こりゃ大変!股関節脱臼
我が家の13歳になるポメラニアンのナナちゃん(女の子)のことです。
夏のある日、女房が朝の散歩から連れて帰ってブラシで毛づくろいをしていた時のこと。
お腹の下も、と両前足を持ってブラシをあてた時、ナナが何かのはずみで急に動き
キャイン!と言ってビッコ状態に。もともと繊細な女の子だけに、夕方までほとんど呼声にも反応せず、うずくまって人間不信?に陥ったか?
そこで近くの動物病院へ。
どうも、脱臼しているのではないかということで、獣医さんがレントゲン検査しようと後左足を伸ばすと外れていた関節がなんと入ってしまった。撮影では確認出来なかったが、ナナは何とか自力歩行を始めとりあえず「良かった、良かった」。
薬と絶対安静に!ということで、幼犬時に使っていたゲージを引っ張り出して、中に入れると、今まで家の中を自由気ままに動いていたのと違う環境にうるさく出せ!出せ!と主張する。
ところが、である。一度外れた関節は容易にまた外れるもの。外れては獣医さんのところでレントゲンを撮ろうとするが、その前に入ってしまうということの繰り返しが数度続いた。
しかし、ある日とうとう脱臼状態がレントゲンで撮影され、獣医さんから手術の話があった。
通常脱臼の場合、骨に人工の腱(糸)を通す方法と骨頭切除による方法があり、小型犬の場合は関節の骨頭切除で治すようで、この獣医さんも後者を薦める。
しかし、老犬なので手術は出来れば避けたい。そこで別の獣医さんにセカンドオピニオンを求めると、この獣医さんは二つの方法があると言う。
一つは、骨頭切除。もう一つは擬似関節が出来るまで待つ。
ナナの年齢を聞くと手術には多少二の足を踏むという獣医さんの話を聞き、我々は後者の擬似関節が出来るのを待つことに。
それまで、ナナはゲージの中での生活。
それから1ヶ月。
ナナは多少ビッコは残っているが、従前どおり元気に散歩に出かけ、美味しいものを食べていると飛んできて「私にも頂戴!」とせがむ様に。もちろんやりませんが。もともと、歳とともに腰が弱っていただけに、体重を落とすようにしないと。
手術しても多少のビッコは残るという獣医さんの話に、我々の選択は間違っていなかったと、喜んでいる次第です。
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