リドリー・スコット監督作品は、『プロメテウス』以来。
あの映画は腹が立ってしょうがなかったけど、今回は…おや?
面白いじゃん
世間の評価はあんまりよくないみたいだけど、個人的には『プロメテウス』の100倍よかったです。気に入って2回観に行っちゃいました
(あくまで個人的な感想ね)
マイケル・ファスベンダー演じる弁護士が、恋人へのサプライズのために、軽い気持ちで裏社会のビジネスに手を出してしまうのだけど、ある人物の罠にはまりドツボへと…
予告編や映画紹介などで、“誰が黒幕か!?”“悪の法則とは!?”みたいな文句が出てますが、はっきりいってそんな映画じゃないです
“意外な黒幕”って…、予告編を観た段階で(この人じゃないの~?)なんて予想がついてしまうし、映画でも別に黒幕を出し惜しみしていない。(映画の中盤で明かされてるし)
あまりにも、“意外な黒幕”なんて言うから、てっきりミスリードかと思ってたら、そのままじゃん…て感じでした。
別にここで名前を出しても構わないんじゃないかと思うけど、まあ伏せておきます。
“悪の法則”というのも、この映画を観た限りでは全然ピンとこない。
邦題を決めてから、無理やりひねりだしたキャッチコピーという感じ。
そういうのを気にせずに、素直に観るのがお薦めです。
1回目で気付かなかった伏線が、2回目でわかるのも興味深いです。
「あ~、こんなこと言ってる~!!」という発見もあり。
はっきりいって、グロいシーンは多々あります。
物語も悲惨だし、「こんな映画嫌い!」という人もわかります。
おそらく好き・嫌いで激しく分かれそうな作品ですね。
映画の出来は決して悪くないですよ。
ところで、終盤スペイン語を話すメキシコ人のチョイ役が、(ジョン・レグイザモに似てるな~)と思ってたら、本人でした(※クレジットなし)
そうだった、あの人は母国語がスペイン語だった!
しかしこんなチョイ役になぜ…
2回目に気付いたんだけど、最初の方に“エドガー・ラミレス”の名前が…
えっどこに出てた!?
と、よ~く探してたら、キャメロン・ディアスが懺悔(?)した神父さんでした。
いや~、豪華な使い方してますね~