<ストーリー> 映画.comより抜粋
田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。
監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメイトには相手にしてもらえなかった。
そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。
新聞広告で原作のあらすじをちらっと読んだことはあったけど、それが映画化になろうとも観るつもりは全然ありませんでした。
でも、このような作品なのにかなり評価が高かったので、ちょっと気になり映画館へ…。
結果…これは観て大正解の作品でした
(というか、見逃さなくて良かったです~。)
様々な人物からの視点で見た同じ日の同じ時間の描写、桐島は映らずともその周りの人たちに次第に影響が及ぶ様、少しずつ変化していく人間関係がとてもリアルでした。
原作からそうなのかどうかは知らないけれど、映画のストーリー構成も練られていてうまいな~と思いました。(最初何度か繰り返される“金曜日”に「?」だったけど、後でなるほど…とか。)
この作品では地味~な子から目立つ存在の子まであらゆる個性が揃った生徒が出てきていましたが、本当に高校のクラスの構成ってこんな感じだったな~と懐かしくなりました。
登場人物の中でも当時の自分に似た立場・境遇の子がいると“その気持ちわかるわ~。”と共感できたり、こんな奴おったな~と実際の自分の高校時代と重なる部分もたくさんあって、そうそう同じだ!と頷けましたね。
チラシにも「この中にいる“あなた”を探せ。」とありましたが、その意味がよくわかりました。
ここで描かれているのは現代の高校生だけど、はるか前(←感覚としては少し前なんだけど)に高校時代を送った私たちでも、この作品で語られるテーマとなるものはすごく理解できました。
ところで桐島ですが、この話の流れを見ていると、学校の中では本当の心の中を打ち明ける友だちがいなかったのではないでしょうか。
校内ではトップランクの誰もが憧れる存在のはずなのに…そして彼には彼女や親友と言われる人がすぐそばにいるにも関わらず、大切な事を誰にも話さないなんて。
実際のところ身近にいる人とは表面上でしか成り立たない関係で、いざとなったらすぐ崩れるもろさがなんとも哀しい。そんな風に感じました。
そういえば桐島の親友の宏樹も同じ匂いがします…
でも野球部のキャプテンや前田の思いに触れ、これから変わっていくんだろうなという明るい兆しが見えたのは嬉しかったですね
製作年:2012年
製作国:日本
上映時間:103分
監督:吉田大八
製作指揮:宮崎洋
製作:菅沼直樹、茨木政彦、弘中謙
脚本:喜安浩平、吉田大八
音楽:近藤達郎
原作:朝井リョウ
<キャスト>
神木隆之介
橋本愛
大後寿々花
前野朋哉
岩井秀人
清水くるみ
藤井武美
山本美月
松岡茉優
落合モトキ
浅香航大
太賀
鈴木伸之
榎本功
東出昌大
田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。
監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメイトには相手にしてもらえなかった。
そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。
新聞広告で原作のあらすじをちらっと読んだことはあったけど、それが映画化になろうとも観るつもりは全然ありませんでした。
でも、このような作品なのにかなり評価が高かったので、ちょっと気になり映画館へ…。
結果…これは観て大正解の作品でした
(というか、見逃さなくて良かったです~。)
様々な人物からの視点で見た同じ日の同じ時間の描写、桐島は映らずともその周りの人たちに次第に影響が及ぶ様、少しずつ変化していく人間関係がとてもリアルでした。
原作からそうなのかどうかは知らないけれど、映画のストーリー構成も練られていてうまいな~と思いました。(最初何度か繰り返される“金曜日”に「?」だったけど、後でなるほど…とか。)
この作品では地味~な子から目立つ存在の子まであらゆる個性が揃った生徒が出てきていましたが、本当に高校のクラスの構成ってこんな感じだったな~と懐かしくなりました。
登場人物の中でも当時の自分に似た立場・境遇の子がいると“その気持ちわかるわ~。”と共感できたり、こんな奴おったな~と実際の自分の高校時代と重なる部分もたくさんあって、そうそう同じだ!と頷けましたね。
チラシにも「この中にいる“あなた”を探せ。」とありましたが、その意味がよくわかりました。
ここで描かれているのは現代の高校生だけど、はるか前(←感覚としては少し前なんだけど)に高校時代を送った私たちでも、この作品で語られるテーマとなるものはすごく理解できました。
ところで桐島ですが、この話の流れを見ていると、学校の中では本当の心の中を打ち明ける友だちがいなかったのではないでしょうか。
校内ではトップランクの誰もが憧れる存在のはずなのに…そして彼には彼女や親友と言われる人がすぐそばにいるにも関わらず、大切な事を誰にも話さないなんて。
実際のところ身近にいる人とは表面上でしか成り立たない関係で、いざとなったらすぐ崩れるもろさがなんとも哀しい。そんな風に感じました。
そういえば桐島の親友の宏樹も同じ匂いがします…
でも野球部のキャプテンや前田の思いに触れ、これから変わっていくんだろうなという明るい兆しが見えたのは嬉しかったですね
製作年:2012年
製作国:日本
上映時間:103分
監督:吉田大八
製作指揮:宮崎洋
製作:菅沼直樹、茨木政彦、弘中謙
脚本:喜安浩平、吉田大八
音楽:近藤達郎
原作:朝井リョウ
<キャスト>
神木隆之介
橋本愛
大後寿々花
前野朋哉
岩井秀人
清水くるみ
藤井武美
山本美月
松岡茉優
落合モトキ
浅香航大
太賀
鈴木伸之
榎本功
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