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オーナーはおのれ -パリ- 1984.6.11~14
日曜夜にローマからロンドンに戻り、月曜日残された仕事を終え夕刻にパリに入る。空港からPORT MAILLOTまで空港リムジンで、ここから目的地までタクシーというのが市内に入る一般的ルート。安全上、犬を助手席に乗せたタクシーがやたらと目立つ。我々の乗ったタクシーも大型犬がご主人様をがっちりガードしている。
(左)ド・ゴール空港リムジンバスチケット28F (右)レジデンス・セント・オノーレ
「レジデンス・セント・オーナー」「?」、何度か繰り返すが英語発音では通じない。行き先のホテル名が「St.Honore’」なのだが、困ったものだ。紙に書いて見せると「オノーレ」と読むのだと言う。河内言葉の「おのれ」がそれに近い発音。オーナーは、「おのーれ」なのだ。
電力(EDF)&ガス(GDF) 競合相手が共同で顧客サービス
翌日、フランス電力庁(EDF)を訪問。原子力発電が世界で一番普及している国営電力会社である。国営ガス会社(GDF)とは営業面では競合しつつ、一方で顧客サービスは共同で行うという興味ある運営を視察。
セーヌの上でエッフェル塔をバックに
エッフェル塔から見たパリ市内の眺望
午後はエッフェル塔に昇る。同行の東宝ニューフェイス氏はまたまたショッピング。購入したお土産の大きなバッグに、これまたお土産の中サイズのバッグを入れ、更にその中に小物を入れと、2重、3重の荷物整理でバゲージは既にかなりの重量オーバー。しかし、まだまだこれからだそうな。
初夏の陽気を思わせるシャンゼリゼ通り
(左)この暑さで人々は公園の水辺に 遠く凱旋門が見える (右)読書のパリジェンヌ 絵になる風景?
快晴で暑さすら覚えるパリ。革ジャンを着た人がいるかと思えば、ノースリーブのワンピースの裾をひらひらさせシャンゼリゼを歩くパリジェンヌもいる。人さまざまである。
ブローニュの森にあるレストラン「ル・プレ・カトラン」。
今夕の食事はブローニュの森にある4つ星レストラン「ル・プレ・カトラン」。夕刻とは言えまだ陽が高い6月の森は、それでも既に娼婦が道端で客待ちをしている。最近は女装の男娼まで出現し、それぞれの区域を持って営業しており、森の治安も乱れているとか。一方、パリジェンヌの性意識ももはや救い難い所まできていると現地の人は言う。誰とでも気が合えば簡単に寝るというが、そんな目に会ったことのない小生には無縁の話である。食事はやや傾きかけた薄明かりの陽の中で楽しく進み、夕暮れと共に終わった。
キャバレー&ミュージックホール「ル・ミリアルデール」
前回訪問時は、飲み過ぎて夢見心地の中で終わってしまったリドのショウ。今日はアルコールもそこそこにキャバレー&ミュージックホール「ル・ミリアルデール」に出かけた。日本のガイドにはあまり載っていないが、上品なショウを見せる劇場である。前から4列目とあって目が自然と1ケ所に集中する。どうやら極細の糸を利用した付け物のようである。それにしても、日本のそれとは洗練さと動きと若さにおいて比較にならない。
翌日は、OECD IEA(世界エネルギー機関)の訪問である。天然ガス担当のS.B氏とは初対面である。氏とは以後、IEAによる日本のエネルギー査察時の訪日、後のIGU会議の出張時等々お付き合いが続いている。彼はIEA事務局長秘書という重責の後、目下世界的シンクタンクで働いている。
IEA訪問後、ロンドンに戻るO君と別れ、東宝ニューフェイス氏は会社の女性がパリに来ているとかで、小生の今夕食は一人食事である。海外に来て困るのが一人の食事。お土産の買物の後、結局キングバーガーがパリでの最後の夕食となる。
独身の東宝ニューフェイス氏が今夜ホテルに戻ってきたかどうかは、帰りの便が違うので謎のままである。
オーナーはおのれ -パリ- 1984.6.11~14
日曜夜にローマからロンドンに戻り、月曜日残された仕事を終え夕刻にパリに入る。空港からPORT MAILLOTまで空港リムジンで、ここから目的地までタクシーというのが市内に入る一般的ルート。安全上、犬を助手席に乗せたタクシーがやたらと目立つ。我々の乗ったタクシーも大型犬がご主人様をがっちりガードしている。
(左)ド・ゴール空港リムジンバスチケット28F (右)レジデンス・セント・オノーレ
「レジデンス・セント・オーナー」「?」、何度か繰り返すが英語発音では通じない。行き先のホテル名が「St.Honore’」なのだが、困ったものだ。紙に書いて見せると「オノーレ」と読むのだと言う。河内言葉の「おのれ」がそれに近い発音。オーナーは、「おのーれ」なのだ。
電力(EDF)&ガス(GDF) 競合相手が共同で顧客サービス
翌日、フランス電力庁(EDF)を訪問。原子力発電が世界で一番普及している国営電力会社である。国営ガス会社(GDF)とは営業面では競合しつつ、一方で顧客サービスは共同で行うという興味ある運営を視察。
セーヌの上でエッフェル塔をバックに
エッフェル塔から見たパリ市内の眺望
午後はエッフェル塔に昇る。同行の東宝ニューフェイス氏はまたまたショッピング。購入したお土産の大きなバッグに、これまたお土産の中サイズのバッグを入れ、更にその中に小物を入れと、2重、3重の荷物整理でバゲージは既にかなりの重量オーバー。しかし、まだまだこれからだそうな。
初夏の陽気を思わせるシャンゼリゼ通り
(左)この暑さで人々は公園の水辺に 遠く凱旋門が見える (右)読書のパリジェンヌ 絵になる風景?
快晴で暑さすら覚えるパリ。革ジャンを着た人がいるかと思えば、ノースリーブのワンピースの裾をひらひらさせシャンゼリゼを歩くパリジェンヌもいる。人さまざまである。
ブローニュの森にあるレストラン「ル・プレ・カトラン」。
今夕の食事はブローニュの森にある4つ星レストラン「ル・プレ・カトラン」。夕刻とは言えまだ陽が高い6月の森は、それでも既に娼婦が道端で客待ちをしている。最近は女装の男娼まで出現し、それぞれの区域を持って営業しており、森の治安も乱れているとか。一方、パリジェンヌの性意識ももはや救い難い所まできていると現地の人は言う。誰とでも気が合えば簡単に寝るというが、そんな目に会ったことのない小生には無縁の話である。食事はやや傾きかけた薄明かりの陽の中で楽しく進み、夕暮れと共に終わった。
キャバレー&ミュージックホール「ル・ミリアルデール」
前回訪問時は、飲み過ぎて夢見心地の中で終わってしまったリドのショウ。今日はアルコールもそこそこにキャバレー&ミュージックホール「ル・ミリアルデール」に出かけた。日本のガイドにはあまり載っていないが、上品なショウを見せる劇場である。前から4列目とあって目が自然と1ケ所に集中する。どうやら極細の糸を利用した付け物のようである。それにしても、日本のそれとは洗練さと動きと若さにおいて比較にならない。
翌日は、OECD IEA(世界エネルギー機関)の訪問である。天然ガス担当のS.B氏とは初対面である。氏とは以後、IEAによる日本のエネルギー査察時の訪日、後のIGU会議の出張時等々お付き合いが続いている。彼はIEA事務局長秘書という重責の後、目下世界的シンクタンクで働いている。
IEA訪問後、ロンドンに戻るO君と別れ、東宝ニューフェイス氏は会社の女性がパリに来ているとかで、小生の今夕食は一人食事である。海外に来て困るのが一人の食事。お土産の買物の後、結局キングバーガーがパリでの最後の夕食となる。
独身の東宝ニューフェイス氏が今夜ホテルに戻ってきたかどうかは、帰りの便が違うので謎のままである。