まわる世界はボーダーレス

世界各地でのビジネス経験をベースに、グローバルな視点で世界を眺め、ビジネスからアートまで幅広い分野をカバー。

英国紅茶ブランドのソーシャルディスタンスのコマーシャルが面白い!

2020-11-29 16:51:29 | 広告

先日、Amazonの2020年ホリデーシーズン向けグローバルCMが感動的 という記事で、アマゾンのコマーシャルを紹介したのですが、これを制作したロンドンの広告代理店、Lucky Generalsについて調べていたら、Yorkshire Tea (ヨークシャーティー)の"Social Distance"というコマーシャルを発見しました。とても面白かったので、ご紹介します。



コロナのロックダウンが終わってオフィスに戻って問題となるのがソーシャルディスタンス。そしてそれが支障になるのが、オフィスでのお茶の時間。というわけで、ソーシャルディスタンス用に、特別のティーポットを開発したという設定のストーリー。

英国人にとって、オフィスでのお茶の時間は、"Tea Round"と言って、とても大切な時間なのです。上司にお茶を入れたり、お茶汲みスタッフにとって、ソーシャルディタンスを保ちながらお茶を入れるのはとても大変です。この注ぎ口がやたらに長いポットならばソーシャルディスタンスを保ちながらお茶を注げるということで、皆さん苦労しながらお茶を注ぎます。



最初に登場する男性は、向かいの女性(上司なのか先輩なのかわかりませんが)に、"Brew?"と尋ねます。コーヒーを入れることも"Brew"ですが、紅茶を入れるのも"Brew"です。つまり「先輩、紅茶入れますか?」と言っているような感じです。慣れない手つきでおそるおそるマグカップに紅茶を注ぐ若手社員。砂糖を遠距離から投げ入れるところもよいですね。



ドアの外から、紅茶を注いでいるこちらのシーンもいいですね。細かいシーンの描写がじつにユーモラスです。

最後に、「これが(ソーシャルディスタンスの)解決策というわけではないかもしれませんが、仕事に戻ったらちゃんとした (proper) 紅茶を楽しんでください」というメッセージが流れます。



"Proper"(ちゃんとした、適切な)というのは、このブランドがいつも使う言葉。ブランドスローガンは、"Where everything's done proper"(すべてがきちんと行われる場所)になっていて、数多く作られている広告にも必ず"proper"という単語が登場します。



このコマーシャルを制作した広告代理店のクリエーターは、次のように語っています。
「コロナの時期に作られるコマーシャルは感傷的なものばかりです。生活の大変さを訴えるようなトーンのものが多い。結局同じような雰囲気のものばかりになってしまいます。でも人々はそういうものばかりを求めているのではないんじゃないかと思いました。心のゆとりみたいなものを欲しがっているんじゃないだろうか。そんなことをブレインストーミングしているなかで、このコマーシャルが生まれました」
ちょっと意訳していますが、だいたいこんな感じです。

このコマーシャルがとてもいいなと思って、いろいろ調べてみて様々な発見があったので、ご紹介しておきます。

Yorkshire Teaはイギリスのヨークシャー地方に本社のある会社で、1977年創業のようです。ヨークシャーでお茶を栽培しているわけではなく、お茶の葉自体は、アフリカやインドなどの外国ですが、お茶のブレンドをヨークシャーのハロゲート(Harrogate)という町で行い商品化して販売しているようです。

知らなかったのですが、このYorkshire Teaは英国で28%のマーケットシェアを取っていて、英国でレギュラーブラックティー(紅茶)市場でナンバー1ブランドになっているんですね。イギリスの紅茶と言えば、トワイニングとかリプトンかと思っていた私の知識が古すぎました。昨年まで英国でのマーケットリーダーだったのは、PG Tipsというユニリーバのブランドだったんですね。それをYorkshire Teaが昨年抜いて一位になったのだそうです。



2015年には14%のシェアだったこのブランドが英国のトップブランドとなった背景には、広告代理店Lucky Generalsの起用が大きく影響したようです。このソーシャルディスタンスのコマーシャルもそうですが、実に面白いコマーシャルがいっぱいです。長くなるので、別の機会に回しますが、見ているだけで楽しくなります。

インターナショナル・ティー・コミッティー(ITC)によれば、英国では、一日に飲まれるお茶(紅茶、緑茶、ハーブティー等含む)の量は1億カップ。それがロックダウンの間にさらに伸びたそうです。すべての紅茶ブランドが伸びたわけではないようですが、Yorkshire Teaは昨年比16.2%の伸びだったそうです。

このコマーシャルを見てから、これまでコーヒー派だった私は、紅茶派に転身しました。Yorkshire Teaを買おうと思ったら、そのへんには売ってないので、M&SのEmpress Greyという薄紫のパッケージが可愛いお茶にしました。そしてついでに、リッチ・ティー・ビスケットも。これが実に美味しいんです。



実は、リッチ・ティー・ビスケットは、こちらの動画に影響されました。



この動画のシリーズもよいですね。ではまた。

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シンガポールのマックの限定商品、Ninja Chicken Burgerに感激

2020-11-28 16:40:21 | シンガポール

11月19日からシンガポールのマクドナルドで、サムライバーガーとニンジャバーガーという商品が販売されています。シンガポールでの期間限定商品なのですが、最初にバス停の広告で見かけ、そしてコマーシャル動画で見かけて興味を持ちました。こちらがそのコマーシャルです。



侍も忍者もあまり強そうじゃないんですが、サムライバーガーは、ビーフの照り焼きソースにクリーミーマヨ入り、ニンジャバーガーはクリスピーチキンの南蛮ソースにキャベツときゅうりが入り和風タルタルソースがトッピングしてあるという説明に食欲が刺激されたのでありました。



一週間前から食べてみたいと思っていたのですが、シンガポールに何店舗もあるマクドナルドはどこも長蛇の列。ひょっとして、オーチャードの伊勢丹の上の映画館の入り口にあるマックだったら映画を観に来た人くらいしか来ないので、入れるかなと思って行ってみると、ばっちりでした。すっと入れました。



シンガポールのマックは、最近はタッチパネルのスクリーンでの購入です。商品を選び、店内と、カウンターで自分でピックアップを選び、クレジットカードでの決済です。ネットでの評判がわりとよさそうだったニンジャバーガーのセットを注文しました。

こちらがそれです。フライドポテトは、海苔塩です。



所詮ファーストフードだからと思って、それほど期待せずに食べてみたら、実に美味しい。



黒いバンズと、南蛮ソースのクリスピーチキン、そして和風タルタルソースの見事なアンサンブル。バンズもチキンも柔らかく食べやすいのですが、白キャベツの千切りと、きゅうりの輪切りが食感のアクセントを与えています。バンズと南蛮ソースから香ってくる甘みも素晴らしい。日本円で数百円のファーストフードなのにこんなに美味しくてよいんだろうかと、つかの間の幸せを感じたのでした。海苔塩のフライドポテトも美味しかったです。



この商品、実は2017年にも発売されていたんですね。あまりに人気があったんでリバイバルで発売されたようです。こちらが2017年のコマーシャルです。

2017 Ninja



そして下のものが、2017年のサムライバーガーのコマーシャル。

2017 Samurai



今回のものは来月で終わると思いますが、またリバイバルしてほしいものです。

10月には、シンガポールのマックで北海道サーモンバーガーという限定商品があり、これもトライしましたが、こちらも美味しかったです。こちらが、そのコマーシャル。



今年は、コロナで往来が自由にできなくなっていますが、こういうのがあると食事の楽しみが増えてよいですね。
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NHKの朝ドラ『エール 』の最終回で感動に浸る

2020-11-27 19:13:53 | 音楽

NHKの朝の連続テレビ小説の『エール』が終わりました。素晴らしい終わり方で、感動しました。3月30日から始まって、途中、コロナのため長いこと途切れたのですが、何とか再開し、11月の27日に最終回となりました。

オープニングの海岸が私の生まれ故郷の近くの豊橋の海だし、関内家が豊橋という設定だったので、最初から懐かしさいっぱいで見ていました。主人公の古山裕一の通う福島の小学校もじつは豊橋の北にある新城市(旧鳳来町)の廃校・旧門谷小学校でロケされたものですし、ドラマの中で豊橋市内の風景も何度か登場していました。

11月26日がドラマ的には最終回だったのですが、この終わり方が秀逸でした。コロナで亡くなった志村けんさん(小山田耕三)の手紙を紹介し、鏡越しの志村さんの笑顔が映ります。これは意図して撮ったものではなく、たまたま残っていたNGカットだったらしいですね。志村さんへの追悼の気持ちが溢れる見事なシーンでした。



病床の古山音が「海が見たい、あなたと出会った頃のように歌を歌いたい」と言います。そして、ベッドから起き上がり、二人でゆっくりと歩きだす。



床の上を歩いていたかと思うと…



地面が砂浜となり、二人は出会った頃の姿になって、海に向かって走り出す。



そこにオープニングのテーマ曲が。



何と素敵な演出でしょう。素晴らしかったです。



「音、会えてよかった。音に会ってなかったら、僕の音楽はなかった。出会ってくれて、ありがとね」

「私も、あなたといられて幸せでした」



夫婦の最後の台詞として、こんなに素晴らしいやりとりはありません。感動です。

最後に素に戻って、主役の二人が、テレビ視聴者に向かって挨拶するところもまた素晴らしい。



これまで演じてきたのはドラマの世界だったのだけれど、それを演じてきた俳優女優として現実の世界に戻って言葉を発している。演劇やミュージカルのカーテンコールで俳優や監督が挨拶をしているようなそんな感じでした。

そして、最終日の27日はコンサート。今回は本物のミュージカル俳優や、プロの歌い手が多数出演していたので、こんなコンサートも成立してしまいます。懐かしい顔が次々と登場してきます。



ドラマの中では歌唱シーンのなかった岩城さん(吉原光男さん)の「イヨマンテの夜」もすごい迫力でした。劇団四季出身でもあるし、帝劇の「レ・ミゼラブル」でジャンバルジャンを演じていただけあり、さすがです。



しっとりと聴かせる藤堂先生とプリンス久志の「栄冠は君に輝く」も素晴らしかったですが…



その後に紹介された曲が、「長崎の鐘」。



古山音です。後ろ姿での登場が衝撃的です。彼女が歌い出した後に、ドラマはまだ続いていたのだと気付きました。



二階堂ふみはあくまで古山音として歌っています。「いつか大きな舞台で、僕が作った歌を君が歌う」と二人で夢見てきたことが、現実となり、ドラマの最後の最後で夢がかなったのです。だからこそ、場所はNHKホールであり、その最後のハッピーエンドのために、コンサートという設定を用意したのだと納得しました。なんという粋な演出。



私は、この終わり方に惜しみない拍手を送りたいと思います。この数ヶ月、いろいろと大変でしたが、このドラマの最終回を見ることができて、幸せでした。スタッフの皆様、キャストの皆様、ありがとうございました。
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インドが笑うトランプの最後の悪あがき

2020-11-25 10:00:12 | インド

2020年11月3日行われたアメリカ大統領選挙ですが、選挙から3週間が経って、民主党のバイデンが多数票を獲得し、選挙人の過半数を獲得したのが明白になってからも、トランプはしぶとく、違法な投票が行われたとか、選挙を盗まれたとか、訴訟してやるとか、選挙に勝ったのは自分だとか主張してなかなか敗北を認めようとしません。CNNのキャスターたちも、毎日、苛立ちを隠さず、「トランプよ、現実を認識せよ」と訴えているのですが、トランプは頑張っています。普通の神経の人間なら、そこまではできないのですが、彼はやはり普通ではないですね。

以前の記事、インドの3Dアニメ政治マンガ (Politoon)が面白い! や、その後、インド と中国はこんなにも仲が悪いでもご紹介したのですが、インドのテレビで放映されている政治CGアニメ漫画(ポリトゥーン)の"So Sorry!"という人気シリーズで、「2020年大統領選挙結果」という新作が発表されました。バイデンの当選が確定しているのに、ホワイトハウスに閉じこもり、選挙結果を認めようとしないトランプの姿を実に面白おかしく描いています。



ホワイトハウスの前に、バイデンの車が入ってきます。まだ居座るトランプの私物を撤去するのが目的のようです。



ホワイトハウスの窓から外の景色を眺めるトランプ。実にそっくりです。



バイデン側のスタッフが窓に選挙結果の紙を貼っていきます。



それを見て、トランプは納得できない様子で、それで紙飛行機を作りバイデンに投げ返します。
バイデンは余裕の表情で、スタッフにトランプの私物を撤去するように指示します。



この黄金の便器が笑えます。実際にトランプが使っていそう。こちらの記事にも紹介されていますが、ニューヨークのトランプタワーの内装は金ピカですね。私も随分前に出張で行ったときに、トランプタワーの一階の喫茶店でお茶をしたことがありますが、ゴージャスな空間で、落ち着かない気分だったのを覚えています。



そして自分の肖像画が持ち去られるのを拒むトランプ。壁にはジョージ・ワシントンとかの肖像画が飾ってあります。歴代の偉大な大統領として自分をアピールしたいのだと思いますが、結局はそれも押収されてしまいます。



そしてゴルフバッグも。すべて持ち去られてしまうのですが、それでもホワイトハウスに閉じこもるトランプは、あくまでも籠城の覚悟。そして、



「選挙に勝ったのは自分だ」というプラカード。ドタバタ喜劇の落ちとしては最高です。

こちら、フルで動画でご覧いただきましょう。



じつに滑稽に描かれていますね。

これまで、中国の習近平などは、これと同じような感じで、戯画化されて描かれていましたが、とうとうトランプも同じ感じになってしまいました。

これまで、トランプはインドのモディ首相とも仲のいい盟友という感じで描かれていました。このシリーズでも、何度もトランプは登場していますが、あくまでもインドの味方としての描かれ方でした。例えばこちらの動画。2020年の2月のものですね。



そしてこちらは2019年の9月のもの。描かれ方が全然違います。



2020年大統領選挙後の姿勢が嘲笑のネタになってしまったのでしょう。

インドのモディ首相は、11月8日に、ツイッターでバイデンにお祝いのコメントを送っています。



さらに11月18日には電話で祝意を直接伝えているようですね。時代はどんどん動いているのです。

しかし、今回のドタバタ劇、この往生際の悪さはインド人から見ても、というか、世界のほとんどの人がそうだと思うのですが(一部の人を除いて)、まさにマンガチックですね。







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世界の観光地が発信する観光コマーシャルが素晴らしい

2020-11-16 12:33:08 | トラベル

コロナで海外旅行が規制されて久しいですが、世界各地では観光プロモーションのためのコマーシャルがいくつか作られています。5月22日に、世界は美しい観光地であふれている (コロナの時代のツーリズム広告) という記事の中でも紹介したのですが、その後、コロナ後を見越して、いくつかの観光局が広告を作成しています。アメリカやヨーロッパなどまだまだ感染拡大中の国もあり、日本も第三波の到来とか言われていて、国境を越えての渡航はまだ難しい国も多いですが、早く旅行ができるようになることを夢見ている方々も多いのではないかと思います。そんな皆さんのために、最近の観光コマーシャルをいくつかセレクトしてみました。それぞれにユニークな表現を駆使しており、コマーシャル表現としても面白いので、ぜひご覧ください。

まずは、ロス・カボスというメキシコのリゾートのコマーシャル。日本ではあまり馴染みのない観光地ですが、メキシコの太平洋沿いに長く伸びたバハ・カリフォルニア半島の南端のリゾート地です。ロス・カボスには特別のルールがあるということで、コロナで聞き慣れたフレーズがここでは全く違う意味で使われているのが面白いです。

Los Cabos Rules



”Stay at Home”というのが、「自宅に留まる」という意味ではなく、「まるで自宅にいるかのように滞在先でくつろぐ」という意味で使い、”Remember Your Mask”というのが、「ダイビングマスクを忘れずに」という意味で使っています。ダイビング用語では、「水中眼鏡」とは言わず、「マスク」と言います。”Connect Remotely”が「リモートで繋がる」という意味が、「離れた場所で繋がる」というロマンチックな意味になり、”Wash Your Hands”というのが「手洗い」ではなく、「手を海の水にさらす」という意味になります。”Practice Social Distancing”が「ソーシャル・ディスタンスを守ろう」が、「人混みから離れていよう」という意味になっています。どれもが聞き慣れた言葉ばかりなのですが、同じ言葉が全く違った文脈で使われているというところが素晴らしいですね。とてもお洒落な感じがします。

次は、セント・ルシア (Saint Lucia)。カリブ海の西インド諸島にある英連邦に属する島国なのですが、この国の存在を全く知りませんでした。1979年に独立した国で、面積616キロ、人口17万2000人程度の島です。首都はカストリーズ (Castries)。島の大きさは、シンガポールよりちょっと小さく、淡路島よりちょっと大きい程度です。こちらがその観光コマーシャル。

She is Saint Lucia



本来は鮮やかな色彩に満ちた場所なのでしょうが、わざとレトロでノスタルジックな色調にしてあります。昔の映像のような雰囲気ですが、静かな女性ナレーターの声と音楽で、懐かしさを覚え、行ってみたくなりますね。この国の名前はイタリア語で発音すると「サンタルチア」になるというのをテロップを見てわかりました。

次にご紹介するのは。オーストラリア。”8D Escapes”というタイトルがついていますが、この”8D”というのは「8Dオーディオ」ということで、サラウンドというか、8つの方向から聞こえる音ということのようです。このコマーシャルが素晴らしいのは、ナレーションや、音楽を一切使わずに自然音だけでコマーシャルを作っているところ。その潔さに感動します。

8D Escapes Australia



映像も美しいのですが、音を聞いただけで、オーストラリアの自然を満喫できるというわけです。このコマーシャルは、シリーズで作られていて、色でまとめられています。こちらはグリーン。

Green



そしてこちらはホワイト。

White



これ以外にも、レッド、ブルーとかいろいろあります。

次の作品はニュージーランド。ニュージーランド観光局が新しいRPGゲームとして”Play NZ” をリリース、という設定。ニュージーランドの様々な魅力をゲーム世界にみたて、そこで18種類の180度ビデオによる、魔法の国をめぐるクエストという仕掛けです。ゲーム業界のインフルエンサー、Loserfruit (本名はKathleen Belsten)による10分間のゲームデモ動画がTwitchとYouTubeで公開していますが、こちらがそれです。ちょっと長いのですが、実にうまく作られています。

Play NZ



アドベンチャーに満ちたニュージーランドだからこそできる表現ですね。

次の作品は、ルアペフという場所ですが、これもニュージーランド。北島の山岳地帯ですが、ここの観光プロモーションです。画面が4つに分割されて、4人がテレビ会議に参加しているかのような映像から始まります。が、じつは4人は描き割りの前にいただけで、ルアペフの大自然を紹介するというコマーシャル。「ズーム」というのがテレビ会議のアプリの名前でもありますが、ルアペフにズームするというシャレにもなっています。

Zoom to Ruapehu



オーストラリアやニュージーランドは積極的にコマーシャルを発信していますね。これ以外にもたくさんのコマーシャルがYouTubeに上がっています。

最後に、アブダビ。アメリカの大統領選挙をウォッチするためにCNNを頻繁に見ていたのですが、ここで見かけたのがアブダビのコマーシャル。映画監督マイケル・ベイが撮影していて、撮影風景も登場し、”6 Underground”というタイトルも出てくるので、映画の宣伝にも見えるのですが、アブダビの観光コマーシャルになっています。アブダビに来てくれとはアピールしていないのですが、じつにかっこいい。アブダビのイメージアップに大きく貢献する映像ですね。

Michael Bay Abu Dhabi



いかがでしたでしょうか?いろんな国に行きたくなりますよね。コロナが収束して、早く自由に海外渡航ができるようになりますように。
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