停止線を守ろう!
昔のことで恐縮ですが、日本が本格的なモータリゼーション時代に突入した頃、交差点にいた手信号の名物交通巡査がいなくなり、あちこちでプー、プー、クラクションの音が鳴り響きだし、大きな騒音を生み出しました。
大阪では、「町を静かにする運動」を合言葉に、むやみにクラクションを鳴らすことを控える様にドライバーのマナーとして呼びかけました。
運転の未熟なドライバーほどクラクションを鳴らすというような世間の認識とも合致し、効果は予想以上にあって、町が結構静かになりました。
昨今、街中で多く見かけるのが交差点の停止線や横断歩道前の停止線を大きく超えて停止する車が多いですね。
スピードの出し過ぎやブレーキの踏み遅れ、更にはとりあえず止まればいいという考えに基づく行為と思われます。
しかし、これも言ってみれば運転技術の未熟さのなせる技と言えます。
信号の点灯変化を予測し、速度調整を上手にする熟練ドライバーに対し、無視したり、むりやり加速して通過せざるを得ない事前の速度調整がへたな未熟運転の結果、停止したとしても大きく停止線を越えて横断歩行者の邪魔をする未熟なドライバーを、「なんとへたな!」という社会の目があれば、どうでしょう?、少しはましな道路交通が形成されるのではないでしょうか。
「停止線を守ろう!」、そしは、結果として交通事故を減らすことにつながるのではないでしょうか?
特に、子供たちが歩行する道路の側を走る時は、このようなマナーは事故防止に生かされると思いますが、如何でしょうか?