映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

牛の鈴音

2010年05月18日 | 映画
<ストーリー> eiga.comより抜粋

79歳の農夫・チェ爺さんは、通常15年ほどの寿命しかない牛と
30年もともに仕事をしている。
周りの農家が耕作機械を使うなかで、チェ爺さんは頑固に牛と畑を耕し続ける。
ある日、獣医から牛の寿命が迫っていることを告げられたチェ爺さんは、
献身的に牛の面倒を見続け、遂には自分の体調まで崩してしまう。
イ・チュンニョル監督が3年の歳月をかけて撮影したドキュメンタリーで、
韓国で300万人の動員を記録した。





「私は牛みたいに大事にされたことない。」「この人に嫁いだばかりに苦労ばかり。」

「このまま村を出ないで、ずっとこき使われるだけだよ。」などなど

どれだけおばあちゃんが愚痴を言おうと文句を言おうと無口なままのチェおじいさん(笑)

だけど、仕事と牛に関してはこだわり抜き、絶対にそれを曲げない頑固なところもある。

ふたりのやりとりや会話を聞いていたら、これがなかなかいいコンビでおかしかったです(笑)

普段は愚痴ばかりのおばあさんだけど、そう言いたくなるのも仕方ないくらいの

手の込んだ仕事をしているから、口を開ければ愚痴ってしまう気持ちもわかるような気がしました

それでもなんだかんだ言いながら、おばあさんがおじいさんに従ってついて行くのは

長年連れ添った夫婦ゆえ理解しあっている証拠なのでしょうね


のんびりと働く老夫婦の姿、ゆっくり歩く牛、その荷台に乗って寝るおじいさん…

現代なのにそれを感じさせないような時の流れがこの映画にあるようでした。

そしておじいさんの牛への愛情も人一倍…それゆえ牛も本来の寿命の倍以上

生きられるのではないかと思いました。

牛は話すことはできなくても、おじいさんの思いはしっかり伝わっていたのだと思います。

映画の中では、ずっと牛の鈴の音が鳴っていますが、これがまた心地いい音で癒されます。

この作品のタイトルにもなっているけれど、素朴でシンプルであたたかみのあるイメージは

内容そのものを表していますね。







監督・脚本・編集:イ・チュンニョル
プロデューサー:コー・ヨンジェ
撮影:チ・ジェウ
音楽:ホ・フン、ミン・ソユン
製作国:2008年韓国映画
上映時間:78分


<キャスト>

チェ・ウォンギュン
イ・サムスン


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