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苦悩する古都 -フィレンツエ- 1992.7.20~22

ローマ~フィレンツェは、インターシティで2時間の距離
ローマ、カフェ・ド・パリ4階のS社を訪問後、出発までの時間、夏物ファッションのお買物。原色のコットン地のドレスを素肌に着る大胆さが当地のファッションの原点。汚職問題でマフィアと警察が本格的対決姿勢を見せ、テルミニ駅には夥しい数のパトカーと警官が捜査中。駅でサンドウィッチと飲みものを買ってIntercity通称Rapid530のコンパートメントに乗り込む。トスカーナ州の首都フィレンツェまでは2時間の旅。

(左)快晴のミケランジェロ広場からフィレンツェ市街を望む (右)今回の宿舎サボイホテル(HPより)
夏の盛りのミケランジェロ広場は花の都に相応しく花々が咲き乱れ、アルノ川とフィレンツェの街が一望出来る。今回の宿舎は繁華街の中央に位置する「サボイホテル」。
夕食後、観光客で混雑する花の聖母教会・ドウモ周辺を散策。広場で似顔絵描きを見物していると「次にどう?」と誘われる。「いくら?」と聞くと「70000リラ」(5000円程度)、ちょっと高いと思い値下げ交渉、結局50000リラで成立。

モデルもじっとしていると夕食時のワインが眠気を誘いついコックリコックリ。
小生の担当はアントーニオという黒い髭を生やしたミケランジェロの再来を思わせる若者。20分ばかりで済むという話でスタートしたが、画材が良かったのか、アルコールが回ってうつらうつらするモデルに手こずったのか、描き上げた時には、同行の諸氏はとっくに終わってホテルに引き上げた後。

(左)ウフィッツ美術館前の通り (右)Sandro Botticelli作「 La Nascita di Venere」
翌朝はメディチ家の財力を結集したルネサンス芸術の殿堂Uffizi美術館とブルネレスキーの設計による175年の歳月を費やして建設されたDoumoの見物。ボッティチェリの「春」「ヴィーナス誕生」、ミケランジェロの「聖家族」等々と2年ぶりの再会を果たす。

(左)かつての政治上の中心シニョリーア広場 (右)宗教上の中心サン・ジョバンニ広場とドウモ広場

(左)サン・ジョバンニ洗礼堂 (右)ジョットの鐘楼
Doumoのクーポラ(天蓋)には、464段の階段で上がる事が出来る。午後一人でチャレンジ。旋回しながら徐々に勾配を増す急な階段を登り切るとフィレンツェの街の360度の展望が眼下に広がる。灼熱の太陽が照らし出す古都は、午睡を楽しんでいるかのように物音一つしない。心地よいアルノ川に沿って吹く風。薄い褐色に染まった屋根屋根。数百年の時間がまるで止まったかのような錯覚を覚える。

(左)ブルネレスキによる直径45m、高さ114mの巨大クーポラ (右)天蓋上部からの眺め(1)

天蓋上部からの眺め(2&3) 午睡しているかのような街の静けさである
どの建物もそれなりの歴史性を持ち、街そのものが美術館と言えるこの都市が、単なる観光古都だけでその維持も含めて都市活動を営むことが出来るのであろうか、2年前に訪れた際に市の都市計画官は維持費の増大に苦悩していたが、全世界の重要文化財の70%を持つイタリアの共通課題でもある。

(左)エノテカ・ピンチオーリでトスカーナ料理を味わう (右)最近、東京にも店を出したそうな
二日目の夜は、有志で世界的にも有名な最高級レストラン「Enoteca Pinchiorri」でトスカーナ料理を体験する。10万リラのコース料理のみという案内であったが、見事な店のつくり、銀器でのサービス、本格的トスカーナ料理に大満足。野兎、Tボーンステーキのビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、ボルチーニきのこ等々。東京にも最近店を出したそうだ。
「Caffe Concerto」の野外ライブ
食後ぶらぶらとホテルの方に歩いて行くと、何やら軽快な音楽が聞こえてくる。「Caffe Concerto」の庭の舞台でカンツォーネもどきのライブ。我が団員も何人かいる。我々もと陣取り、やんやの喝采で盛り上げると、超ミニのボディコン服に身を包んだ女性歌手が歌いながら寄って来ては、頬にキス、甘い香りに腕に伝わる彼女の体温。
ああ、今夜も寝つきが悪くなる!
苦悩する古都 -フィレンツエ- 1992.7.20~22


ローマ~フィレンツェは、インターシティで2時間の距離
ローマ、カフェ・ド・パリ4階のS社を訪問後、出発までの時間、夏物ファッションのお買物。原色のコットン地のドレスを素肌に着る大胆さが当地のファッションの原点。汚職問題でマフィアと警察が本格的対決姿勢を見せ、テルミニ駅には夥しい数のパトカーと警官が捜査中。駅でサンドウィッチと飲みものを買ってIntercity通称Rapid530のコンパートメントに乗り込む。トスカーナ州の首都フィレンツェまでは2時間の旅。


(左)快晴のミケランジェロ広場からフィレンツェ市街を望む (右)今回の宿舎サボイホテル(HPより)
夏の盛りのミケランジェロ広場は花の都に相応しく花々が咲き乱れ、アルノ川とフィレンツェの街が一望出来る。今回の宿舎は繁華街の中央に位置する「サボイホテル」。
夕食後、観光客で混雑する花の聖母教会・ドウモ周辺を散策。広場で似顔絵描きを見物していると「次にどう?」と誘われる。「いくら?」と聞くと「70000リラ」(5000円程度)、ちょっと高いと思い値下げ交渉、結局50000リラで成立。


モデルもじっとしていると夕食時のワインが眠気を誘いついコックリコックリ。
小生の担当はアントーニオという黒い髭を生やしたミケランジェロの再来を思わせる若者。20分ばかりで済むという話でスタートしたが、画材が良かったのか、アルコールが回ってうつらうつらするモデルに手こずったのか、描き上げた時には、同行の諸氏はとっくに終わってホテルに引き上げた後。


(左)ウフィッツ美術館前の通り (右)Sandro Botticelli作「 La Nascita di Venere」
翌朝はメディチ家の財力を結集したルネサンス芸術の殿堂Uffizi美術館とブルネレスキーの設計による175年の歳月を費やして建設されたDoumoの見物。ボッティチェリの「春」「ヴィーナス誕生」、ミケランジェロの「聖家族」等々と2年ぶりの再会を果たす。


(左)かつての政治上の中心シニョリーア広場 (右)宗教上の中心サン・ジョバンニ広場とドウモ広場


(左)サン・ジョバンニ洗礼堂 (右)ジョットの鐘楼
Doumoのクーポラ(天蓋)には、464段の階段で上がる事が出来る。午後一人でチャレンジ。旋回しながら徐々に勾配を増す急な階段を登り切るとフィレンツェの街の360度の展望が眼下に広がる。灼熱の太陽が照らし出す古都は、午睡を楽しんでいるかのように物音一つしない。心地よいアルノ川に沿って吹く風。薄い褐色に染まった屋根屋根。数百年の時間がまるで止まったかのような錯覚を覚える。


(左)ブルネレスキによる直径45m、高さ114mの巨大クーポラ (右)天蓋上部からの眺め(1)


天蓋上部からの眺め(2&3) 午睡しているかのような街の静けさである
どの建物もそれなりの歴史性を持ち、街そのものが美術館と言えるこの都市が、単なる観光古都だけでその維持も含めて都市活動を営むことが出来るのであろうか、2年前に訪れた際に市の都市計画官は維持費の増大に苦悩していたが、全世界の重要文化財の70%を持つイタリアの共通課題でもある。


(左)エノテカ・ピンチオーリでトスカーナ料理を味わう (右)最近、東京にも店を出したそうな
二日目の夜は、有志で世界的にも有名な最高級レストラン「Enoteca Pinchiorri」でトスカーナ料理を体験する。10万リラのコース料理のみという案内であったが、見事な店のつくり、銀器でのサービス、本格的トスカーナ料理に大満足。野兎、Tボーンステーキのビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、ボルチーニきのこ等々。東京にも最近店を出したそうだ。

食後ぶらぶらとホテルの方に歩いて行くと、何やら軽快な音楽が聞こえてくる。「Caffe Concerto」の庭の舞台でカンツォーネもどきのライブ。我が団員も何人かいる。我々もと陣取り、やんやの喝采で盛り上げると、超ミニのボディコン服に身を包んだ女性歌手が歌いながら寄って来ては、頬にキス、甘い香りに腕に伝わる彼女の体温。
ああ、今夜も寝つきが悪くなる!
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