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旅行記、世相独言

第1回大阪ジャズウィーク 見砂和照と東京キューバンボーイズ

2010年11月01日 10時22分56秒 | イベント
(写真はクリックで拡大します)

第1回大阪ジャズウィーク  東京キューバンボーイズ  2010.10.31

 2010 LAWSON JAZZ WEEK at 森ノ宮ピロティホール


 10月25日の「熱帯ジャズ楽団with綾戸智恵」から始まった第1回LAWSON大阪ジャズウィーク、10月31日その締めくくりは新生「見砂和照と東京キューバンボーイズ」With豊岡豊&ディーバ・ノリコ。更にゲストは北浪良佳という異色の取り合わせ。

 しんがりの公演は「東京キューバンボーイズ」

 東京キューバンボーイズとしては、初の大阪単独公演。2008年11月に取壊し直前の大阪フェスティバルホールで「原信夫と#&♭」のさよなら公演にゲスト出演した際に新生・キューバンボーイズの大阪初お目見えではあるが。

 見砂直照と東京キューバンボーイズ

 そう!30年ぶりなんです、キューバンサウンドを生で聴くのは。東京嫌いの私が一つだけ好きなもの、それが見砂直照と東京キューバンボーイズ。今から50年前、大阪フェスティバルホールでの労音公演(確か500円)で情熱的な、かつ痺れるようなサウンドを体感し、その20年後の1980年同じくフェスティバルホールでの解散コンサートまで、幾度となくコンサートに足を運び、レコードやオープンリール・テープを買い漁って楽しませてもらったものだ。

 新生なった見砂和照と東京キューバンボーイズ

 5年前に見砂和照氏が父親の跡を継いで新生・キューバンボーイズを立ち上げられ、今回は初の単独公演。森ノ宮ピロティホールには私と同年代のファンで埋め尽くされ、先代の創り上げた音とリズムを感慨深く想い起こしつつ、新生キューバンボーイズの新鮮さも楽しんだコンサートであった。それというのも比較的初期のメンバー、トロンボニストの大高實氏、パーカッショニスト納見義徳氏等々がまだ現役で伝統の音を継承し、新しい20代のメンバーが新たな音をフージョンさせるという、これからが楽しみな構造がビルトインされているからだろう。「キューバン・ファンタジー」や前田憲男氏作曲の「MISAGO」
等の新しい曲も披露された。

 共演のラテンの歌姫「ディーバ・ノリコ」

 コンサートには、今年80歳になった豊岡豊氏も加わり、軽快な口調とパーカッションで我々を楽しませてくれた。また、往時の宝ともこを想い起こさせる豊かな声量とラテンの匂いがプンプンする歌声のディーバ・ノリコ、更に大阪音大出身、神戸シークィーンにも選ばれた美貌の持ち主かつ異色のジャズボーカリスト北浪良佳(私は彼女は艶っぽいラテンシンガーとしても適しているのでは?と思った次第)らも、このジャズウィークの閉めとなるコンサートを大いに盛り上げた。

 異色のジャズボーカリスト「北浪良佳」

 かつての東京キューバンボーイズは大阪を拠点にと言ってもいいくらい、大阪での公演が多かったように思う。ラテン気質の関西人、特に大阪人の気質が良く合うからだろう。
 隠れファンは東京を凌ぐほどいるのではなかろうか。年に何度か生でキューバンサウンドを聞ける機会を持ちたいと思うのは私一人ではなさそうだ。ただ、年配者の先代懐古ではダメで、例えば一般の数分の一の学生割引入場料とか、若い人たちにもっと接する機会を作って、あの情熱的な血を湧き立たせるような音と感激を提供して欲しいものである。


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