昨日、たまたまテレビつけたらBSーNHKで「燃えよドラゴン」を放送してました。
今まで劇場、テレビ、レコード、ビデオ、レーザーディスク、DVD,そしてブルーレイと多分100回くらい観てる作品だけど思わず観てしまいました。
しかしこのタイトル
「燃えよドラゴン」
聞いただけで魂高ぶります。
原題は「エンター ザ ドラゴン」直訳だと「ドラゴン登場」なのだけど、そこからよくぞ「燃えよ、ドラゴン」になったもんだ!
その当時のラジオで浜村純がこの日本タイトルに「これは素晴らしいタイトルです〜」と絶賛してましたが、本当にそう思います。
その元ネタは司馬遼太郎の「燃えよ、剣」みたいで司馬本人に承諾取ったらしい。
しかし、
しかし、これが永遠のマスターピースになったのはキャラクター配置の妙だと思うのです。
ブルースリーは中国人、相手のシーキェンも中国人。同国民のいがみ合いです(多分、民族は違うと考えられる)
でそのシーキェンの悪事をリーに頼むのはイギリス人。イギリスは当時、香港の植民地でしたね。
そのシーキェンの悪事がアヘン製造と売買。 これってイギリスが中国にした事でなかったか??
で島に向かう船でリーと揉める格闘家がオーストラリア人。 あまり中国といい関係とは言えない国と思いますが。
島でシーキェンの側近の女性はなんとなくロシア人っぽいと言えばそうかもです。
で最後に最後に軍を派遣するのはアメリカ軍。
つけ加えると、その格闘大会でお金かけるのがチョビ髭日本人。
どうですか?凄く考え抜かれた設定と思いませんか?
アクションだけでなく、社会情勢をスパイスとして入れた事で厚みが出たのだと思います。
さて明日も「心にブルースリーを!」で元気に頑張りましょう、アチァチャ!!