秋吉台・萩・津和野、60年ぶりの旅
(その2 秋芳洞、秋吉台)
2023.10.12-14
(写真はクリックで拡大します)
萩・津和野を中心に一人旅をしたのはおよそ60年前のこと。当時、山陰の小京都と宣伝されていた津和野は印象深い街であった。60年ぶりの再訪、大いに楽しみだ!
初日 :大阪‐新山口‐角島大橋‐元乃隅神社‐長門湯本温泉
二日目:長門湯本温泉‐秋吉台‐萩
三日目:萩‐津和野‐瑠璃光寺‐新山口‐大阪
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【2023年10月13日(二日目)】
《秋吉台・秋芳洞》
宿を午前9時に出発。長門から国道316号線で南下、美祢線おふく駅の手前から31号に入り40分ほどのドライブで秋吉台に。秋吉台観光交流センターに寄って、効率的かつ高齢者にとって楽な観光方法を聴取。結果、3ケ所ある秋芳洞案内所(正面入口、黒谷入口、エレベータ入口)のうち、エレベータ入口から入って洞内見物し、その後この入口に近いカルスト展望台、ジオパークセンターに寄って、カルストロードを経て萩に向かうのがいいのではと言うことに。
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秋芳洞の案内図 エレベータ入口(自家用車、高齢者にはおすすめ、大人1300円)
日本3大鍾乳洞は、龍泉洞、龍河洞、秋芳洞。学生時代に制覇したのだが、その頃は「あきよしどう」と言わず「しゅうほうどう」と言ってたように思うんだが。
日本最大の鍾乳洞の洞内観光コースは約1km、高低差40m、洞内温度はおよそ17℃と一定。他の鍾乳洞に比べとにかく広い。圧巻は百枚皿、千町田、千畳敷、そして黄金柱。 エレベータで一気に地下80mの洞内に降りて、まず百枚皿まで下り、引き返して黒谷支洞の五月雨御殿まで登り、およそ45分ほどで再びエレベータで地上に。
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洞内富士 百枚皿
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黒谷支洞入口の黄金柱(右:S42年3月18日の入場券) 巌窟王
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クラゲの滝登り マリア観音 前回は秋芳洞正面入口から
60年前は正面入り口から出入りした。既に黒谷支洞も発見されていたが、観光ルートになっていたかどうか定かでない。この黒谷支洞にも見るべきものが多い。つくづく思うが足腰元気なうちに旅行・観光はしたいものだ。
秋吉台は面積4502haの国定公園。3億5千年前南方の海で誕生したサンゴ礁が約8000万年の時を経て現在のカルスト地形を生んだと聞いてもピンとこない。
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ジオパークセンターで入手した資料より抜粋
秋吉台には、3つの巨大洞窟がある。秋吉台の北部から順に、地下を流れる川の最上流に景清洞、上流に大正洞、そして南部の下流の秋芳洞。下流ほど多くの炭酸カルシウムを含むので秋芳洞には鍾乳石が豊富に見られるようだ。
秋吉台の地下資源として約2億年前に石炭(無煙炭)が、約1億年間には奈良の大仏にも使われた銅など、炭田や鉱山跡がこの地域に残っている。
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カルスト展望台から広大な秋吉台が一望できるが、60年前の写真と比較しても草原の中の石灰石の露出が少ない。おそらく、山焼きからの経過時間の差によるものと介錯する。展望台のすぐ隣には、Mine秋吉台ジオパークセンターKarstar(カルスター)があり、資料や軽飲食(ソフトクリームが美味しい)を入手できる。先日、ブラタモリが当地を訪れ、収録し、10月21日に放映されるとの情報も得られた。
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カルストロードからの眺め 石灰石の露出は季節の差(左:今回10月 右:60年前の3月)
ここから萩まで秋吉台カルストロードを車窓に楽しみながら快適ドライブ。数年前に行った四国カルストを思い出す。およそ45分ほどで萩に到着。
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