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ビバ!フロリダ メインディッシュはオレンジ -オーランド1- 1985.3.1~3
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建設が進むウォルトディズニーワールドで先行開園のマジックキングダム
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(左)マジックキングダム 1デイ・パスポート (右)お馴染みアトラクション「カリブの海賊」
オーランド、緯度は沖縄に等しい。燦燦と輝く太陽、今までの暗い冬が一度に霧散し、初夏が一足飛びにやってきた。明るく開放的で緑豊かな、仕事なんぞきれいに忘れさせるリゾート地。Tシャツ、ホットパンツにスニーカー、それほど皆が開放的な服装の中に、コート片手の我々は何か未開の地からやって来た異邦人に映るに違いない。早速ディズニーワールドに向かう。エネルギープラント等、広大なテーマパークのバックヤード視察を実施。コージェネレーションをベースに電気を地元フロリダパワーに系統連系を行い、徹底的な省エネ管理がなされている。燃料電池(パワーセル18)のテストもここで行われている。
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「ウォルトディズニーワールド」と先行開園した「エプコットセンター」&「マジックキングダム」のパンフ
1万1千ヘクタール(1ヘクタール=1万平方メートル)の広大な敷地に、Vacation王国, Lake Buena Vista Community, Experimental Prototype Community of Tomorrow(EPCOT)等が配置され、将来に向ってまだまだ建設が進むデイズニー王国そのものだ。
現時点でVacation王国の中核をなすMagic Kingdomで夕刻まで自由行動。とは言え、L.A.のディズニーランドと何等変わりはないが、何度来ても楽しいものである。
今回の宿舎「ツインホテル」
ツインホテルが今日の宿舎。同行のN氏がこのホテルのレストランはなかなか有名らしいとどこかで聞き込んできた。衆議一決、夕食はここ! 早速レストランに赴くと少し時間が早いこともあってか、お客は我々の他に一組だけ。バイキングスタイルである。コックが一人手持ちぶたさで立っている。まずは一回目と言いながら個々に好きなものを皿に盛ってテーブルに戻ってくる。
メインディッシュとなったフロリダオレンジ
ん? 誰も2回目に立とうとしない。しかも皿にはまだ食べ残しの料理が一杯。パンがあっという間に売り切れ、早くもフロリダオレンジのデザートに進んでいる者もいる。他の一組の客も帰り、いよいよ我々だけの貸切り状態。依然として新たな客が来ない。パンのお代わりを注文。料理も食わずにパンばかり食う我々とコックの間に何やら気まずい雰囲気が漂う。そのパンもとうとう底をつき、まさかもう一度お代わりも出来ず、オレンジを2、3個夫々取ってきては腹の足しにする。それ程にここの料理はひどかった。
有名とはそういうことなのだ! 以降、N氏のリコメンデーションは我々の間では全く通用しなくなったのは当然である。退店時オレンジを持てるだけ持って部屋での風呂上りと翌朝に胃袋に収まる。
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(左)「エプコットセンター」の1デイ・チケット (右)園内MAP
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(左)センターの象徴「Future World、Spaceship Earth」(右)「World Showcase」池の周りに各国館を配置(日本館も見える)
翌日は土曜日。朝からEPCOTセンターに出向く。「Spaceship Earth」は、18の展示をタイムマシンライドで巡る仕掛。EXXONのエネルギー館やGMの自動車館等、いくつかのスポンサーシップによる体験館巡りである。WorldShowcaseは、世界各国の館が池の周りに配置され、様々な催しが行われている。夕刻まで視察し、球形のシンボリックなテーマ館でお土産を買って、この未来の実験都市を後にする。
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(左)Spaceship Earthの紹介の一部 (右)夕刻のエプコットセンター
この日の夕食は入念な調査による照り焼きステーキ。タクシーで3分とかからない所にある日本人経営のステーキ屋。鉄板の上で鏝をチンチラチンチラいわせたショウまがいのステーキ屋が米国人に受けて沢山あるようだが、体験するのは今回が初めて。
一応焼き具合と量を聞くが、手元にサーブされる肉は皆同じといういい加減な代物。コックは中国人で、7つあるテーブルは満席、順番待ちの人がいるほど流行っている。
部屋に戻る前に昨夜のレストランを覗くと、かわいそうな犠牲者が2組いた。ああ、お気の毒に!
ビバ!フロリダ メインディッシュはオレンジ -オーランド1- 1985.3.1~3
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建設が進むウォルトディズニーワールドで先行開園のマジックキングダム
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(左)マジックキングダム 1デイ・パスポート (右)お馴染みアトラクション「カリブの海賊」
オーランド、緯度は沖縄に等しい。燦燦と輝く太陽、今までの暗い冬が一度に霧散し、初夏が一足飛びにやってきた。明るく開放的で緑豊かな、仕事なんぞきれいに忘れさせるリゾート地。Tシャツ、ホットパンツにスニーカー、それほど皆が開放的な服装の中に、コート片手の我々は何か未開の地からやって来た異邦人に映るに違いない。早速ディズニーワールドに向かう。エネルギープラント等、広大なテーマパークのバックヤード視察を実施。コージェネレーションをベースに電気を地元フロリダパワーに系統連系を行い、徹底的な省エネ管理がなされている。燃料電池(パワーセル18)のテストもここで行われている。
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「ウォルトディズニーワールド」と先行開園した「エプコットセンター」&「マジックキングダム」のパンフ
1万1千ヘクタール(1ヘクタール=1万平方メートル)の広大な敷地に、Vacation王国, Lake Buena Vista Community, Experimental Prototype Community of Tomorrow(EPCOT)等が配置され、将来に向ってまだまだ建設が進むデイズニー王国そのものだ。
現時点でVacation王国の中核をなすMagic Kingdomで夕刻まで自由行動。とは言え、L.A.のディズニーランドと何等変わりはないが、何度来ても楽しいものである。
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ツインホテルが今日の宿舎。同行のN氏がこのホテルのレストランはなかなか有名らしいとどこかで聞き込んできた。衆議一決、夕食はここ! 早速レストランに赴くと少し時間が早いこともあってか、お客は我々の他に一組だけ。バイキングスタイルである。コックが一人手持ちぶたさで立っている。まずは一回目と言いながら個々に好きなものを皿に盛ってテーブルに戻ってくる。
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ん? 誰も2回目に立とうとしない。しかも皿にはまだ食べ残しの料理が一杯。パンがあっという間に売り切れ、早くもフロリダオレンジのデザートに進んでいる者もいる。他の一組の客も帰り、いよいよ我々だけの貸切り状態。依然として新たな客が来ない。パンのお代わりを注文。料理も食わずにパンばかり食う我々とコックの間に何やら気まずい雰囲気が漂う。そのパンもとうとう底をつき、まさかもう一度お代わりも出来ず、オレンジを2、3個夫々取ってきては腹の足しにする。それ程にここの料理はひどかった。
有名とはそういうことなのだ! 以降、N氏のリコメンデーションは我々の間では全く通用しなくなったのは当然である。退店時オレンジを持てるだけ持って部屋での風呂上りと翌朝に胃袋に収まる。
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(左)「エプコットセンター」の1デイ・チケット (右)園内MAP
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(左)センターの象徴「Future World、Spaceship Earth」(右)「World Showcase」池の周りに各国館を配置(日本館も見える)
翌日は土曜日。朝からEPCOTセンターに出向く。「Spaceship Earth」は、18の展示をタイムマシンライドで巡る仕掛。EXXONのエネルギー館やGMの自動車館等、いくつかのスポンサーシップによる体験館巡りである。WorldShowcaseは、世界各国の館が池の周りに配置され、様々な催しが行われている。夕刻まで視察し、球形のシンボリックなテーマ館でお土産を買って、この未来の実験都市を後にする。
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(左)Spaceship Earthの紹介の一部 (右)夕刻のエプコットセンター
この日の夕食は入念な調査による照り焼きステーキ。タクシーで3分とかからない所にある日本人経営のステーキ屋。鉄板の上で鏝をチンチラチンチラいわせたショウまがいのステーキ屋が米国人に受けて沢山あるようだが、体験するのは今回が初めて。
一応焼き具合と量を聞くが、手元にサーブされる肉は皆同じといういい加減な代物。コックは中国人で、7つあるテーブルは満席、順番待ちの人がいるほど流行っている。
部屋に戻る前に昨夜のレストランを覗くと、かわいそうな犠牲者が2組いた。ああ、お気の毒に!