映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ウルフ・オブ・ウォールストリート

2014年02月03日 | 映画
実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマ。



近年のマーティン・スコセッシ監督作品には、ちょっと物足りなさを感じていたので、
(3時間もあるのにつまらなかったら承知しないぞという気持ちで観に行ったのですが…


…これは…

面白い!!

スコセッシ監督のこういう作品を観たかったのよ~

冒頭からすでに期待が持てる雰囲気が漂っていたのですが、3時間もの長さも全然気にならないくらい、一気に突き進んで行きます。

ただ、はっきりいって…

全編ラリっています

酒池肉林という言葉がこれほどぴったりくる作品もないのじゃないかと思うくらい、ラリっているのでついて行けない人にはつらいかも…

そもそも冒頭のジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)は、まだまともな人物であったのに、上司のマシュー・マコノヒーのアドバイスが悪かったとしかいいようがない
いや、彼の言うようにぼろ儲けできたのだから、ある意味正しかったのかも…

マシュー・マコノヒーは、最近ぶっ飛んでる役が多くなってきた気がしますが、意外にハマッているのでそれはそれでいいのでしょう。

『マネーボール』でオスカーノミネートされたジョナ・ヒルも、また目立っていました。今回もこの作品で助演男優賞にノミネートされているのも納得。

あと、その時は気がつかなかったのだけど、スパイク・ジョーンズがちょっと出演しています。

他にもロブ・ライナーが、ジョーダンの父親役で出ているけど、彼は昔からちっとも変わらないですね~。

それ比べて、ジョン・ファブロー
『アイアンマン』の時にもすでにかなり太っていたのに、今回は彼とすぐにわからないくらいにブクブクに…今に爆発しそうだ

スイスの銀行家役のジャン・デュジャルダン
『アーティスト』の時とあまりにイメージが違うので、やはりその時気付きませんでした



主演のレオナルド・ディカプリオは、この作品で主演男優賞にノミネートされているようですが、もうこれで獲ってもいいんじゃないかと思ってしまいましたね。もう最初から最後まで素晴らしすぎます(笑)

スコセッシのかつてのマフィア映画とは違い、暴力や血はないものの、本質は似た映画だと感じました。

できれば『ディパーテッド』のような平凡な作品で監督賞を獲らずに、こういうので獲ってほしかったと思うのは私だけなんでしょうか。

ところで、これは間違っても家族で観に行く映画ではありません。
家族全員がスコセッシをわかってるなら止めはしませんが
コメント
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