行ってきました 雄琴温泉と比叡山周辺の秋を求めて
― (その1)近江神宮・坂本城址・日吉大社 ―
― (その2)雄琴温泉・比叡山ドライブウェイと延暦寺 ―
2021.11.18-19
コロナの影響も和らいできた11月、近くにありながら行ったことのない雄琴温泉をベースに周辺の紅葉を求めてドライブしてきました。写真の関係で2回に分けて投稿します。写真はクリックで拡大します。
(その2)おごと温泉・比叡山ドライブウェイと延暦寺
【おごと温泉】
かつての滋賀県最強の風俗街・雄琴も、昨今はすっかりイメージチェンジをして家族連れも多い「おごと温泉」として活況を呈している。初の訪問で少し高台の「里湯昔話 雄山荘」に投宿。お湯は単純温泉でPH9とアルカリ度が高く、まったりしたお湯である。寺社参りで石段昇降に疲れた足にはもってこいの温泉である。
湖畔の夕暮れの雄琴(おごと)温泉(HPより借用) 雄山荘の部屋からの眺望
宿舎自慢の大浴場と露天風呂(女風呂は混雑、男風呂は2,3人) 本日のお品書き
【比叡山延暦寺】
比叡山延暦寺ガイドマップ 比叡・奥比叡山ドライブウェイの見どころ
雄琴温泉のすぐ近くの仰木ゲートから奥比叡ドライブウェイに入る。今が盛りの紅葉を楽しみながらゆっくり走らせる。
まず最初に到着するのが、延暦寺三塔の中で一番北に位置する横川(よかわ)地域。源信、親鸞、日蓮、道元などの名僧が修行に入った地である。
遣唐使船を模して造られた横川中堂と、おみくじ発祥の地とされる元三大師堂に参拝。鐘楼でひと突き、山々に響く音色が心地いい。高野山と違って比叡山は坂や石段が多い。昨日からの昇降で足の疲れが頭をもたげる。
横川地域は、親鸞、日蓮、道元等が主に修行 紅葉に彩られる横川中堂の舞台 横川中堂(聖観世音菩薩)
鐘楼(山に溶け込む余韻の長い鐘音) 元三大師堂(四季講堂) おみくじ発祥の地だそうです
ドライブウェイが次に導くのが西塔地域だが、その途中に琵琶湖を一望する峰道展望台があり、根本中堂の方向を見つめる巨大な伝教大師像も設置されている。残念ながら琵琶湖は靄がかかり湖東地区を明確にとらえることが出来ない。
琵琶湖を一望する展望台の伝教大師像 薄くもやがかかり展望はいまいちだが鮮やかな紅葉が
西塔地区には三井寺の金堂を移築した延暦寺最古の建物、釈迦堂があり、その手前ににない堂がある。ここも階段がきつい。ドライブウェイに並走して東海自然歩道が整備されており、健脚な信心深い参拝者が歩いている姿が林間に見受けられる。
駐車場からにない堂へのアプローチ 釈迦堂(釈迦如来) 釈迦堂への下り階段(昇降階段・坂の連続)
延暦寺の中心地域、東塔地域はさすがに多くの参拝者とバス・車で混雑している。大講堂、延暦寺総本堂の根本中堂、文殊楼を参拝、最後に大講堂前の鐘楼(平和の鐘)で諸祈願のひと突き、もはや足の限界である。根本中堂は2016年から60年ぶりの大改修中で、終わるのは令和8年3月を予定。ご本尊薬師如来像の前には1200年以上「不滅の法灯」が輝き続けている。延暦寺を代表して根本中堂で御朱印をいただく。御朱印所は全山15ケ所あるので、全部いただくと4500円必要。
延暦寺バスセンターに近い大講堂 改修中の根本中堂へのアプローチ 60年ぶりの改修、令和8年3月末までを予定
延暦寺の諸堂巡拝券(1000円) 根本中堂の御朱印(釈迦如来ゆえ医王殿) 根本中堂前の文殊楼
帰路は、比叡山ドライブウェイで田の谷峠ゲートを経て、西大津バイパスから名神高速道路、近畿自動車道、大した渋滞もなく夕刻までに帰宅出来ました。