<あらすじ>
1890年代、ニューイングランドの孤島。4週間にわたり灯台と島の管理をおこなうため、2人の灯台守が島にやってきた。
ベテランのトーマス・ウェイクと未経験の若者イーフレイム・ウィンズローは、初日からそりが合わずに衝突を繰り返す。
険悪な雰囲気の中、島を襲った嵐により、2人は島に閉じ込められてしまう。
もうだいぶ前になってしまいましたが『ライトハウス』観てきました。
不快で絶望的、そして狂気がだんだんとエスカレートしていく作品。
観ているこちらもどんより…とした気持ちになります。
しかし、観る前からたぶんこんな感じなんだろうなということは察していたので、そういう意味では期待(?)を裏切っていませんでした
モノクロ作品でもあるし、冒頭から不吉な雰囲気が映像から出てるし、(燈台の設計上のせいなのか、海の方からなのかわからないけど)ボォーという低く重々しい音も鳴り響いているし、とにかく不気味。
嵐が来て以降の二人はさらに狂気に満ちてきて気持ち悪さと恐ろしさが同時に襲ってくるし、それを象徴するかのように燈台の中もおそろしく荒んで行くけど、こういう演出はうまいなぁ…と思ったり。
そしてラストシーンが…うわ~~~って、もう…
ここまで来てどういう結末を迎えるんだろう?と思ったら、そうきたか!…と
他の人には薦めることはできないし、観て気持ちのいいものじゃないけど、すごい作品を観たな!という満足感はありました。
こういった作品を撮るのもかなりのセンスを必要とするだろうし難しいはず。
そして演じる二人も素晴らしかった。(よくぞここまで…!)
と、いうことで、この作品を映画館で観られたのは良かったな、としみじみ思ったシスタマゴなのでした。
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