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旅行記、世相独言

行ってきました、郡上八幡と下呂温泉 2024年6月6~7日 (その2 下呂温泉)

2024年06月16日 11時41分33秒 | 異文化体験_日本
 郡上八幡から下呂への道は、国道256号線。道中いくつもの鍾乳洞や急カーブが連続する山越えを経て長寿の町和良を通り、部分開通した濃飛横断自動車道のささゆりトンネル(無料)を経て下呂の町に至る1時間程のドライブ。
郡上八幡ICから下呂温泉への道

 下呂の地名の由来は、続日本記776年10月の条に当地を下留(しものとまり)と名つくとあり、これが音読されゲルとなり現在の下呂となったらしい。
 日本三名泉の一つ下呂温泉は、1974年に温泉の集中管理システムを導入し、12本の源泉を一括管理し、pH9.4、送湯55℃(源泉最高井戸80.2℃)のアルカリ性単純温泉を組合加盟宿に供給しているとのこと。よく耳にする「アルカリ性単純温泉」とは、溶存物質量が1000㎎/kg未満で、湧出時の泉温が25℃以上、かつpHが8.5以上のものをいう。
1974年導入ご自慢の集中管理システム

 今回の宿は、温泉街を見下ろす高台にある「ホテルくさかべアルメリア」。この宿の売りは総檜造りの24時間利用可能な8階展望露天風呂。下呂の街を取り囲む山々と以前泊まった小川屋はじめ飛騨川沿いに広がる温泉街が一望できる。山の斜面に沿った建築のため上層階へは2台のケーブルカーや吹き抜けの斜面階段を利用する。
 
 温泉街から見るホテルの遠景     展望露天風呂(ホテルHPより)
 
  本館 階層移動のケーブルカー   本館客室(ホテルHPより)
 夕食は、最近は体重を意識してバイキング料理を避け、極力会席料理を選択している。今宵の会席メインは、飛騨ステーキの朴葉味噌焼き。昼食と被ってしまったが、翌朝食時にはご当地グルメのけいちゃんを食することが出来た。食後、夏季に行う花火の試射があるというので楽しみにしたが、文字通り試射であった。
    
バイキングを避けて会席料理を選択     夏本番に向け花火の試射

 到着後すぐ、そして夜、翌早朝、そして朝食後と都合4回温泉を味わい、10時にチェックアウト。下呂大橋を渡り観光交流センター湯めぐり館近くの市営駐車場に車を預け、1時間程温泉街を散策する。
 下呂温泉街のMAP

 観光交流センター前に銅像が設置されている。芭蕉か?と思ったが帰宅後調べると室町時代の禅僧で詩人万里集九(ばんりしゅうく)の像で、彼と江戸期の儒学者林羅山(はやしらざん)が、有馬、草津、下呂が日本三名泉と名付けたようだ。大正15年から続く外湯白鷺乃湯に日本三名泉発祥碑がある。
 
観光交流センター前の万里集九像  外湯白鷺乃湯入口の三名泉発祥の地碑

 また、人気のスポットとして平成22年に誕生した加恵瑠(かえる)神社は、「げろ」にちなんだカエルの鳴き声と「無事帰る」などの語呂合わせをしたもので、お賽銭を入れるとカエルがお告げをしゃべる、ユーモアたっぷりの神社。その隣の下呂発温泉博物館では全国の温泉の様々な特性等を知ることが出来る。

 加恵瑠(かえる)神社        下呂発温泉博物館

 駐車場に戻り、1時間1分300円の駐車料金を払い、中央道(中津川IC)は、数か所工事渋滞が懸念されたため、往路と同じ道で帰阪した。
 湯めぐり手形(1枚1300円)で手形加盟館3ケ所のお湯や8ケ所ある足湯の利用、温泉寺や下呂温泉合掌村など、時間があれば、まだまだ楽しめる下呂温泉です。


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行ってきました、郡上八幡と下呂温泉 (2024年6月6日~7日)(その1郡上八幡)

2024年06月14日 21時35分07秒 | 異文化体験_日本
 梅雨時期になると、一斉に始まるのが高速道路の集中工事。この日も尾張一宮付近で6km1時間の渋滞情報。養老SAのコンシェルジュのお薦めで、養老JCTで東海環状自動車道に入り大垣西ICで降りて、大垣市内、岐阜市内を抜け
岐阜各務原ICで東海北陸自動車道に入り郡上八幡ICに行くことにした。
 阪和自動車道岸和田和泉IC近くの自宅を7時に出て、郡上八幡に着いたのは11時半頃。
名神→東海環状→一般道→東海北陸道

郡上八幡市の概略地図

 郡上八幡と言えば、400年の歴史を持つ夏の郡上踊りが有名。今年も7~9月にかけて開催予定で、なかでも旧盆の四日間は徹夜踊りで大層賑わうとか。
 戦国末期に起源を持つ郡上八幡城の城下町として発展してきた郡上八幡は、水の町としても有名、町のシンボルの吉田川の清流を取り込んだ水路が町の人々の生活を支え、旧庁舎わきの「いがわこみち」には大きな鯉が放たれ、宗祇水や橋本町の「やなか水のこみち」、街中の水船のあるポケットパーク等も整備されている。
今年の郡上踊り日程

郡上八幡城の解説

旧庁舎わきの「いがわこみち」

 郡上八幡城は、明治期一旦取り壊された後、1933年町のシンボルとして木造の模擬天守が再建され、城下町からその天守を仰ぎ見ることが出来る。また、清流吉田川には、この時期アユ釣りの太公望が大勢押し寄せている。
市街地から見る郡上八幡城

市内を流れる吉田川の鮎釣り太公望達

 昼食時、旧庁舎記念館が観光案内や土産物店、食堂等で活用されており、食事でもしようと訪れると、中から中国からの若い女性ツアー客が出てきて、なんと12時で食堂は閉鎖! どういうこと?
 職員に食事処を聞くと前の橋(新橋)を渡った北町にお食事処が沢山あるというので、そちらへ。ご当地グルメの一番人気は「けいちゃん」らしい。鶏肉とキャベツ等の野菜を郡上味噌等で味付けした一品。
旧庁舎記念館

ご当地グルメ「けいちゃん」

 橋を渡ってすぐの「新橋亭」で、けいちゃんよりそそられた飛騨牛朴葉味噌定食を注文。味噌が焦げ付かないように飛騨牛と絡めて美味しくいただく。入れ違いに今度は中国からの男性ツアー客が到来。
お食事処「新橋亭」

飛騨牛朴葉味噌定食

主要なメニュー一覧

 食後は、北町のまちなみ交流館、郡上八幡博覧館、殿町通りから見るお城、宗祇水、宮ケ瀬橋を渡って南町のやなか水のこみち等、風情のある街を40分ほど散策。旧庁舎記念館の駐車場に戻り、1時間40分ほどの駐車料金250円を支払って、下呂温泉へ。
郡上踊りが体験できる郡上八幡博覧館

宗祇水
生活と密着した水場

やなか水のこみち

次回は、「下呂温泉」です。


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