アントニオ・タブッキ『レクイエム』
ザ・幻想文学って感じの一冊です。
と言いつつ、夏の小旅行という感じもあって、
休日に読むと良い時間を過ごしたなあって思える。
お得!
7月の終わりの暑い日曜日。
リスボンの町を彷徨いながら、
死者に再会する「わたし」の物語。
現実には、アゼイタンの友人の農園で休暇を過ごしていて
桑の樹の下で読書をしていたはずなのに。
いつの間にか「詩人との待ち合わせ」で「リスボン」にいる「わたし」。
という不思議な状況も自然に受け入れて、
街をうろちょろして、いろんな人に出会います。
ポジティブ!
死んだはずの友人やら恋人やら若かりし頃の父やら歴史上の詩人やら。
「わたし」が何歳か、何年が舞台の物語か、わからないのもいい。
死んだ友人タデウシュの部屋に飾られている写真は
1965年に「わたし」が撮ったものだそうで。
50年代のアアルト作品にも言及してる。
この小説の初版が91年だけど、その頃のリスボンのイメージかな?
個人的には、もうちょっとまえ、
70年代ぽい空気感を抱いたのだけど。
リスボンには行ったことないけどね!
フェイジョアーダとかパイナップル・スモルとか
サラブーリョとか、ポルトガル料理をモリモリ食べてるの、
良かった。
幸福な胃もたれをしそうだ笑。
昼の12時から夜中の12時までの、わずか半日の物語にしては
密度の高い移動と出会いと会話と食事だと思うけど、
幻想文学なので「それでよし!」(と、作中でオウムも肯定してくれる)。
ザ・幻想文学って感じの一冊です。
と言いつつ、夏の小旅行という感じもあって、
休日に読むと良い時間を過ごしたなあって思える。
お得!
7月の終わりの暑い日曜日。
リスボンの町を彷徨いながら、
死者に再会する「わたし」の物語。
現実には、アゼイタンの友人の農園で休暇を過ごしていて
桑の樹の下で読書をしていたはずなのに。
いつの間にか「詩人との待ち合わせ」で「リスボン」にいる「わたし」。
という不思議な状況も自然に受け入れて、
街をうろちょろして、いろんな人に出会います。
ポジティブ!
死んだはずの友人やら恋人やら若かりし頃の父やら歴史上の詩人やら。
「わたし」が何歳か、何年が舞台の物語か、わからないのもいい。
死んだ友人タデウシュの部屋に飾られている写真は
1965年に「わたし」が撮ったものだそうで。
50年代のアアルト作品にも言及してる。
この小説の初版が91年だけど、その頃のリスボンのイメージかな?
個人的には、もうちょっとまえ、
70年代ぽい空気感を抱いたのだけど。
リスボンには行ったことないけどね!
フェイジョアーダとかパイナップル・スモルとか
サラブーリョとか、ポルトガル料理をモリモリ食べてるの、
良かった。
幸福な胃もたれをしそうだ笑。
昼の12時から夜中の12時までの、わずか半日の物語にしては
密度の高い移動と出会いと会話と食事だと思うけど、
幻想文学なので「それでよし!」(と、作中でオウムも肯定してくれる)。