まわる世界はボーダーレス

世界各地でのビジネス経験をベースに、グローバルな視点で世界を眺め、ビジネスからアートまで幅広い分野をカバー。

3月30日が来るたびに思い出すメロディーがある

2012-03-29 23:58:25 | Life

フランシーヌの場合は
あまりにもおばかさん
フランシーヌの場合は
あまりにもさびしい
三月三十日の日曜日
パリの朝に燃えた命ひとつ
フランシーヌ


新谷のり子(しんたににのりこ)が歌った
「フランシーヌの場合」の歌詞です。
1969年の3月30日、フランス人女性
フランシーヌ・ルコントが政治的抗議の
ためにパリで焼身自殺をした。それを
題材にこの歌ができた。リリースされた
のは6月15日、反安保の日。その年の
大ヒット曲となった。

その曲を知らない人も多いと思うので
こちらに動画のリンクをご紹介しておきます。



翌年は大阪万博だったので、この動画は
その懐かしい映像が使われている。
この曲ができた年、ぼくは中学の二年生。
翌年に大阪万博をひかえ、高度経済成長
のまっただなか。未来は希望に輝いていた。

中学では時々体育館でニュース映像を
見せられたが、学園紛争の映像が流される
たびにぼくらはうんざりしていた。
それよりも、大阪万博がやって来ることに
わくわくし、夢は世界に広がっていた。
イタリア語を勝手に勉強しだしたのも
あの頃だった。海外に行く事を夢見ていた。

その頃、この歌が流れていた。好きな曲
というわけでもなかったが、フランシーヌ
という名前と、3月30日という日付が
記憶の中にしっかりと刻み付けられた。

その頃、まだ行ったことのない東京の
下町でMy Wifeが生まれてまもなく1才に
なろうとしていた。

一回り以上差のある赤ん坊と将来結婚
することになろうとはその時は全く想像
できなかった。その時そんなことを思った
ら、ちょっと変質者と思われただろう。
だいぶ大人になってから会ったので、
幸いにもそれほどの年の差は感じなかった。

My Wifeは東京オリンピックも知らな
ければ、大阪万博も知らない。あの頃の
最もエキサイティングだった時代の事を
知らない。その時、年の差を感じるが、
彼女は何故かこの歌を知っている。
生まれた時は天才だったのか...

3月30日が来ると、そんな昔のことを
ついつい考えてしまう。あれからもう
43年。年月の流れの何とはやいことか。

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インドでマーケティングしましょう会(フェイスブックページ)

2012-03-18 12:09:01 | トラベル

フェイスブックページ
を新たに立ち上げてみました。
インド関係のポータルのようなことをフェイスブック
でできないだろうかとふと思い、気まぐれで作って
みたのがこちらのページです。

http://www.facebook.com/pages/インドでマーケティングしましょう会/349164501792118

インドは、中国に次ぐ巨大な人口規模の国。昨年、
インドのGDPが日本を抜いて世界第三位になったと
いう報道がありました。フェイスブックの利用者数
も今や世界第二位。世界中がインド市場に注目して
います。

ところが日本では、時々マスコミで取り上げられ
ながらも、インドは相変わらず遠くて、よくわか
らない国。日本に届く情報も限られています。
出張とか駐在とかでインドを敬遠するビジネスマン
も多いですね。でもインドは、ビジネスの宝庫。
これからインドに進出してみたい、あるいは
すでに進出しているという皆さん、インドの
マーケティング事情(およびその周辺情報)が
少しでも把握できれば、仕事のヒントになること
もあるかも。

というわけで、こんなフェイスブックページを
作ってみました。どのように機能するのか今の
段階では全く未知数です。

普段、インド関係の仕事をしているので、インド
のことは多少は知っているのですが、日本に来る
情報が非常に限られているのが残念です。

数日前も、インドのクリケットのスーパースター
のサチン・テンドルカルが100個のセンチェリー
(一試合で100点を達成すること)の記録を
達成したというニュースが、インドだけでなく、
BBCなどでも報道されていたのですが、日本では
全く話題になっていませんでした。



こんなこともウォッチしていけたらと思って
います。よろしければ、フェイスブックページ
を訪問して「いいね!」を押していただけれると
嬉しいです。そのためにはフェイスブックに
登録してないとダメなんですが、無料で簡単に
できるので是非どうぞ。

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12939とは何の数字?

2012-03-17 00:44:25 | 広告

先日、うちの会社の上海オフィスから出張で
来ていた中国人のメディアディレクターのTT
さん等と一緒に麹町の焼き鳥屋で飲んでいた
ら、「12939」の話しになりました。ネット
でちょっと話題になっている数字なんだとか。

その時、TTさんがスペインのあるテレビCM
の話しをしていたのですが、上の絵はその
一場面です。ネオンで12939の文字。3人の
若者がこの数字の意味を考えるというストー
リー。答えは最後に出てきます。

こちらがその実際のテレビコマーシャル。



結局、ペプシの看板を裏から見ていたという
オチなのですが、この3人の会話を日本語に
するとこんな感じになります。

「12939?あの数字、何か意味があんのか?」
「さあね、あそこで何かやってるのかしらねえ」
「もしかしたら、日付かも」
「でもなあ、意味があるとも思えないけどなあ」
「どうしたの?歴史学者にでもなっちゃったの?」
「思ったんだけど...意味はないんだよね」

「なんかわかんないけど、喉が乾いたよな」

PEPSIのロゴを反対から見ると、12939という数字に見えるということなんですけど、これだけで持ってきているストーリーはすごいです。

本当にペプシのロゴを反対から見ると、その
数字に見えるのかと思って、確かめてみたのがこちら。



確かに、12939だ!これはすごい!
このロゴをデザインしたデザイナーは果たして意図してこのような書体にしたのだろうか?
そしてこの数字には何か秘密のメッセージが
あるんだろうか?ひょっとしたら誰も知らないメッセージが込められているのかもしれない。
これはまた都市伝説かなんかのテレビ番組で
勝手に掘り下げていただきたいと思います。

しかしペプシのロゴ、今は細い書体になって
しまっていたのですね。



これだと、裏返しても、鏡に映してもあの
数字は見えない。せっかくなので、また昔
のようなロゴに戻してもらいたいものです。
あのロゴはやはり力強いほうがいいですね。

こちらにペプシのロゴの変遷が出ています。

http://www.pepsi.co.jp/history/logo_1.html

コカコーラのロゴに比べて、ずいぶん変わっているんですね。

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シンガポールは知と金の集積回路

2012-03-16 00:28:54 | シンガポール

My Wifeが雑誌「プレジデント」の2012年
4.2号を買ってきました。「お金に愛される
習慣」という特集の号です。特にお金に
執着があるわけではないのですが、お金持ち
には興味を持っているようです。
それも並のお金持ちではなく、
桁外れのお金持ちに。
先日もForbesの長者番付を丹念にチェック
しておりました。「でもこの番付に入って
いない人で、実はすごい人がいるはず」と
ぶつぶつ言っておりましたが。

そういえば、私も以前、億万長者になる人に
共通の性格を研究(?)していたことがあり
ました。と言っても本を読んでいただけで、
実践はしていなかったのですが、以下の
ブログにそのことがちょっと書いてあります。

億万長者になれる人の資質とは
さらなるミリオネアーの秘密

さて、この雑誌のメインは「金持ち運」を
つかむ黄金法則という特集で、次の8つの
法則が出ておりました。
1) よい仕事ということに集中している
2) 大胆だが、大雑把ではない
3) 体のことに注意している
4) 人のために、生きたお金を使える
5) 見栄を張らず、身の丈の生活をしている
6) 自分は運がいいと思っている
7)失うことに抵抗がない
8) 未来は、いまよりよくなると信じている

なるほど、どれも自分にあてはまる、という
ことは自分も大金持ちになれるのかもと
期待を抱きながらページを進めていくと、

シンガポールにいま、お金持ちが集まる理由
という見出しが!
「人間だけでなく場にもまた、場の持つ
エネルギーというのがある。私たちは自分
で場所を選んでいると思いがちだが、じつは
場も人を選ぶのだ」と書かれている。

その後、数ページにわたって、シンガポール
に拠点を移した30代、40代の日本人の成功者
が数人登場してきます。こういう人たちが
集まってくるということは、お金も、エネル
ギーも、幸運も、インテリジェンスも、情報
もそこに集まってくるということ。
シンガポールという国家の戦略がもともと
そういうことを目指していたのだと思うので
すが、それが結果を産んでいるのです。

先日、トランジットでシンガポールに寄った
時、久しぶりにオーチャードの高島屋の
紀伊国屋書店に行き、その蔵書の豊富さに
感動いたしました。英語の本と日本語の
本のバランス、日本語の本の中でアジアに
特化した本のセレクションの見事さ、
そして、写真や、デザイン、広告、マーケ
ティング、ビジネスなどの英語の本の充実。
このへんはすごいとあらためて脱帽しました。

知が集積する国の書店はさすがにすごいと
思ったのでした。シンガポールのように
経済が元気な場所には、いろんな物が
集まってきているんだなあと思うのでした。

経済のことには全く無縁のMy Wifeは、
「やっぱりそういう所で仕事するのがいい
わよね~シンガポールが呼んでいるかも」
と数年前から言っておりました。



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楷の木の物語

2012-03-14 00:43:40 | 故郷

昨年、母校の愛知県立成章高校が創立110
周年を迎えました。それを記念して学校に
「楷の木」が植えられたのだそうです。
上の画像は、110周年の記念式典のパン
フレットに出ていた写真なのですが、
その文章には「孔子にゆかりのある中国
原産の珍木」と書かれています。


楷書という書体は知っていたのですが、
「楷の木」というのは勉強不足で知りま
せんでした。調べてみると、次のような
ことがわかりました。

今から約2500年前、中国の春秋の時代、
孔子が亡くなって、山東省曲阜に埋葬
されました。弟子たちは3年の間、喪に
服し、墓所の周りにいろんな木を植えた
のだそうです。弟子の中の子貢(しこう)
は、さらに三年、小さな庵を作って、喪
を続け、楷の木を植えてその地を離れた
のだそうです。

その楷の木が大きく育ち、「子貢手植え
の楷」として有名になったのだそうです。
やがてこの楷の木は、中国の科挙の試験
の合格祈願のシンボルとなっていったの
だとか。歴代の文人が自宅にこの楷の木
を植えたことで、「学問の木」と呼ばれ
るようになっていったのだそうです。

この木が日本に初めてやってきたのは、
1915年(大正4年)。孔子にゆかりの
ある学校に植えられたのだそうです。

愛知県の成章高校も論語の「斐然成章」
という言葉から取られているので、もと
もと孔子とは深い関係があったのですね。
創立110周年の記念として植えられた
この楷の木。実は長い歴史の物語が
込められていたんですね。

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