まわる世界はボーダーレス

世界各地でのビジネス経験をベースに、グローバルな視点で世界を眺め、ビジネスからアートまで幅広い分野をカバー。

心の瞳と白いブランコ

2011-07-30 19:43:37 | 東京
先日交通事故で亡くなった会社の先輩・
和男さんを送る会が、2011年7月29日、
麹町のグリーンパレスで開催されました。
会社の同僚、昔の同僚、クライアント、
取引先など百数十人が集まり、和男さん
を送ったのでした。

すべての参加者にとって、その出来事は
あまりにも突然で、信じられないこと
だったのですが、一番信じられないと
思っているのは、鈴木さん御自身なの
でしょう。ご冥福をお祈りいたします。

以前、会社にいた坂田さんに、この会
の司会をしていただいたのですが、
坂田さんが、和男さんに今度紹介した
かった曲として紹介してくれたのが、
坂本九さんの遺作ともなった曲、
「心の瞳」でした。

実は、この曲、私も知らなかったので
すが、飛行機事故で亡くなった坂本九
さんの最後の曲だったのですね。九さん
自身が人前で歌うことはなかったのです
が、今は、合唱曲として人気となって
いるんだそうです。

当日もこの曲を会場で流していただいた
のですが、ここでもう一度、どんな曲
だったかご紹介しておきましょう。



坂本九さんの人生のエンディングの曲
でもあったのですが、和男さんの人生の
ラストテーマとしてもぴったりな、よい
曲だと思いました。

長い年月を 歩き疲れたら
微笑みなげかけて 手をさしのべて
いたわり合えたら
愛の深さ 時の重さ
何も言えず わかり合える
たとえ過去を 懐かしみ
ふり向いても それは歩いてた 
人生が あるだけさ
いつか 若さを失くしても
心だけは 決して変わらない
絆で結ばれている

和男さんは、決して若さを失わず、
常に新しいことに挑戦し続けていました。
山登りを愛し、酒を愛し、マラソンにも
挑戦し、今年の3月以降も、ウクレレや
フェイスブックにを始められていました。



チャレンジャーでした。

肉体をなくした今も、鈴木さんのスピリット
は私たちの心の中に永久に生き続けています。
決して変わらない絆で結ばれているよう
な、そんな気がしています。

直前まで海外に出張に行っていて、「送る
言葉」を事前に送れなかったので、ここで
ちょっと思い出を書いておきたいと思います。

和男さんの訃報を聞いたのは、上海の出張
から帰った後でした。何かの間違いではない
かと思ったのですが...

今年の3月に日本に戻ってきた時、僕の席
は和男さんのわりと近くで、座ったままでも
見えていましたね。直接仕事で絡むことは
そんなになかったのですが、フェイスブック
のことやら、ウクレレのことやらで急に親し
くなったような感じでしたね。

今から思えば、3月に海外から日本に戻って
きたのも、僕がフェイスブックを3月から
始めたのも、何か見えない力で和男さんの
近くに引き寄せられていたのかもしれない
という気がします。

3月11日の地震があって、2週間後くらいに
和男さんはフェイスブックを始めましたね。
僕はその時点で、若干3週間くらい先輩だっ
たのですが、和男さんがフェイスブックを
やり始めたことはすごく嬉しかったです。
会社でやっている人もまだ少なかったです
から。

「フェイスブックを始めると、それをやって
いる人たちは急に親しくなっていくのがい
い」和男さんはよく言っていましたね。
「今までずっと会えなかった人と奇跡的に
連絡が取れるようになるのもすごいね」
とか、「同世代の人はなかなかやってる
人が少ないんだよね」とか。まさに僕も
同じようなことを感じていました。

昨日の送る会のために、和男さんのフェ
イスブックの約3ヶ月間の写真とコメント
をダウンロードし、編集させていただき
ました。パソコンでスライドショーにも
したのですが、もうちょっといい場所に
モニターを設置すればよかったと思いま
した。でも何十枚かプリントした写真と
テキストは、みんな見ていましたよ。

そういえば、4月12日の日、石川さんの
命日に新宿のお墓に一緒に行けて嬉しかっ
たです。来年はもう一緒に行けなくなっ
ちゃいましたね。あの後、新宿で一緒に
飲めたのもよかったです。

6月に会社のそばのDKKで春田さんと
三人で鼎談をし、ウクレレのグループ結成
の話しを飲みながらしたこともありました
ね。僕らは独学でやってるのに、和男さん
だけがちゃんとした学校で正式な教育を
受けていたんで、ちょっとエリート気分
だったんではないかと思います。いずれ
コンサートをやるんで、グループ名を考え
ておいてよという宿題もらってましたが、
引き続き考えます。

今回、和男さんの知りあいで、このこと
をまだ知らない人もいたかもしれないと
思い、一つの手がかりとしてこのブログ
の記事としました。これで発見されるこ
ともあまりないのかもしれませんが。

和男さんのおかげで、これまでずっと
会う機会のなかった昔の知りあいや、
昔会社にいた人にここで会えたことは
嬉しかったです。なんか同窓会のような
感じでした。和男さんがこういうのを
粋に取計らってくれたような気がして、
あらためて、和男さん、かっこいいと
思いました。ありがとうございました。

昔のロスの出張のこととか、会社が苦境
だった時、石川さんと三人で密談をした
ことなど、語りたいこと、語るべきこと
はいっぱいありますね。

残された僕らは、和男さんのことを
語り継いでいく責任があると感じています。
和男さんは、時間の経過の中で忘れ
さられていくべき人ではないと思います。
そんな素敵で尊敬できる先輩です。

最後に、この送る会で皆で歌ったのは、
「白いブランコ」でした。この歌、和男
さん、大好きだったんですよね?



若い人はあまり知らないんでしょうが、
ビリーバンバンの歌です。



和男さん、これからも雲の上からの叱咤
激励よろしくお願いします。

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香港から東京への機内でリンゴを齧る

2011-07-28 00:06:43 | 香港

日本に戻ってきました。機内で何となくリンゴが
食べたかったので、香港の空港ラウンジでもらっ
てきた青いリンゴを齧りました。食べるまえに、
アップルのMacBookエアーと、iPhoneと並べて
みました。みなアップルです。

ところで、香港での食事なのですが、普通、香港
に旅行に行くと中華という感じになるのが大半だ
と思いますが、実は香港は中華以外にも美味しい
料理がいっぱい。私はつい中華以外になってしま
います。

例えば、昨日行ったベトナム料理。ワンチャイの
Nha Trang Vietnamese Restaurant
住所: 灣仔皇后大道東213號胡忠大廈2樓2號鋪
電話: 2891 1177
Website: http://www.nhatrang.com.hk
これまでいろんな香港のベトナム料理行きました
が、ここは格別でした。

こちらはスタンダードな揚げ春巻き。



こちらは蝦ポメロサラダ。



これはめちゃ美味しかったです。

そしてこちらはフォー・タイ。



ビーフが入っているやつです。スープも麺も素晴らしい。

こちらはベトナム風コーヒーです。



これ以外に、パンやガーリックフライドチキンなんか
も食べましたが、どれも美味しかったです。
こういう本格的なベトナム料理が気軽に食べられる
のも香港ならではですね。

他には、写真は撮ってないのですが、ワンチャイの
Agaveでメキシコ料理のランチ。ここはランチ時は
あまり混んでなくて気軽な感じですが、メキシコ
ランチは結構いけます。

あと、香港でよいのは週末はブレックファーストが
夕方近くまで食べられること(お店によっては一日
中)。今回、オーシャンターミナルのDan Ryan's
というお店に行き、お昼時にブレックファースト。



手前はハッシュド・ビーフとフライドエッグ。
奥はオムレツ。アメリカンな感じです。

こちらがお店の入り口の雰囲気。



本当はステーキ・シーフードのお店のようです。

さて、こちらは、ワンチャイのKFCの看板。



名古屋風の旨辛チキンということのようですが、
広告デザインと「カリカリ」という片仮名が
可愛い。ついでにこちらはそのテレビCM。



ちょっと頭がおかしくなりそうなCMです。



ところで、今回久々にトラムに乗ったら、料金が
値上がりしておりました。この間まで2ドルだった
のに、2.3ドルという中途半端な金額。



オクトパスカードを持っていないと、こんな小銭
なかなかぴったりないですよね?



ところで今日の新聞。香港のアニメコミックフェアー
で、とある書店が店員にメイドの服装をさせたこと
で女性人権団体がクレームをつけたのだとか。
こういうのは日本では問題にならないのですが、
香港はシビアーなんですね。

では、また。まとまりのない話しで失礼しました。

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海外のホテルで地デジ難民となった私

2011-07-25 01:10:32 | 香港

今、香港に滞在しているのですが、午後に
チムシャツイのシェラトンホテルからワン
チャイのノボーテル・センチェリーに移り
ました。シェラトンではお昼のNHKののど
自慢が見えていたのですが、ノボーテル・
センチェリーに来てテレビをつけて、NHK
を見ようと思ったら上のような画面が!

このホテルではNHKのBS1とBS2が入っ
ているようです。NHK WorldとかNHK
Premierではありません。NHKのサイトを
見てみたら、「BS1とBS2、BSハイビ
ジョンは日本向けの放送で、海外での受信
は想定していません」という表記が!
どういうルートでこのホテルがBS1と2を
受信できていたのかわかりませんが、いず
れにしても今日のお昼から、見られなく
なってしまいました。

テレビがアナログだからなのかよくわかり
ません。テレビはパナソニックのビエラの
壁掛け型のテレビなので、ハードの問題
じゃないのかな?

ホテルに文句言ってもすぐには対応でき
ないでしょうし、日本に電話して質問し
てもきちんとした回答がくるとも思えま
せん。というわけで海外でサイレント
地デジ難民となっている私です。

今年はNHKの大河ドラマもあまり見て
ないので、まあ見れなくてもよいのですが、
地デジ化の影響が海外にまで来て、それに
遭遇してしまいました。こんなのは日本で
はあまり話題にもならないのでしょうが、
人知れず困っている人、世界にいろいろ
いるんじゃないんでしょうか?

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シンセンへのセンチメンタル・ジャーニー(?)

2011-07-24 20:38:02 | 中国

土曜日に久々にシンセンに出かけてきました。
香港は中国に返還されたのですが、いまだに
パスポートも通貨も別々。シンセンは東京から
横浜に行ってくるくらいの感覚で気軽に行ける
のですが、外国なので、パスポート審査なども
空港と同じようにあります。

上の写真はシンセンの羅湖の駅で中国への入国
審査を終えて、ここから中国というあたりの
場所です。

ここから地下鉄で、二駅先の老街という駅に
行くことにしました。以前何度か行ったことが
あるのですが、お店がいっぱいある繁華街です。

前行ったときは、簡単に駅に入れたのですが、
今回は何だか混み合っています。見たら、
改札の手前で、空港のようなX線検査が。



危険物がないかどうかをチェックしているよう
です。これがその日だけのものなのか、それと
も恒常的に行われているものなのかはわかりま
せん。切符を買ってからX線検査でしたが、
切符の自動販売機もかなりの列で混雑していま
した。以前に買っているので、よかったのです
が、初めてだったらちょっと勝手がわからずに
どぎまぎしたでありましょう。

さてこちらは、老街の駅の中。以前に来たとき
よりすっかり変わっています。



以前に比べて大きくなったというか、何か複雑
になりました。ちょっと迷いそう。



以前は、かなり単純な構造でした。そしてこち
らが改札の出口。



ここを出てからも出口がいくつもあるので、
迷ってしまいそうだったんですが、何とかいつも
行く東門の屋台街へ。

さて、何か食べようかとリュックを探ってみると、
ポケットに入れていたはずの人民元の札が一枚も
ない!ここで私は食欲を失い、一気に青ざめます。

そういえば、香港のチムシャツイで駅のエスカ
レーターを降りた時、背中に背負っていたリュッ
クの一番外側のポケットのチャックが開いている
のに気付きます。あれ、閉め忘れていたのかなと
閉めたのですが、そこには人民元の札が日本円で
数千円分入っていました。

そういえば、エスカレーターに乗っている時、
後ろの人がやたら近い感じがしたなと思い出した
のですが、その時はすでに後の祭り。大事な物は
そんな場所に入れてはいけません。また、リュッ
クなどを後ろに背負うのも危険。人民元は取られ
てしまったのですが、パスポートが無事だったこ
とに感謝しました。



中国に来て人民元がまったくない私は、My Wife
に担々麺のような麺(9元)とミルクティーを
ごちそうしてもらったのでありました。

東門でDVDなどを買った後、羅湖商業城へ。
老街の駅でも、改札口のX線チェックでかなりの
混雑でした。このチェックはいつまで続くので
しょう。

電車で香港に戻ってきたのは夜の10時頃。
お金を紛失したこの旅は私にとって傷心の旅
でした。でもこのくらいはマカオのカジノなんか
に行ったら一瞬で失ってしまう金額ではあります
が。旅先ではお金や貴重品の取り扱いには十分
注意しましょう。短いけれどいろいろと勉強に
なる旅でありました。

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Good Morning, Hong Kong!

2011-07-24 13:09:59 | 香港

爽やかな香港の朝です。以前は香港島側に住んで
いたので、九龍側から見える景色は新鮮です。
向こうに見えるのはワンチャイ付近、コンベン
ション・センターが見えています。

うちの会社があるのは中央の高い建物の向こう
側あたり。この前香港に来たのは5月のことで
したので、2ヶ月ぶりという感じです。

もう少し全体が見える景色はこちら。



シェラトンからの景色です。ワンチャイから、
セントラルまでの街並がハーバーの向こう側
に見えています。左端の背の高い建物がIFC。
その後ろの山がビクトリアピーク。手前の
ほうはチムシャツイの香港芸術館などの建物。
手前の左側にアベニューオブスターズの遊歩道
がちょっと見えています。香港の有名スターの
手形とかが並んでいる歩道ですね。

私が香港に住み始めたのは2007年の今頃。
その頃はシンガポールに住んでいたのですが、
仕事の関係で香港に転勤になりました。
シンガポールのほうが好きで、香港のことを
あんなに嫌っていたMy Wifeも、今では香港も
大好きになってしまっていました。
食べ物や買い物など、香港は女性には魅力的
なんですね。

香港にいた時に住んでいた場所とか、働いて
いた場所とかが対岸に見えているるのですが、
自分の歴史を客観的に眺めているような感覚
です。香港の金融の中心地も見えているので
すが、想像を絶する額のお金が動いているか
と思うと、この景色は何だかすごい景色ですね。

そしてこちらは夜景。



プライスレスです。



こちらは粥・麺専科の池記の五寳湯飯。ご飯
がスープでお茶漬けのようになっていて、蝦
雲呑とか、つみれとか、しいたけとか乗って
います。初めて食べましたが、結構おいし
かったです。

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