このところTPPのことが気になっています。
昨日のブログでも書いたばかりなのですが、
今日、神保町の三省堂に寄ったら、TPP関連
の本を見かけたので、買ってしまいました。
筑波大学名誉教授の中川八洋(なかがわやつ
ひろ)氏の「TPP反対が国を滅ぼす」と、
慶応の教授の渡邊頼純(わたなべよりずみ)氏
の「TPP参加という決断」の2冊。
今回は両方とも、TPP賛成の立場で書かれて
います。
中川氏は、中野剛志氏ら七人のTPP反対論者に
対し、「あらんかぎりの嘘をふりまき」、
詭弁の限りをつくして、日本国民を恐怖に
駆り立て、結果的に日本の農業および国家
を滅亡へと導くと徹底的に攻撃しています。
中川氏がこの本の中で「TPP反対七人組」と
して攻撃しているのはこちらの七人です。
この中の筆頭の中野剛志の「TPP亡国論」を
「悪書」としてコテンパンにやっつけている
のですが、この著者の中野剛志氏とはこちら
です。
中川氏によれば、中野氏は、「経済学にも
農業についてもズブの素人で」、「中学生
でも理解できる経済学のイロハすら持ち合わ
せない」と糾弾し、結局は日本が滅びるのを
祈っているのですが、アメリカを悪者にする
ことによって正義の味方のような仮面を
かぶっているとのことです。
中川八洋氏は、TPP反対派のプロパガンダは
別にして、日本の農業は危機的な状況にある
と警鐘を鳴らしています。農水省、JA農協
を何とかしないと、TPPに関係なく、日本の
農業は立ち行かなくなっていく。TPP反対派
は、こういう部分は関知せず、現在の問題を
未来の世代に先送りしているだけです。
今朝、日本テレビBSの報道番組を見ていたら、
東京大学教授の鈴木宣弘という人が出ていま
した。こちらです。
TPP反対なのですが、テレビで見た時
は、中野剛志氏とあまり変わらない主張だと
思いました。こちらを見ると、多少はまとも
な事も言っているような. . .
TPP をめぐる議論の間違い
さて、「TPP参加という決断」の渡邊頼純氏
は、日本・メキシコ経済連携協定(EPA)で、
主席交渉官を努めた方ですが、基本TPP賛成
でありながらきわめて冷静なタッチで論じて
いるという点が好感が持てました。
渡邊氏は、この本を書いた理由として、次
のように語っています。
「TPPについてあまりにも誤解や間違った
情報が多いと思ったからである。TPPが
デフレを加速するとか、低賃金の労働者が
押し寄せてくるとか、果てはTPPはアメリカ
の謀略であるといった類の根も葉もない言説
が飛び交っている」
この渡邊氏の気持ち、よくわかるような気が
します。
11月24日の夜に、BSフジで、コンパスとい
う番組をやっていましたが、テーマがTPPで
した。何人かの大学の学者の皆さんが出て
いました。皆さんポジティブに日本のこと
を考えておられる方ばかりで、見ていて
気持ちのいい番組でした。
番組の最後にTPP参加に賛成か反対かという
アンケートを視聴者から取ったのですが、
その結果は、賛成56%、反対44%。ネット
では反対派が目につくのですが、やはり
賛成派が多いんですね。
こちらは、慶応の小幡準教授のコメント。
「参加するなということは経済的には
ありえない」とのご意見。この他の何人か
の識者の方も皆さん同じような肯定的な
ものでした。
みんなの党のホームページに、TPP反対論
に対する反論がきちんとまとめてあるのを
見て関心しました。
「TPP反対論」vs「TPP反対論」への反論
みんなの党はそれほど注目してなかったの
ですが、このように明確にTPPに対する
姿勢を提示しているのは好感が持てます。
TPP反対を表明している党の皆さん、これ
を見習って、きちんと反論の理由を整理し
ておく必要があると思います。そしてTPP
に参加しないのならば、他のどのような
方法で日本の経済を、農業を、そして国民
の生活をきちんと改善できるのかの道筋を
きちんと示してください。私のような
有権者に、頭が悪いと思われないような
方法でお願いしますね。
こちらもよろしくお願いいたします
↓
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昨日のブログでも書いたばかりなのですが、
今日、神保町の三省堂に寄ったら、TPP関連
の本を見かけたので、買ってしまいました。
筑波大学名誉教授の中川八洋(なかがわやつ
ひろ)氏の「TPP反対が国を滅ぼす」と、
慶応の教授の渡邊頼純(わたなべよりずみ)氏
の「TPP参加という決断」の2冊。
今回は両方とも、TPP賛成の立場で書かれて
います。
中川氏は、中野剛志氏ら七人のTPP反対論者に
対し、「あらんかぎりの嘘をふりまき」、
詭弁の限りをつくして、日本国民を恐怖に
駆り立て、結果的に日本の農業および国家
を滅亡へと導くと徹底的に攻撃しています。
中川氏がこの本の中で「TPP反対七人組」と
して攻撃しているのはこちらの七人です。
この中の筆頭の中野剛志の「TPP亡国論」を
「悪書」としてコテンパンにやっつけている
のですが、この著者の中野剛志氏とはこちら
です。
中川氏によれば、中野氏は、「経済学にも
農業についてもズブの素人で」、「中学生
でも理解できる経済学のイロハすら持ち合わ
せない」と糾弾し、結局は日本が滅びるのを
祈っているのですが、アメリカを悪者にする
ことによって正義の味方のような仮面を
かぶっているとのことです。
中川八洋氏は、TPP反対派のプロパガンダは
別にして、日本の農業は危機的な状況にある
と警鐘を鳴らしています。農水省、JA農協
を何とかしないと、TPPに関係なく、日本の
農業は立ち行かなくなっていく。TPP反対派
は、こういう部分は関知せず、現在の問題を
未来の世代に先送りしているだけです。
今朝、日本テレビBSの報道番組を見ていたら、
東京大学教授の鈴木宣弘という人が出ていま
した。こちらです。
TPP反対なのですが、テレビで見た時
は、中野剛志氏とあまり変わらない主張だと
思いました。こちらを見ると、多少はまとも
な事も言っているような. . .
TPP をめぐる議論の間違い
さて、「TPP参加という決断」の渡邊頼純氏
は、日本・メキシコ経済連携協定(EPA)で、
主席交渉官を努めた方ですが、基本TPP賛成
でありながらきわめて冷静なタッチで論じて
いるという点が好感が持てました。
渡邊氏は、この本を書いた理由として、次
のように語っています。
「TPPについてあまりにも誤解や間違った
情報が多いと思ったからである。TPPが
デフレを加速するとか、低賃金の労働者が
押し寄せてくるとか、果てはTPPはアメリカ
の謀略であるといった類の根も葉もない言説
が飛び交っている」
この渡邊氏の気持ち、よくわかるような気が
します。
11月24日の夜に、BSフジで、コンパスとい
う番組をやっていましたが、テーマがTPPで
した。何人かの大学の学者の皆さんが出て
いました。皆さんポジティブに日本のこと
を考えておられる方ばかりで、見ていて
気持ちのいい番組でした。
番組の最後にTPP参加に賛成か反対かという
アンケートを視聴者から取ったのですが、
その結果は、賛成56%、反対44%。ネット
では反対派が目につくのですが、やはり
賛成派が多いんですね。
こちらは、慶応の小幡準教授のコメント。
「参加するなということは経済的には
ありえない」とのご意見。この他の何人か
の識者の方も皆さん同じような肯定的な
ものでした。
みんなの党のホームページに、TPP反対論
に対する反論がきちんとまとめてあるのを
見て関心しました。
「TPP反対論」vs「TPP反対論」への反論
みんなの党はそれほど注目してなかったの
ですが、このように明確にTPPに対する
姿勢を提示しているのは好感が持てます。
TPP反対を表明している党の皆さん、これ
を見習って、きちんと反論の理由を整理し
ておく必要があると思います。そしてTPP
に参加しないのならば、他のどのような
方法で日本の経済を、農業を、そして国民
の生活をきちんと改善できるのかの道筋を
きちんと示してください。私のような
有権者に、頭が悪いと思われないような
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