『ビクトリア女王世紀の愛』を見ました。
そして香港に着いたら、香港のビクトリア
公園が見下ろせるホテルに宿泊。なんだか
不思議な縁です。
上の写真は、香港のビクトリア公園の一角
にあるビクトリア女王の像。この公園が
実はビクトリア女王にちなんだ名前だと
いうことはあまり認識されていないと思い
ますが、この像があることからも歴史的に
由緒ある公園なのですね。
そして、こちらはホテルの部屋からの景色。
手前の右側の緑の多い場所がビクトリア
公園です。この中にさきほどの像があり
ます。じつは、この写真の中の建物群の
向こうに見える山はビクトリア・ピーク。
香港を代表する観光スポットです。
そして右手に見える海はビクトリア・ハー
バー。この一枚の写真の中に、ビクトリア
女王にちなんで名付けられた地名の場所
が3つも写っています。
香港はアヘン戦争の結果、1842年の南京
条約でイギリスに割譲され、1860年には
九龍半島もイギリスに割譲されます。また
1898年の7月1日に、新界地域の租借
も行われ、これが99年の期限ということで、
1997年の7月1日の香港返還へと繋がるの
ですが、実は香港割譲はすべてビクトリア
女王の在位期間(1837年から1901年)の
出来事だったのです。
18歳で即位し、英国を世界最強の国家に
導いた女王ということで、1877年には
初代インド女帝ともなっています。
シンガポールにもビクトリア・ストリート
という地名や、ビクトリアシアターという
名前が残っていますし、オーストラリアに
はビクトリア州という州があります。
今の時代で考えても壮大なグローバリ
ゼーションの世界で、気が遠くなりそうな
スケールです。前例のない案件とかも
多かったでしょうし、プレッシャーも相当
なものがあったんでしょう。大変な時代に
大帝国を統治したビクトリア女王の力量に
あらためて敬意を表したいと思います。
で、こちらが映画の予告編。
そしてこちらが映画の公式サイトです。
http://victoria.gaga.ne.jp/
この映画の中で一番印象的なのは、パレード
の途中で狙撃されるのを夫のアルバートが
身をもってかばうシーン。銃弾を受けた夫に
ビクトリア女王が「なぜそんな馬鹿なことを
したのか」と聞く。すると夫アルバートは
答える。「ぼくの代わりはいるが、君の
代わりはいない。そしてぼくにとって君
は唯一の人」感動的なシーンです。
ビクトリア女王の治世を支えたのは夫
アルバートの献身的な愛だったというわけ
です。でもこの人、42歳の若さで死んで
しまうんですね。
ビクトリア朝というのは、産業革命まっさ
かりの時代で、科学と芸術が花開いた時代
です。ディケンズや、オスカーワイルド、
バーナードショーや、数々の詩人たち、
画家たち、そんな活気のある時代だった
んですね。
今日、これから、香港から羽田に向かい
ますが、ビクトリア女王がいたからこそ
今の香港が香港として繁栄しているんだ
なあと思うと、イギリスの影響力と偉大
さを感じざるをえません。
来年はロンドンオリンピック。再び
イギリスが世界の脚光を浴びることに
なるのかもしれません。
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イギリスのSkytrax社が毎年行っている
世界の空港に関する調査の結果の2011
年版が3月末に発表されました。
調査時期は2010年6月から2011年3月
までの期間、世界の240以上の国際空港
について、約百カ国の国籍の1138万人
に対しての行われた調査で、空港に関
する39の項目を調査したものなのだそ
うです。
1999年から毎年行われているニュート
ラルな(特定スポンサーのついていない)
調査で、この手のものでは最も信頼性が
高いと言われているものです。
今年発表になったばかりの世界の国際
空港トップ10はこちらです。
一位から十位までが並んでいますが、
2011年のエアポート・オブ・ザ・イヤー
に香港国際空港が輝いています。右に
昨年度のランキングが出ていますが、
昨年はシンガポールのチャンギ空港が
トップでした。今年はチャンギは二位
です。三位には、昨年二位だった韓国の
インチョンが入っています。香港、イン
チョン、チャンギは、ここ数年、この
ランキングのベスト御三家といった感じ
です。
こちらがチャンギ空港。
トップ10の中には、ミュンヘン、アムス
テルダム、チューリッヒ、コペンハーゲン
などヨーロッパの空港が入っていますが、
5位に北京、9位にクアラルンプールなど
アジアの空港がランクインしています。
日本の空港はというと、国際空港では
日本はもうちょっと努力が必要なようです。
各部門賞を見てみましょう。
まずは、空港のベストダイニング部門。
食事です。これは香港が一位!確かに
お店の充実はすごいですね。
例えばこちらは香港飲茶の有名の正斗。
昨年、香港の空港に登場しました。
こちらはトンカツのサボテン。たしかに
香港の空港内にはお店がいっぱいあります。
2位にロンドンのヒースローが入って
ますね。
そしてこちらは、セキュリティーチェック
(X線検査)のベストサービスランキング。
一位は台北ですが、二位に日本の中部国際
空港(セントレア)が入っています!
さてこちらは、空港の清潔さランキング。
一位はインチョン、二位が北京、そして
三位がシンガポール。
こちらは空港のトイレのベストランキング。
一位が北京、二院がインチョン、そして三位
に香港です。
これ以外にもいろんなカテゴリーがあるん
ですが、興味のある方はこちらをどうぞ。
http://www.worldairportawards.com/index.htm
アジアの空港が世界的にこんなに評価が
高いというのに驚かされると同時に、日本
の空港があまり国際的に評価されていない
という事実にちょっとがっかりします。
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