散歩者goo 

タイトルのgooは、同名のHPやブログと区別の為付けてます。HPの「散歩者」はこのブログ筆者の私とは全く無関係です。

121009火 (26/18晴 同窓会)

2012年10月10日 14時38分07秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
昨日は、中学校の同窓会の日だった。
出かける前に、どんな格好で行ったらよいか迷った。
私の中学校のクラスの同窓会は、どういうわけかほとんどの場合、歩くコースが組み入れられている。
70歳に近づくと、体力に大きな差も出てくる。
中には、杖をついている人もいるが、その人たちのペースに合わせてみんな歩く。

そのようなことを思い起こし、ハイキングコースは行かないだろうから、Gパンではなく普通のスラックスに運動靴で、上はワーキングウエアでは暑すぎるので、Tシャツの上に、ストライプの線の入ったYシャツを羽織ることにした。
この格好だと、汗をかけばYシャツを脱いでTシャツだけになればよい。
朝に昨日記を書いた後、すぐにその服装に着替えて家を出た。

待ち合わせ場所の南海電車なんば駅の改札口に行くと、中学時代の同級生がいた。
平日ということもあり、出席者は10人だった。

毎年会っているが、一年ぶりに会うとほとんどの人の顔を忘れかけていた。
しかし、少し話をするとすぐに昔の面影を思い出す。
去年の顔を忘れていても、昔の面影は鮮明に記憶していて、老けた顔になっても中学生のときの面影は残っているのだ。
私以外は、既婚でほとんどの人に孫がいる。

彼らに今日の行き先を問うと、岸和田に行くらしいという話しで、誰も詳細は知らなかった。
幹事の女性のKさんがホーム内の改札口に現れ、岸和田の一つ先の切符を購入して、ホームに入ってくれというので皆指示に従った。
昔、二色浜の海水浴場には、よく行ったが、岸和田市内に入るのは初めてだ。
特急電車で岸和田まで行き、普通に乗り換え一つ先の駅の蛸地蔵駅で降りた。

駅舎は、創建当時の面影を残したレトロで瀟洒な雰囲気の駅だ。
そこから、大庭園のある旧家を改造した宴会場まで、戦前の城下町の面影を残す民家の間の曲がりくねった路地を歩いた。
すでに何度も同窓会を重ねているので、お互いの消息はおおよそ分かっているので、話題は町の景色や、路地の植木や花のことが話題になった。
趣味で、畑やガーデニングをしている人も何人かいたようだ。
町屋の続く路地を通り抜けると、岸和田城の堀に出た。
堀に面した高校の隣に、宴会場があった。

古い大邸宅を利用した宴会場で料理を味わい、酒を楽しんだが、半数以上の参加者は体に故障を抱えていて、飲酒を節制しているようで、若い頃のようにがぶ飲みして、気勢を上げることはなく、和やかな感じで宴会は終わった。
威勢のよさそうな男性のクラスメート逹の参加が少なかった事も、多少影響しているのだろう。
宴会中に話題になった話を聞くと、それぞれ自分や家族の健康の話題が多かった。

今回の同窓会の参加舎は、大企業の退職者が多く、かなりゆとりのある生活をしていて、ゴルフ三昧や旅行やグルメを楽しんでいる人も多かったが、それでも時間をもてあましている人もいた。

今回の同窓会で気になったことが2つあった。

一つは、時間をもてあますということである。
時間をもてあますということは、打ち込めるものが無いということでもある。
よく言われるが、老後の生きがい(趣味等自分が打ち込めること)を若いうちに身に着けるということは、本当に必要なことだと思う。
定年退職後に、お金があって生活に困らなくても、四六時中やることもなく、ただなんとなく時間を過ごすということは、退職前に仕事で活躍していた人ほど、耐えられないことになると想像できる。
その点女性の場合は、家事以外にもおしゃれやおしゃべり、その他楽しむことが男性より多く見受けられるので、するべきことがあるのでそのようなことを余り感じていないように見える。
老後の生きがいは、自分で見つけるしかないのである。

もう一つは、ほとんど参加者は、運動や栄養に関して無関心だったことだ。
人生を楽しんだり、生きがいを見つけるにも、基礎となる体や頭がさび付いたり故障しているようでは、楽しむことも出来ない。
私は、運動や栄養の大切さは身にしみて感じているし、頭も肉体も使わなければ確実に錆付く廃用症候群のことを知らなさ過ぎると思っている。
老後を、ただ楽をしてゆったりとした時間を過ごしていると、死期を早め、もっと面白いことやわくわくする楽しいことが体験できる機会を、自分で放棄することになると思っている。
健康情報や、運動する機会はどこにでもあるし、散歩やジョギング・ランニングは、運動靴さえあれば、いつでもはじめられる。
運動は、頭にもいい影響を与えるといわれている。

宴会も終わってから、宴会場の庭園を散策した。
いい庭園なのだが、池はあっても山には水が少なく、京都の寺院の庭園のように苔があってしっとりしているといった感じが無い。
茶室もあるが、本格的に使っているのだろうか。
もっと、打ち水等の日常の手入れをすれば、よくなるのに残念だと思った。

宴会場を後にして岸和田城の周囲を回った。
岸和田城は、小さいが美しい城である。
お城の近くのだんじり会館に行った。
だんじりの実物や、だじり祭りの様子や、だんじりの歴史や、屋台の彫刻や、はっぴが展示されていた。
岸和田のだんじり祭りの初めの江戸時代の頃は、屋根も無い台車に太鼓を積んで打ち鳴らして回る簡素なものだったらしい。
それが時代を重ねるにつれ、屋根がつき、お囃子もつき、屋台に彫刻が彫られ豪華になって行ったようだ。
ただ、余りだんじりに興味の無いものにとっては、少し退屈であった。

帰りは、南海電車の岸和田駅まで歩き、途中朝ドラの「カーネーション」の舞台になった商店街を見て歩き、コシノ洋装店?の前も通り、その近くにあった「カーネーション」関係のものを展示してある店舗?も見た。
その後岸和田駅で解散したが、昨日は天気もよく、よい同窓会だった。

コメント