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パリの恋人達 -パリ- 1992.7.28~30
今回のパリでの宿舎 オペラ座前の「ル・グランホテル」
パリは何度目の訪問であろうか、ドゴール空港から市内への道は相変わらず混んでいる。今回の宿舎はオペラ座前の「Le Grand Hotel」。今宵は久々の日本食で、クリームたっぷりの食事に抵抗を始めた我がお腹には有り難いすき焼きである。その後は「LIDO」のショーを観賞。
(左)グラン・アルシュ最上階からのラ・デファンスの眺め (右)入場チケット
(左)凱旋門から見たラ・デファンス(6度差分かります?) (右)パリ大改造PJの一つ「ラ・ヴィレット」
翌日は、5大プロジェクトの視察。今回は時間的余裕もあってラ・デファンスのグラン・アルシュ最上階まで上がってルーブル、凱旋門の延長線の6度差(角度)を目で確かめる事が出来た。100年前オスマン男爵が現在のパリの骨格を計画し、歩道と車道を分離、家々をブロック化したとか、ブールバードという呼称は城壁の跡地を道路にした所を特に言うとか、アパートメントでは3階が一番良い部屋で家賃も高いとか、旧オペラ座をガルニエオペラというのに対して新オペラ座はカルロスオットーオペラと言うとか、ベルシーの大蔵省の以前にはブドウ酒倉庫が沢山あった等々、数々の雑学が耳に入る。
(左)パリの風景「ノートルダム寺院」 (右)パリの風景「サン・マルタンのカナル・ツアー」
煙草屋が少なくなったのも不便な事の一つ。英語では通じない。色々試みて結局日本語の「たばこ」が通じるのもおかしな話。正確には「タバ!」でなければダメ。
(左)ルーブル宮ナポレオン広場のピラミッド型メイン・エントランス (右)I.M.ペイ氏設計のエントランスホールへの階段
お馴染みの (左)モナ・リザ (中)ミロのヴィーナス (右)入場チケット
ルーブル美術館に入ったのは信じられない事だが、今回が初めて。過去数回は工事中で、前回は行列の凄さに諦め、その分オルセー美術館をじっくり鑑賞したのだが。半日かけて「ミロのヴィーナス」「サモトラケの勝利」「モナ・リザ」等々、脚が痛くなるまで歩き回った。
(左)セーヌ川からの景観を楽しむバトー・ムーシュ・パンフレット (右)航行ルート図
最後の夜はバトー・ムーシュ(Bateaux-Mouches)で2時間半の食事をしながらの舟遊び。Pont de I'Almaを観光船がゆっくり離れた真夏の夕刻8時はまだまだ明るい。シャンパンを飲み、オードブルルを味わい、メインディッシュの肉料理が出る頃には、やっとセーヌ川にも黄昏がやってくる。エッフェル塔にはイルミネーションが灯り、対岸には舟の強烈なライトに照らし出された風景が展開する。舟の中ではシャンソン弾きが各テーブルを回り、我々には「さくら、さくら」を演奏してくれる。
(左)バトー・ムーシュはアルマ橋から出航する (右)ディナー付きコースの出航前の船内
対岸や橋の上の人々は、船から放たれる強烈なライトが眩しいらしく目を細めながら手を振ってくれる。肩を組みながら手を振るカップル、お構いなしにキスを続けるカップル、スカートが捲れあがって下着まる見えで逆立ちしている意味不明な若い女性達、楽器の練習をしている男達、ベンチに横たわり抱き合って動かないカップル、様々な人間模様が強烈なライトの中に浮かび上がる。河畔の柳が異常に神秘的な青さを見せ、エッフェル塔のオレンジ色のイルミネーションが一際際立っている。
操舵室が橋が近づくと背を低くし、通り過ぎると元の高さに上がるという極めて合理的な仕組みのこの船も、いよいよ最終コースにUターンし始めた頃から、対岸の景色が少し過激になってくる。
(左)強烈なライトが対岸を照らしだす。(右)船の上に突き出た操舵室は橋を潜る時に上下動する。
抱き合っているカップル、濃厚なキスを交わしているカップルではあるのだが、よく見るとお互い髭をはやしている。どうやらホモ達の天国らしい。セーヌ河畔のデートの場所にもどうやら縄張りルールがあるようだ。ホモ達が集うエリア、レズ達が集うエリア、・・・。真夏のパリの恋人たちの饗宴が対岸に展開される。
船の対岸にはパリの恋人たちの様々な夏の夜の饗宴が見られる(イメージ写真)
「蛍の光」が流れて3時間のバトームーシュも花火と共に着桟。時刻は既に11時を回っている。ホテルへの帰路、バスの中は「Oh! Champs-Elysees」の大合唱。
(左)綺麗にライトアップされたエッフェル塔 (右)セーヌ河畔から見たパリの街
真夏の欧州、潮香の旅。目の保養にもなる楽しい旅であった。
パリの恋人達 -パリ- 1992.7.28~30
今回のパリでの宿舎 オペラ座前の「ル・グランホテル」
パリは何度目の訪問であろうか、ドゴール空港から市内への道は相変わらず混んでいる。今回の宿舎はオペラ座前の「Le Grand Hotel」。今宵は久々の日本食で、クリームたっぷりの食事に抵抗を始めた我がお腹には有り難いすき焼きである。その後は「LIDO」のショーを観賞。
(左)グラン・アルシュ最上階からのラ・デファンスの眺め (右)入場チケット
(左)凱旋門から見たラ・デファンス(6度差分かります?) (右)パリ大改造PJの一つ「ラ・ヴィレット」
翌日は、5大プロジェクトの視察。今回は時間的余裕もあってラ・デファンスのグラン・アルシュ最上階まで上がってルーブル、凱旋門の延長線の6度差(角度)を目で確かめる事が出来た。100年前オスマン男爵が現在のパリの骨格を計画し、歩道と車道を分離、家々をブロック化したとか、ブールバードという呼称は城壁の跡地を道路にした所を特に言うとか、アパートメントでは3階が一番良い部屋で家賃も高いとか、旧オペラ座をガルニエオペラというのに対して新オペラ座はカルロスオットーオペラと言うとか、ベルシーの大蔵省の以前にはブドウ酒倉庫が沢山あった等々、数々の雑学が耳に入る。
(左)パリの風景「ノートルダム寺院」 (右)パリの風景「サン・マルタンのカナル・ツアー」
煙草屋が少なくなったのも不便な事の一つ。英語では通じない。色々試みて結局日本語の「たばこ」が通じるのもおかしな話。正確には「タバ!」でなければダメ。
(左)ルーブル宮ナポレオン広場のピラミッド型メイン・エントランス (右)I.M.ペイ氏設計のエントランスホールへの階段
お馴染みの (左)モナ・リザ (中)ミロのヴィーナス (右)入場チケット
ルーブル美術館に入ったのは信じられない事だが、今回が初めて。過去数回は工事中で、前回は行列の凄さに諦め、その分オルセー美術館をじっくり鑑賞したのだが。半日かけて「ミロのヴィーナス」「サモトラケの勝利」「モナ・リザ」等々、脚が痛くなるまで歩き回った。
(左)セーヌ川からの景観を楽しむバトー・ムーシュ・パンフレット (右)航行ルート図
最後の夜はバトー・ムーシュ(Bateaux-Mouches)で2時間半の食事をしながらの舟遊び。Pont de I'Almaを観光船がゆっくり離れた真夏の夕刻8時はまだまだ明るい。シャンパンを飲み、オードブルルを味わい、メインディッシュの肉料理が出る頃には、やっとセーヌ川にも黄昏がやってくる。エッフェル塔にはイルミネーションが灯り、対岸には舟の強烈なライトに照らし出された風景が展開する。舟の中ではシャンソン弾きが各テーブルを回り、我々には「さくら、さくら」を演奏してくれる。
(左)バトー・ムーシュはアルマ橋から出航する (右)ディナー付きコースの出航前の船内
対岸や橋の上の人々は、船から放たれる強烈なライトが眩しいらしく目を細めながら手を振ってくれる。肩を組みながら手を振るカップル、お構いなしにキスを続けるカップル、スカートが捲れあがって下着まる見えで逆立ちしている意味不明な若い女性達、楽器の練習をしている男達、ベンチに横たわり抱き合って動かないカップル、様々な人間模様が強烈なライトの中に浮かび上がる。河畔の柳が異常に神秘的な青さを見せ、エッフェル塔のオレンジ色のイルミネーションが一際際立っている。
操舵室が橋が近づくと背を低くし、通り過ぎると元の高さに上がるという極めて合理的な仕組みのこの船も、いよいよ最終コースにUターンし始めた頃から、対岸の景色が少し過激になってくる。
(左)強烈なライトが対岸を照らしだす。(右)船の上に突き出た操舵室は橋を潜る時に上下動する。
抱き合っているカップル、濃厚なキスを交わしているカップルではあるのだが、よく見るとお互い髭をはやしている。どうやらホモ達の天国らしい。セーヌ河畔のデートの場所にもどうやら縄張りルールがあるようだ。ホモ達が集うエリア、レズ達が集うエリア、・・・。真夏のパリの恋人たちの饗宴が対岸に展開される。
船の対岸にはパリの恋人たちの様々な夏の夜の饗宴が見られる(イメージ写真)
「蛍の光」が流れて3時間のバトームーシュも花火と共に着桟。時刻は既に11時を回っている。ホテルへの帰路、バスの中は「Oh! Champs-Elysees」の大合唱。
(左)綺麗にライトアップされたエッフェル塔 (右)セーヌ河畔から見たパリの街
真夏の欧州、潮香の旅。目の保養にもなる楽しい旅であった。