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旅行記、世相独言

馬の配当と本場の烏龍茶 -厦門(大陸にあって台湾に一番近い町)―(異文化体験36 厦門の旅2)

2013年11月04日 21時06分39秒 | 異文化体験_アジア
(写真はクリックで拡大します)

馬の配当と本場の烏龍茶 -厦門(大陸にあって台湾に一番近い町)― 01.04.13~04.15


 東方(厦門)高爾夫郷村倶樂部と書いて、Orient (Xiamen) Golf & Country Club。ホテルから約20分で東方GCに到着。1998年に中国で初めてアジアPGAトーナメントが開催された由緒あるゴルフ場だ。

          
          東方(厦門)高爾夫郷村倶樂部(1998年中国初のアジアPGAトーナメント開催コース)

 スタートは9時。幸い空いている様で1.5ラウンドの予定が組まれている。我が組は3人でのラウンドとなったが、キャデイが夫々に付く。
 小生のキャデイは男の子。英語が少し話せるようなのでゴルフをするのかと聞くと「少し」と答える。プロの名前を知っている所をみると結構TVを見ているようだ。他の2人は若い女性であるが、プレイする本人達以上にキャデイ達が熱くなって応援する。
 どうもキャデイ達の間で我々プレイヤーに対する賭けが成立しているようだ。小生がバーデイチャンスにつけると、グリーン上でパッテイングラインを事細かに(合っていない場合が多いのだが)教えようとする。外そうものなら大変である。
 結局1.5ラウンドで私のキャデイ君は少し儲けたようだ。走った馬に対する配当のない賭けであった。

          
                    濱北舒友海鮮大酒楼(大きな水槽に様々な海鮮素材が出番を持っている) 

    海鮮料理店の若いウェイトレスたち


 夕刻、昨夕同様、別の海鮮料理屋(濱北舒友海鮮大酒楼)で宴席となる。 まるで水族館のような海鮮酒家である。値段も安い。

 宴席後はホテルに戻って自由行動。昨日の女性達が食後の自由時間を案内してくれるという。私の案内役の女性は昨日のTシャツ、Gパン姿とは打って変わって、ピンク色のラメの入ったノースリーブに同色のスカーフを巻いて、白のパンタロン姿とどこかのお嬢様風のいでたちである。

  厦門国際会議場兼展示場

 厦門には「鷺島」「鷺洲」という別名があり、かつて白鷺が生息していたようだ。白鷺洲公園一帯はダウンタウンとなっており、市政府広場周辺の建物がライトアップされ、音楽噴泉では水柱と軽やかな音楽が楽しめる。しかし、1.5ラウンドが身体に効いたのか、あまり遅くまで動き回る者も少なく、F会長と共にホテル前の果物屋で南国の果物を買い込んだ後、ホテルのラウンジで中国娘達とおしゃべりでひと時を過ごす。


 福建省は烏龍茶の主要な産地。緑茶、紅茶、烏龍茶が世界3大茶と言われる。緑茶は茶摘直後に殺青(加熱)して酸素を殺した不醗酵茶、紅茶は殺青せず萎凋(しおらせる)し、醗酵させて作る。烏龍茶はその中間で、茶摘後2日間ほど萎凋してから醗酵させ、殺青して醗酵を止めた半醗酵茶である。烏龍茶は俗称で、正式には青茶というらしい。福建省には有名な武夷山があり、天心岩の名樹の茶葉はgあたり数十万円の値がつくという。

          
 (左)世界最高級の烏龍茶を産する武夷山          (右)福建省は烏龍茶のメッカ、あるお茶屋さんの茶芸


 空港への帰路、新雲香茶芸園という鉄観音茶の老舗の店に寄る。「玉露観音(石菊茶)」「金観音」「銀観音」「ジャスミン観音(千里香)」「観音茶王」等々、「茶芸」と共にこれらのお茶の紹介、売り込みが始まる。

  コロンス島から見た厦門の町
 

 厦門は、天気の良い日には台湾本土を望むことが出来る大陸にあって台湾に一番近い都市であり、また「客家」の里、広東省梅州市にも近く、中国とは思えない綺麗な街並みや西欧風の観光資源等を有している。今後の更なる経済発展、観光発展が期待される面白い街であり、また是非訪れたい所である。


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