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旅行記、世相独言

世界自然遺産 屋久島紀行 (その2)  (World Heritage Yakushima Vol.2)

2014年01月31日 21時14分41秒 | 異文化体験_日本
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世界自然遺産 屋久島紀行(その2) (World Heritage Yakushima Vol.2)   2013.12.24-12.26

[12月25日(水)]

 2日目の午後の行程は、「千尋の滝」「フルーツガーデン」「世界自然遺産地区西部林道」そして「大川の滝」と盛りだくさん。

千尋の滝

 
左斜面花崗岩の1枚岩の大きさとそこに水煙を上げるスケールの大きな千尋の滝(天気の悪い日には真っ白な霧雲に音だけが・・という日もあるとか)


フルーツガーデン

           
屋久島はマングローブから針葉樹まで、日本の植物世界の縮図とも言える島。ある個人が様々な果実栽培を試され、公開されているフルーツガーデン

    
                        入園料500円で、ガーデン見学後スターフルーツや様々なフルーツの試食が出来る。

世界自然遺産地区「西部林道」

      
   驚くなかれ!昨日から今朝にかけて訪れた場所は、世界自然遺産地区ではない!!!との説明に、皆、愕然。
   屋久島は海岸線を前岳と呼ぶ山々が連なり、1936m最高峰の宮之浦岳等は海岸線から見えず、これを奥岳と呼んでいる。

        
       (左・右)世界自然遺産地区「西部林道」から見た屋久島の海岸線

 さて、ここで問題。 屋久島が世界自然遺産に認定・登録された理由はご存知でしょうか? 3択です。
1)縄文杉の存在
2)超軟水のきれいな水と屋久鹿や屋久猿の存在
3)照葉樹林の存在

 西部林道から森を写した右側の写真をクリックして大きい画面でご覧ください。森の木々がこぶのような広がりを持っています。
これが照葉樹林帯の特徴だそうで、かつて、日本の本土にも福島県以南には照葉樹林が沢山あったようですが、金にならないため金になる木に植樹され、今ではほとんど残っていないようです。世界的にも照葉樹林帯がこれほど見事に残っているのは極めて珍しいとのことで、これが最大の理由で世界自然遺産に認定されたそうです。従って、正解は、3)。

大川の滝

      
                      照葉樹林の岸壁を落ちる落差88mの滝。滝壺まで近づけるが、結構迫力がある。


屋久島シーサイドホテル

  2日目 クリスマスの日の夕食(今日もケーキがなし、残念)

3日目 夜明け前の港に帰港する漁船


[12月26日(木)]

 最終日の行程は、ウミガメの産卵地として有名な「永田いなか浜」に寄って、お買い物後、伊丹に向けて出発。

永田いなか浜

        
ラムサール条約登録記念碑とその前に広がるいなか浜。浜辺には白い弾力性のある卵の殻が至る所に。誰が置いたか小石で作った海亀も。

屋久島の洗礼

 空港への帰路、強烈な雨が。屋久島の洗礼か? 島内で一番長い直線道路700m。

屋久島空港

        
(左)屋久島空港                        (右)伊丹行 JAC(日本エアコミューター)2450便(11:50発、13:10着)    

世界自然遺産 屋久島紀行 (その1)  (World Heritage Yakushima Vol.1)

2014年01月31日 16時22分22秒 | 異文化体験_日本
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世界自然遺産  屋久島紀行 (その1)  2013.12.24-26

 周囲130km、面積約500k㎡の屋久島が世界自然遺産に登録されたのは、20年前の1993年。
 そんな屋久島にクリスマス・イブの日に一人で来たのは、女房が数年前に知人らと縄文杉までトレッキングして、屋久島を経験済みのため。小生も柵が出来て近寄れなくなった縄文杉に興味はなく、それ以外の世界自然遺産に触れたいがための旅である。

 屋久島は鹿児島県 もっと南かと思っていたが。

  島内地図 周囲130km

[12月24日(火)]

 屋久島空港は滑走路が1800mしかないため、大型ジェット機の離着陸が出来ないようで、関東の人は航続距離の関係で伊丹や鹿児島からの飛行便を利用することになる。
 今回の旅は伊丹からの直行便利用で、10時30分発-12時05分着と1時間半のフライトで時間を大幅に短縮できる旅である。

 1ケ月に35日雨が降ると林芙美子が浮雲の中で書いているように1日中島のどこかで雨が降っていると言われる屋久島、ご多分に漏れずタラップを降りる時は歓迎の雨。
 しかし、その後の観光が帰る日まで傘無しで出来たことは、超ラッキーと言わざるを得ない。
 
 初日の行程は、まず杉匠で「飛び魚の唐揚げ」の昼食後、紀元杉」を訪ね、ヤクスギランド」での森林浴。その後、「屋久島シーサイドホテル」へ。

 この日の午前中まで、紀元杉への道中は積雪で通行止めだったそうだ。南の島に雪が降るではないが、屋久島で雪!は全く念頭になかったこと。もっとも、この島の最高峰宮之浦岳は九州で一番高い山だそうだ。ちなみに標高は1936m。

飛び魚の唐揚げ
        
(左)杉匠に着いた頃には雨も上がり歓迎の虹が。    (右)昼食は屋久島名物「飛び魚の唐揚げ」頭からいただく。

紀元杉
            
    紀元杉(標高1230m、推定樹齢3000年、樹高19.5m、胸高周囲8.1m)積雪を踏み締めながら傾斜地にそびえる杉を1周する。

ヤクスギランド
       
(左)ヤクスギランド 270haパンフ             (中)入場チケット                 (右)この辺りを生活の場にしている野生のヤクシカ

              
屋久杉とは樹齢1000年以上のもの、それ以下は小杉と言う。江戸時代、木目が真直ぐなものが徴用され、そうでないものは倒木となり多くの切り株が残っている。 

        
(左)鬱蒼とした森の中で見る虹                     (右)まさに苔むす森

        
(左)同じく苔むす森                           (右)倒木に苔が生え、そこから新たな杉の命が

屋久島シーサイドホテル
              
(左)屋久島シーサイドホテル             (中)ホテルパンフと2晩の夕食お品書き                 (右)初日の夕食(期待したX'masケーキはなし)

        
(左)ホテル入り口のウィルソン株のモニュメント            (右)切り株の中から見上げるとハート型の空が


[12月25日(水)]

 二日目の行程は、まず苔むす森の「白谷雲水峡」、昼食後「千尋の滝」「屋久島フルーツガーデン」を訪ね、世界遺産地区「西部林道」を少し歩いて「大川の滝」という行程。

白谷雲水峡
        
(左)白谷雲水峡の案内図(今日は、二代大杉までの往復コース)苔むす森までは数時間を要する (右)入場チケット

        
(左)白谷雲水峡の入り口                            (右)澄み切った清流、水豊かな森     

        
(左)自然の造形にただただ感激                         (右)飛流橋から見る飛流おとし

        
(左)もののけ姫の世界に1歩近づいた感じ                    (右)さつき吊り橋から下を見る

        

        
                  (左・右)二代大杉(胸高周囲4.4m、樹高32.0m、標高730m)

        
          (左)猿の腰掛??                      (右)自然の造形美

        
(左)樹木の葉や苔にキラキラ光る滴                  (右)自生するうらじろ、正月の飾り餅に持って帰りたいところ

    
(左)対面の山の千年杉、急峻な崖で近づき難いとか   (中・右)道路の両側に屋久猿のお出迎え 左は親子、右は木の実を食べている
 
  昼食の器は、屋久杉の工芸品 


昼食後の、千尋の滝、フルーツランド、世界遺産地区西部林道、大川の滝、最終日の永田いなか浜は、その2(Vol.2)で紹介します。        




レマン湖畔のお祭り -ジュネーブ-(異文化体験37 ロマンティック街道の旅8)

2014年01月28日 11時13分25秒 | 異文化体験_西欧
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レマン湖畔のお祭り -ジュネーブ- 2002.08.06


 インターラーケンからまたまた210kmのバスの旅で一路ジュネーブを目指す。フランクフルトから始まった今回のバスの旅で一体何km走ったであろうか。

 ドイツの代表的な街道


フランクフルトからヒルシュベルグへ                約 95Km
ヒルシュベルグからハイデルベルグを経てローテンブルグへ 約185Km
ローテンブルグからミュンヘンへ                  約215Km
ミュンヘンから白鳥城を経てインターラーケンへ         約375Km
そしてインターラーケンからジュネーブへ             約210Km

 何と1080Kmのバスの旅がレマン湖畔のローザンヌを経てジュネーブで終わった。


        
    (左)スイス国旗               (中)コミューヌ章                (右)ジュネーブの地図

 おりしも夕刻とあってジュネーブの街の中心部にある「ホテル・ドレイク・ロンシャン」(DRAKE LONGCHAMP)へは交通渋滞で、なかなか辿り着けない。

 ホテル ドレイク ロンシャン

 ジュネーブは1986年9月に一度訪れている。16年ぶりである。あの時は出張中の一人旅で、週末を利用してジュネーブからシャモニー経由モンブラン観光をしたのだが。前日ジュネーブの現地観光社のモンブラン・ツアーに申し込んで、翌日来たバスに乗ってみると何と日本人の新婚さんカップルばかり、場違いな一人でお熱い旅であったのを思い出す。

  1986年モンブラン展望台登頂証明(オーギュディ・ミディ 3842m)

  ジュネーブの街   

        
   レマン湖名物140mの噴水(1986年9月訪問時の写真 噴水直下まで行きたかったが、とても行けない)


       
                  レマン湖の噴水と湖畔に広がる美しいジュネーブの街(Wikipedia)
 
 夕食の後、レマン湖の名物噴水を女房に見せてやろうと暗闇迫る湖畔の散歩に出かける。140mもの高さまで水を噴き上げるジュネーブのシンボルである。冬季は4時頃には終わるようだが、夏季は結構遅くまで水煙を上げていると聞いている。
折りしも湖畔の遊歩道ではカーニヴァルが行われており、たくさんの屋台と人出で結構混雑している。中には泥酔客もいる。遠くにライトアップされたレマン湖名物の噴水がかすかに見える。もっと近くへ進もうと思うが、女房が「治安が良くないよ! 早くホテルに戻ろう」と言う。

夏の湖畔は沢山の夜店が出て大賑わい、左奥遠くに噴水も見える

 それにしても残念であったなあ、アイガー&ユングフラウ!

住吉大社  若宮八幡宮の湯立神事

2014年01月12日 23時36分59秒 | イベント
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住吉大社  若宮八幡宮の湯立神事         2014.01.12

    住吉大社の反橋(通称:太鼓橋)

 長男の厄除け祈願で数十年ぶりに詣でた住吉大社。
 昔住んでいた家が比較的大社に近く、長男のお宮参りもここ。
 昔に比べ渡りやすくなった?太鼓橋を渡り、無事厄除けの祈祷を受け境内を散策すると、今日は若宮八幡宮の湯立神事があるというので見物することに。

 住吉大社のホームページには、「この神事は、五穀の豊作を占うとともに、神霊のよみがえり・更新を意味し、春の初めに行うのは、穀物の豊穣を祈るためだといわれています。笛と太鼓の音に合わせた巫女の舞とともに「湯立神事 (ゆたてしんじ) 」が行なわれます。神前に四つの大釜を据え、御幣を振り、笹にて煮えたぎる釜湯を撒きあげる姿は圧巻です。」とある。

 祭主一礼に続いて巫女の舞、そして湯立神事。最初に塩、次に米、そして酒が注がれ、炊き上がった糧を神に奉納し、クライマックスの笹による煮えたぎった釜湯の撒きあげに移行する。
 次いで巫女による天の岩戸の神楽が奉納され、祭主による祝詞奏上で一連の神事が終わります。いいものを見させていただきました。

      
(左)神事の始まり 祭主の一礼                    (右)巫女の舞


(左)4つの釜にまず、塩が                  (中)次いで米が                     (右)最期にお酒が入れられる


      
(左)巫女の舞の後、                          (右)釜の中の炊き上がった糧が神前に奉納される

      
(左)巫女が上衣を脱ぎ捨てていよいよクライマックス           (右)煮えたぎった釜湯の撒きあげ 


(左)笛と太鼓と舞 歌舞音曲                      (中・右)神楽「天の岩戸」の奉納     


 ついでにこの後で引いた女房のおみくじは、大吉でした。

  重たい神籤箱から出てきた棒は1番 「大吉」


 また、住吉大社の近傍には、浅沢社(住吉大社の弁天さん、芸事と美容の神さん)、大歳社(収穫集金の神さん)があり、特に大歳社の「おもかる石」は有名で、お正月には長い列が出来ます。
 最初に丸い石を持ちあげ、次いで石に願い事をして、次に持ち上げた時に軽ければ叶う、重ければ叶わずという言い伝えがあるそうです。

      
(左)昔、海に面していた大社の常夜燈と浅沢社               (右)大歳社の「おもかる石」 


(写真の向きが修正出来ずアップしました。近日中に修正しますのであしからず!)